おばあちゃんは沖縄喜劇の女王、仲田まさえさんが「家族愛から生まれた」メジャー初のソロ・アルバム「まさえ自慢のうちなーソングス」をリリース
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おばあちゃんは沖縄喜劇の女王、仲田まさえさんが「家族愛から生まれた」メジャー初のソロ・アルバム「まさえ自慢のうちなーソングス」をリリース

沖縄の人なら誰もが知っている喜劇の女王・仲田幸子さん。彼女が主宰する劇団「でいご座」の舞台に立ち、「仲田幸子芸能館」では沖縄民謡ショーに毎晩出演しているのが幸子さんのお孫さんにあたる仲田まさえさんです。

そのまさえさんが、メジャー・レーベルから初めてのソロ・アルバム「まさえ自慢のうちなーソングス」を発表しました。そこで、沖縄一の有名人を祖母に持ち、祖母と同じ芸の道を歩むまさえさんにお話を伺いました。

沖縄ではつねに家族が一緒にいる

「高校生の頃、友達とバービー・ボーイズのコピーバンドをやっていたことはありましたけど、今のように沖縄の歌を意識して歌うようになったのは20歳になっておばあちゃんと一緒に舞台に立つようになってからですね。沖縄のお芝居には歌が絶対に必要で、歌によってセリフを伝えたりします。それで、りんけんバンドやネーネーズを聴くようになり、その影響を受けて沖縄民謡が好きになりました」

沖縄の歌姫 仲田まさえさん

まさえさんが毎晩出演しているのは那覇市の繁華街にある民謡居酒屋「仲田幸子芸能館」。そこでは祖母の幸子さんが座長となって母親、叔母さん、まさえさんが芝居を見せ、いとこ夫妻、妹が店を切り盛りしています。

「沖縄は家族愛がとても強いところです。ウチのように家族全員で仕事をしている人が多いですし、人手が足りないと他人を募集するのではなく、親戚の中から探します。つねに家族一緒にいるのが沖縄では当たり前のことなのです」

おばあちゃんと一緒の舞台に立てる幸せ

まさえさんが物心ついた時、幸子さんはすでに喜劇役者として活動していました。その存在は、まさえさんにとってもちろん大きなものでありましたが、特に意識したこともプレッシャーになったこともなかったと、まさえさんはいいます。

「一緒に舞台に立つようになっても、おばあちゃんから厳しく芸の指導を受けたとか、演技を叩き込まれたとかそういうことは一度もありません。おばあちゃんが私に言ったのは『私の芸を見て覚えなさい』『その役になりきりなさい』ということだけで、細かいことは一切言いませんでした。おばあちゃんが舞台に出てくるだけで、みんな笑うんです。何か嫌なことがあっても、おばあちゃんを見ると吹き飛んでしまうんです。すごいなあと思いますね」

芝居の台本はありません。祖父の龍太郎さんが書いた脚本を、稽古の時に幸子さんが全て口伝えで劇団員に指示します。そして、その日に上演する演目は、芝居の前に幸子さんがお客に挨拶をして、その時の雰囲気で決めるのだそうです。

「毎日、直前にならないと何をやるのか分からないので大変ですけど、おばあちゃんと一緒の舞台に立てる喜びのほうが大きいですね。いつまでも一緒におばあちゃんとやっていきたいと思っています」

アルバムを聴いて元気に

今回のまさえさんのソロ・アルバム「まさえ自慢のうちなーソングス」は仲田幸子芸能館での演奏レパートリーから特にリクエストの多い曲を選んで収録したもの。「安里屋ユンタ」「ハイサイおじさん」「三線の花」など沖縄を代表する曲の他、オリジナルの「おばあちゃんの花」も収められています。

「今回のアルバムには、おばあちゃんも母の明美もお囃子で参加してくれています。おばあちゃんにとっては81歳にして人生初のスタジオ録音だったこともあり、ノリノリで楽しんでいましたね。家族みんなで作ったアルバムという感じがします。お店に来たお客さんは誰もが必ず『おばあちゃんから元気をもらったよ』といって帰っていくんです。このアルバムを聴いた人も元気になってくれれば嬉しいですね」

■まさえ自慢のうちなーソングス/仲田(なかだ)まさえ
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-3097/

2014年9月10日 on sale / KICS-3097
定価:¥2,400+税 / 発売元:キングレコード

プロデュースはDJ SASAさん

「まさえ自慢のうちなーソングス」の制作を担当したのがDJ SASAさんでした。

そもそも2人の関わりはSASAさんがプロデュースした、さまざまな楽曲を沖縄テイストでカバーする「んちゅシリーズ」の第1作「ジブリんちゅ」のメインボーカルとして、まさえさんを起用したことから。今回のアルバムもSASAさんの企画で実現の運びとなりました。

沖縄観光 & お土産CDのパイオニアDJ SASAさん

「3年前に共通の知り合いがいて紹介されました。いきなりジブリ映画のテーマ曲を沖縄風に歌ってくださいと言われてビックリしましたけど、その出来のよさにまたビックリしてしまいました。今回のアルバムもSASAさんのおかげでとてもいい仕上がりになりました」(まさえさん)

「沖縄には島時間というか、沖縄ならではのゆったりとした時間の流れがあります。今回のCDは生音で作っていますので、ビーチでのんびりする時のBGMとして聴いていただくのもいいかもしれないですね」(SASAさん)

おばあちゃんの元気が全ての源

最後に、まさえさんにとって「私によくて、世界にイイ」ことは何かをお聞きしてみました。

「私にとっては、おばあちゃんの元気が全ての源になっているような気がします。家族でお芝居を見に来ると、意味が分からない小さな子供も、おばあちゃんを見て笑っているんです。言葉が通じないはずの外国人もそう。おばあちゃんは誰にも分け隔てなく元気を与えてくれるんです。そんなおばあちゃんのようになれれば、私によくて世界にもいいと思いますね」

仲田まさえLIVE info

日時: 2015/2/7(土)開場 / 18:00 開演 / 19:30

場所:オキナワAサインバーKOZA (愛知県名古屋市中区錦2-5-31長者町相互ビルB1)

料金:前売¥2,500 当日¥3,000 (別途 1ドリンク&1フード)

予約問い合わせ:オキナワAサインバーKOZA 052-221-5244

インタビュアー 清水 一利(しみずかずとし)
55年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、79年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。86年、同社退社後、87年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。12年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、13年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

清水 一利

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