6月30日はビートルズ来日公演の日、世界で絶賛させたジョン・レノンのトリビュート・ショー「LENNON」チケット発売開始! いよいよ12月に日本初上陸!ジョン・ウォーターズとスチュワート・ダリエッタの2人によって繰り広げられるステージ
INFORMATION
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
5,561 view
6月30日はビートルズ来日公演の日、世界で絶賛させたジョン・レノンのトリビュート・ショー「LENNON」チケット発売開始!

1962年、イギリス・リヴァプールで誕生した伝説のバンド「ビートルズ」。そのメンバーとして数多くの名曲を世に送り出したのがジョン・レノンです。1980年12月、40歳の若さで凶弾に倒れてから35年が経った今でも、ジョンは世界中の人々に愛され、影響を与え続けています。

そのジョンのトリビュート・ショーとしてアメリカやイギリス、オーストラリアなど世界各国で絶賛された「レノン」がいよいよ日本初上陸、12月8日から13日まで東京・六本木のEXシアター六本木で上演されることになりました。

ジョンの人生を深く顧みるステージ

「レノン」はジョン・ウォーターズ(ボーカル&ギター)とスチュワート・ダリエッタ(ボーカル&ピアノ)の2人によって繰り広げられるステージです。

そこではジョンの楽曲の数々を紹介しながら、ポール・マッカートニーとの確執、インドの思想家マハリシ・マヘシ・ヨギへの傾倒、ビートルズの解散、オノ・ヨーコとの出会いと彼女とともに行った数々の平和活動など、ジョンの人生についてウォーターズは一人称で語ります。

それはニューヨーク・タイムズ紙が「ジョン・レノンの人生を深く顧みる、一瞬一瞬を大切に味わうステージ」と評した、観る者の心を深く揺さぶる、ジョンの魂が蘇えるステージ。ファンならずとも必見といえるでしょう。

ジョン・ウォーターズ(ボーカル&ギター)

スチュワート・ダリエッタ(ボーカル&ピアノ)

日本を愛し、日本に影響を受けたジョン

世界のスーパースターで、ジョン・レノンほど日本を愛し、日本に影響を受けたアーティストはいません。

例えば、1970年に発表された、ビートルズ解散後の初のソロアルバム「ジョンの魂」は俳句の影響を強く受けた作品といわれています。事実、同アルバム発表直後の1971年1月に来日した際、ジョン自身もインタビューに答えて、

「俳句は、僕が今まで読んだ詩の形式の中で最も美しいものだ。 僕の作品は今後、より短く、そして、より簡潔になっていくだろう」

とのコメントを残しています。

また、京都・嵯峨野の旅館にヨーコとお忍びで泊まった時、ジョンは色紙に、

On a long spring day echoes heard in corner of Kyoto

という英語の俳句を残しています。

これは与謝蕪村の作品「遅き日や 谺(こだま)聞こゆる 京の隅」をジョン自身が英訳したもの。日本人でもなかなか知らない俳句をジョンが知っていたということだけでも、俳句に対するジョンの造詣の深さがうかがえるようです。

一時はドラッグに溺れたジョンが立ち直り、その後「Love&Peace」、「愛と平和」を掲げて活動した背景には、ジョンが日本から学んだ精神や文化、日本の心が影響していたのかもしれません

東京に、軽井沢に、今も残るジョンの想い出

最愛の妻オノ・ヨーコと結婚した後、ジョンはたびたび日本を訪れ、特に1977年から79年にかけてはヨーコ、息子のショーンとともに東京や京都、さらには小野家の別荘があった軽井沢で日本を満喫しています。

その時のジョンの足跡を今も大事にしているところがあります。

 

東京・東銀座の喫茶店「樹の花」に突然、ジョン&ヨーコ夫妻が来店したのは同店オープンの4日目、79年8月20日のことでした。息子ショーンが映画を観ている間、2人での時間を過ごすために、たまたま同店を訪れたのでした。

ジョンはコーヒー、ヨーコは紅茶を飲みながら静かに語り合っていたそうです。店の入り口には2人のサインが飾られ、その時座った席も当時のままに保存され、今でもファンの人たちがジョンを偲んで来店しています。

 

軽井沢では、当地を代表するクラシックホテル「万平ホテル」がジョンのお気に入りの場所でした。ジョンはしばしばここを訪れ、ジョンの希望で作られた、当時メニューにはなかったロイヤルミルクティを飲みながら、カフェテラスで寛いでいたそうです。

ホテル内にはジョンが弾き、欲しがったといわれるレトロなピアノが今も残されています。当時ジョン一家が滞在していたのはアルプス館128号室。つねに予約でいっぱいですが、ファンなら一度は泊まってみたいものです。

「レノン」のチケットは全席指定で7500円(税込・未就学児入場不可)。6月30日から発売が開始されます。

問い合わせはキョードー東京0570・550・799(平日11時~18時・土日祝10時~18時)へ。

 

■web受付はこちら
http://lennon2015.jp

記者 清水 一利(しみずかずとし)
1955年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、1979年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。1986年、同社退社後、1987年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。2012年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、2013年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

清水 一利

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【ethica Traveler】連載企画Vol.4 宇賀なつみ (第3章)アリス・ウォータースの哲学
独自記事 【 2024/2/28 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【ethica Traveler】連載企画Vol.3 宇賀なつみ (第2章)W サンフランシスコ ホテル
独自記事 【 2024/2/14 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.2 宇賀なつみ (第1章)サンフランシスコ国際空港
独自記事 【 2024/1/31 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【Earth Day】フランス商工会議所で開催するイベントにてethica編集部が基調講演
イベント 【 2023/4/3 】 Work & Study
来たる4月22日は「アースデイ(地球の日)」地球環境を守る意思を込めた国際的な記念日です。1970年にアメリカで誕生したこの記念日は、当時アメリカ上院議員だったD・ネルソンの「環境の日が必要だ」という発言に呼応し、ひとりの学生が『地球の日』を作ろうと呼びかけたことがきっかけでした。代表や規則のないアースデイでは、国籍や...
SDGsやエシカルについて学べるインターネット教養番組のシーズン3がスタート!
独自記事 【 2023/10/10 】 Work & Study
持続可能な開発目標(SDGs)が国連サミットで採択された2015年から8年。サステナブルやSDGsといった価値観は耳に馴染んできたものの、まだまだ知らないことがたくさんありそうな奥の深い世界です。エシカでは、「森キミ」ことモデルの森貴美子さんと、環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが共演するSDGsやエシカルに...
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(序章)と(第1章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/17 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開しています。今回は、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える」の序章と第1章についてのあらすじと見どころをお届け!(記者:エシカちゃん)
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(第2章)と(第3章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/24 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開中。さまざまなメディアから少しずつ情報を得、それをパズルのように組み合わせてひとつのストーリーを見出す、新しいメディア体験です。 今回は、前回に引き続き、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビュ...
【エシカ独占インタビュー】宇賀なつみ 初エッセイ本『じゆうがたび』刊行記念
独自記事 【 2023/6/19 】 Work & Study
先月、長らく続いていた新型コロナウイルス感染症が5類感染症の位置付けとなったことで、ようやくマスクをはずして外出や旅行に繰り出す人々が増えてきました。旅行や観光業界の中では、近年世界中で注目されているものに「ウェルネスツーリズム」(※)というものがあります。そのトレンドを大々的にピックアップしたイベント、「ウェルネスツ...
SDGsやエシカルについて学べるインターネット教養番組のシーズン2がスタート!
独自記事 【 2022/11/7 】 Work & Study
持続可能な開発目標(SDGs)が国連サミットで採択された2015年から7年。サステナブルやSDGsといった価値観は耳に馴染んできたものの、まだまだ知らないことがたくさんありそうな奥の深い世界です。エシカでは、「森キミ」ことモデルの森貴美子さんと、環境系エンターテイナーのWoWキツネザルさんが共演するSDGsやエシカルに...
テーマは、ナチュラルモダン『自立した女性』に向けたインナーウェア デザイナー石山麻子さん
独自記事 【 2022/9/19 】 Fashion
株式会社ワコールが展開する、人にも自然にもやさしいを目指すインナーウェアライン「ナチュレクチュール」。オーガニックコットン100%のラインアップが注目を集め、肌あたりやシルエットの美しさが話題になっています。その期待に応える形で、今年9月に新作グループも加わりました。やさしさを突き詰めた製品は、どのような想いや経緯から...
幸せや喜びを感じながら生きること 国木田彩良
独自記事 【 2021/11/22 】 Fashion
ファッションの世界では「サステナブル」「エシカル」が重要なキーワードとして語られるようになった。とはいえ、その前提として、身にまとうものは優しい着心地にこだわりたい。ヨーロッパと日本にルーツを持ち、モデルとして活躍する国木田彩良さんに「やさしい世界を、身に着ける。」をテーマにお話を聞いた。
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【Prologue】
独自記事 【 2021/3/1 】 Health & Beauty
20年以上、トップモデルとして活躍。究極の美の世界で生きてきた冨永愛さん。ランウェイを歩くその一瞬のために、美を磨き続けてきた。それは、外見だけではない。生き方、生き様をも投影する内側からの輝きがなければ、人々を魅了することはできない。「美しい人」冨永愛さんが語る、「“私(美容・健康)に良くて、世界(環境・社会)にイイ...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】
独自記事 【 2021/3/29 】 Health & Beauty
ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。  美しいひとが語る「モデル」とは?
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
東京マラソンと東レがつくる、新しい未来
独自記事 【 2022/5/2 】 Fashion
2022年3月6日(日)に開催された東京マラソン2021では、サステナブルな取り組みが展開されました。なかでも注目を集めたのが、東レ株式会社(以下、東レ)によるアップサイクルのプロジェクトです。東レのブランド「&+®」の試みとして、大会で使用されたペットボトルを2年後のボランティアウェアにアップサイクルするとい...

次の記事

世界や日本中を旅しながら日本の伝統文化を世界に伝える、中田英寿さん。 日本酒や伝統工芸品など“日本のモノづくりの魅力”を世界に広く発信するプロジェクト
世界と幸せをわかちあうエシカルウエディング、心のこもったドレスやアクセサリー 「ピープル・ツリー」2015年春夏コレクションよりウエディングドレスのご紹介

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます