先日、イケア・ジャパンの2016年度の事業戦略と新商品に関する記者発表会が開催され、多くの記者が集まりました。
会場となった東京・東品川の寺田倉庫6階スペースには、家庭のリビングやダイニングが再現され、イケアのホームファニッシングの数々を使った快適な生活提案がされていました。
写真(上) 「ひとりでやっていたことを、みんなでやってみる。」「ダイニングが楽しいと、家はもっと楽しい。」「出かけるよりも、楽しいかも。」をテーマとした劇中のシーン。
先日、イケア・ジャパンの2016年度の事業戦略と新商品に関する記者発表会が開催され、多くの記者が集まりました。
会場となった東京・東品川の寺田倉庫6階スペースには、家庭のリビングやダイニングが再現され、イケアのホームファニッシングの数々を使った快適な生活提案がされていました。
記者発表会の冒頭には、 代表取締役社長が「2016年度のビジネス展開案」について説明、9月1日からの新年度の事業形態を「マルチチャンネル・リテーラー」、すなわち「多様な流通チャンネルを持つ事業」に拡大し、成長戦略を展開していくことを発表しました。
これまでイケア・ジャパンは国内に8つの大型店舗を持ち、それらを中心にしたビジネスを展開してきました。今後は「より快適な毎日をより多くの方々に」とのビジョンをよりいっそう実現するため、熊本に10月オープンする予定の、従来ストアの10分の1サイズの新フォーマットの店舗と、これまでの伝統的な大型店を踏襲する東海地方初のイケアストアである愛知県長久手市の店舗が、事業戦略の柱となります。
長久手市の店舗は環境配慮型の店舗であり、国内の商業施設では最大級の規模となる1メガワット級の太陽光発電に加え、地中熱システムを採用。店舗のエネルギー消費を最低30%以上削減することを目指すとともに、緑豊かな長久手市の自然にマッチするよう、在来種を中心とした高木を他店舗の倍以上導入し、サステナブルなつくりにする計画になっています。
イケア・ジャパン 代表取締役社長 ピーター・リスト氏
また、リスト社長はイケアの商品についても話を進め、その中で、
「イケアの商品は全て『デモクラティックデザイン』をベースに開発されています。『デモクラティックデザイン』とは一部の人たちだけではなく、誰にも受け入れられるもので、①形の美しさ、②機能、③品質、④サステナビリティ、⑤低価格 の5つの基準が一つでも欠けていると商品化されません」
ともおっしゃっていました。
今回、イケア・ジャパンではニューヨーク、ロンドン、パリ、ストックホルム、東京など世界9都市で18~60歳の男女合計約9500人を対象に「食環境と食習慣に関する調査」をインターネットを通じて実施しました。
その結果、東京の人たちは食に対してこだわっていますが、家族と一緒に食事を楽しむ機会が他の都市の人々に比べて少ないことが分かりました。
そこで、今後、イケアではダイニングとフードにフォーカスしていくことも合わせて発表しました。
■イケア・ジャパン 東京を含めた9都市で 「食習慣と食環境についての調査」を実施http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000006550.html
記者発表会では、「ひとりでやっていたことを、みんなでやってみる。」「ダイニングが楽しいと、家はもっと楽しい。」「出かけるよりも、楽しいかも。」をテーマとした劇も展開。
キャンプが中止となり、子供達が残念がっていたところ、パパに良いアイディアが!
いつもママが一人でやっている、お料理を準備から、家族みんなでやる事になりました。
ダイニングを、まるでアウトドアの様に、家族で楽しんでコーディネート!
子供たちも、大喜び!「みんなで、やるとお家も楽しい」大成功!
これについて、インテリアデザインマネジャー 竹川倫恵子さんは、
「食卓を囲むというのは食べるだけではなく、そこまでの準備やその後の片付けなどのプロセスが大切です。例えば、子供がいれば、一緒に食事の準備をしたりすれば生活がより楽しくなります。イケアは、そうした生活に役立つ商品を積極的に提案していきたいと考えています」
イケア・ジャパン インテリアデザインマネジャー 竹川倫恵子氏
また、フードマネジャー 佐川季由さんは、
「今回『デモクラティックデザイン』のフィロソフィを使って、ひよこ豆、ニンジン、トウモロコシなどが詰まった万能食品『ベジボール』を開発しました。これはカロリーを抑えた体にとても優しい商品です。しかも『カーボンフットプリント』(ライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み)は従来の20分の1で開発しました。イケアは、食でもより快適な生活をより多くの人に提案できると考え、おいしいだけではなく、ヘルシーでサステナブルな商品を今後も提供していきます」
と説明していました。
イケア・ジャパン フードマネジャー 佐川季由氏
ーーBackstage from “ethica”ーー
記者発表会では、「ひとりでやっていたことを、みんなでやってみる。」「ダイニングが楽しいと、家はもっと楽しい。」「出かけるよりも、楽しいかも。」をテーマとした劇も展開。何気ない日常をポジティブに楽しむ。というメッセージがこめられ、食卓を囲むプロセスも楽しもうとう提案がありました。この週末に家族で、お家でアウトドア気分を楽しんでみるのは如何でしょうか。
記者 清水 一利(しみずかずとし)
1955年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、1979年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。1986年、同社退社後、1987年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。2012年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、2013年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp
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