チェコの観光都市と言えば先ずは「百塔の街」の異名を持つ、チェコ共和国の首都プラハ。中世からの戦禍、ナチスドイツの支配、プラハの春と激動の時代を繰り返しながらも破壊されずに残った千年の都。世界の人々を魅了し続けています。
そのプラハはさておき、今回は知られざる第二の観光名所の「オロモウツ」をご案内します。
写真提供:チェコ政府観光局
チェコの観光都市と言えば先ずは「百塔の街」の異名を持つ、チェコ共和国の首都プラハ。中世からの戦禍、ナチスドイツの支配、プラハの春と激動の時代を繰り返しながらも破壊されずに残った千年の都。世界の人々を魅了し続けています。
そのプラハはさておき、今回は知られざる第二の観光名所の「オロモウツ」をご案内します。
チェコ共和国の東部、モラヴィア地方の中部に属する歴史の街、オロモウツ。この街は、そのバロック遺産、民族伝統、地域名産料理の他、チェコ有数の学生街としての豊かな文化生活でも知られています。オロモウツは観光客で込み合うことのない穴場の名所ですので、ゆっくりと街の雰囲気が満喫できます。しかもプラハから列車で2時間という便利さ。チェコ政府観光局が推薦するのも良くわかります。
写真提供:チェコ政府観光局
オロモウツでは、17~18世紀の芸術様式・バロックを、街のいたるところで見出すことが出来ます。バロック様式は、ユネスコ世界文化遺産に登録されている建築物は勿論、市内の宗教建築物、そして街の要塞にも深く刻みこまれています。数ある名所旧跡の中でもオロモウツを代表するものと言えば、バロックの聖三位一体柱。高さ35mのこの彫像は、チェコ国内で最も背の高い彫刻作品とされています。
オロモウツは、バロック期にその最盛期を迎えました。その当時の様子はバロック様式の噴水に装飾された6体の個性的な像に反映されています。中でも最大の像は、伝説上のオロモウツの創始者、古代ローマのガイウス・ユリウス・カエサル皇帝をかたどったものです。オロモウツでは、ヨーロッパで類を見ない高密度で噴水が並び、市民の憩いの場になっています。
同じく重要なバロック建築物としては、街を見下ろすスヴァティー・コペチェク(聖なる小丘の意)に聳える協会が挙げられます。これは聖母マリア訪問教会と名付けられたバロック式バリシカで、内部の装飾の美しさは圧巻と言われています。ここは重要な巡礼地でもあり、毎年多くの巡礼者がこの地を訪れています。
さて、次は食べ物のことを紹介しましょう。
写真提供:チェコ政府観光局
オロモウツのトヴァルーシュキは、独特の強い香りで知られるチーズ。欧州原産地名称保護制度で保護されるほど、重要な地域名産品となっています。オロモウツのトヴァルーシュキを地元のビールと一緒に食べれば忘れられない思い出となるでしょう。
チェコのバロック遺産の珠玉・オロモウツは毎年7月、バロック風合いに彩られます。オロモウツのバロックの祭典では、旧イエズス会修道院敷地内で上演されるバロックオペラや、バロック様式の教会や礼拝堂を巡るガイドツアーが楽しめるようです。秋になると、オロモウツ市内とその周辺地域では数多くの伝統的祝祭が催されます。色とりどりの民族衣装に身を包んだ人々のパレードや、伝統的な楽器の演奏を通してモラヴィア・ハナー地方の色濃い伝統に触れることが出来るそうです。
写真提供:チェコ政府観光局
写真提供:チェコ政府観光局
オロモウツへのアクセスはプラハから列車が便利と前にいいましたがその他詳しい情報については以下のURLでご覧ください。
http://jizdnirady.idnes.cz/vlakyautobusymhdvse/spojeni/
なお、オロモウツへ行った際は観光客用の便利な「オモロウツ リージョン カード」がある様です。詳しくは以下のURLでご覧ください。
http://tourism.olomouc.eu/tourism/olomouc-region-card/ja
この夏、素晴らしい旅に出ることが出来れば最高ですね。
今年がダメなら、来年もあります。
ーーBackstage from “ethica”ーー
チェコへは二度ほど行ったことがあります。最も二度ともプラハのみで今回のオロモウツは知りません。チェコの代表的な作曲家、スメタナの「わが祖国」第2曲“モルダウ”と言う川はどこかと探しましたが見つかりません。実はプラハでは“ヴルタヴァ”と呼ばれモルダウはそのドイツ語だと知りました。今から考えると懐かしい思い出です。
ペンネーム:T.J
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
いいねしてethicaの最新記事をチェック
フォローしてethicaの最新情報をチェック
チャンネル登録して、ethica TVを視聴しよう
スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます