毎年の進化が楽しみな【エコプロ】。19回目のテーマは“持続可能(サスティナブル)な社会の実現に向けて”
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毎年の進化が楽しみな【エコプロ】。19回目のテーマは“持続可能(サスティナブル)な社会の実現に向けて”

毎年12月に東京ビッグサイトにて開催される【エコプロ】(ethica参考記事:2016年12月12日版2015年12月12日版)。2017年で19回目の開催となり、出展企業数、来場者数ともに増加しています。いまや多くの人が関心を寄せるエコロジー関連ですが、今回の展示会では記者がとくに注目した展示ブースとその取り組みについて伺ってきました。

再生可能エネルギーの開発をわかりやすく説明。(株)洸陽電機「エネルギーの歴史」ムービー

まずは、エネルギーの歴史から未来の目標まで分かりやすく解説されたムービーをご覧ください。「再生可能エネルギー」や「SDGs」への取り組みの必要性がよくわかり、【エコプロ】の開催意義がより明確になります。また、エネルギーの歴史は人類の歴史であることも理解でき、子どもと話し合うきっかけにもなります。ちなみに、このムービーを制作したのはエコプロ2017年にも参加した洸陽電機です。

エコと豊かなくらしをサスティナブルに両立。花王(株)の取り組みとは?

石鹸、洗剤、シャンプー、スキンケア、コスメなど、花王ブランドにお世話になっていない生活者はいないのでは?と思えるほど生活に密着した製品を生み出し、愛され続けている企業。エコへの取り組みも、その企業規模にふさわしい壮大かつ緻密なものでした。

なかでも特筆すべきはリサイクルへの取り組み。つめかえ製品など、環境に配慮した開発を進めているのはもちろんですが、使用後のパッケージの行方まで考慮した製品作りを展開しています。

そして、今回の花王ブースでひときわ人気だったのが、つめかえ製品をリサイクルしたブロックで街を作るという「リサイクリエーション®(花王の造語だそう)」のコーナー。ここでは多くの子ども達が夢中でブロックの街を作り上げていました。幼い頃からリサイクルの意識を持つこと、それをクリエイティブに楽しむという感覚が持てるのは、日本の未来にとって、とても頼もしく素晴らしいことと感じました。また、花王が主催した「国際こども環境絵画コンテスト」の受賞作品も展示され、メッセージ性あふれる力作に大人も夢中で見入っていました。

これまでに花王が生み出したつめかえ製品は266品目。これにより年間8万3千トンのプラスチック削減が実現。

つめかえ製品をリサイクルしたブロックで街づくりを考える「リサイクリエイション」のコーナー。

洗濯のすすぎを1回にすることで大幅な節水に。すすぎの際の泡切れの良さを実験で証明。

花王のブースでは「国際こども環境絵画コンテスト」の作品が展示され、受賞者の表彰式も行われていました。

エネルギー収支の家?大和ハウス工業(株)の挑戦

日本を代表するハウスメーカー、大和ハウス工業(株)では、生活に必要なエネルギーと同量のエネルギーを、屋根に載せた太陽光発電で創出する家づくり(ZEH)を推進。エネルギーをゼロにするだけでなく、経済性・快適性・安全性にも優れた住宅づくりを目指しています。なかでも高い省エネ効果を実感として知らしめたのが、外張断熱の体験コーナー。断熱材がない鉄骨柱は触った瞬間にヒヤッとするのですが、断熱材を施した方は同じ鉄とは思えないほんのりとした温もりが。これにより家全体の保温性が高まりエネルギー消費が大幅に抑えられることが瞬時に理解できました。

このように、エコ住宅(住宅まわりのエコ化)の先駆者でありますが、じつは大和ハウスグループ全体で福祉・健康・通信・農業など、多岐に渡る分野への取り組みも行っています。一見、住宅と関係のないような分野でも、長年培ってきた技術やノウハウをいかし、現代の日本の環境にあった商品やサービスを創出。「アスフカケツノ」(下写真)を未来のキーワードとし、これからの日本の暮らし全体を見つめています。

大和ハウスグループが推進する「エネルギーの収支をゼロにする住まいZEH(ゼッチ)」。

外張断熱の絶大な効果を体感。室内温度差が少ない快適な住環境が実現します。

未来へのキーワード「ア」「ス」「フ」「カ」「ケ」「ツ」「ノ」(安心・安全、ストック、福祉、環境、健康、通信、農業)

各企業や団体が得意分野を活かし、よりエコな社会に貢献

「SDGs」(持続可能な開発目標)を合言葉に、多くの企業や団体が集結した【エコプロ】。企業の活動や製品を紹介するだけでなく、「子どもエコツアー」や「スタンプラリー」、さらに「クイズ大会」など体験型イベントが多彩なのも魅力で、親子で楽しむ姿が多くみられました。今回も600を超える企業や団体が出展していて全ては紹介しきれませんが、人気のあったブースの一部を下記にてご紹介。

(株)NTT docomoが展開している「サイクルシェアリング」。スマートフォンで予約し、地域内のサイクルポートで借りる&返すが可能です。

アサヒグループホールディングスでは、「アサヒの森」の取り組みを紹介。その木を使ったワークショップが大盛況でした。

ボーイスカウト日本連盟も日々の活動をPR。「地球に対してできることは何だろう?」を皆で考えているそう。

コニカミノルタ(株)のブースでは、農業にドローンが活躍する未来が紹介されていました。

培った技術を活かしてエコに取り組む企業や、売上金の一部を利用して環境に貢献しているメーカーなど、それぞれの活動内容やポリシーには感心しきりでした。また、多くの子ども達が来場していたのにも驚きました。エコの意識が身に着いた彼らが大人になったら、地球がどのような環境になっていくのか楽しみです。

記者 小田 亮子

神奈川県出身。求人広告、結婚情報誌などの制作ディレクターを経てフリーランスに。現在おもにブライダル関連のレポートを「ゼクシィ」「ゼクシィPremier」にてディレクション。「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~ 」ほか、エステティック、化粧品、ジュエリーなどの記事をライティング。三人姉妹の真ん中に育ち、女子高・女子大卒。趣味は愛猫(雌)との女子会。

ーーBackstage from “ethica”ーー

最近のSDGs関連のニュースとしては、ethicaの協賛企業でもある「SARAYA」の取り組みが注目されました。ヤシノミ洗剤で親しまれている企業ですが、その売り上げの一部はボルネオ保全トラストに使用されています。ほかにも、環境に配慮したモノ作りなど様々な活動とその顕著な功績がみとめられ、第1回 「ジャパンSDGsアワード」においてSDGs推進副本部長(外務大臣)表彰を授与されました。

私たちが便利に使っている人気商品の舞台裏にあるのは、環境や動物、人権にまで配慮した誠実な企業努力でした。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

小田 亮子

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