自分の体験を、自分の言葉で伝えていきたい 【三原勇希・後編】 【編集長対談】 モデル・タレント・ラジオDJ 三原勇希さん
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自分の体験を、自分の言葉で伝えていきたい 【三原勇希・後編】

何事に対してもアクティブな三原さん。行動力と発信力が、現在の仕事上で結びついている。 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

ラジオ番組「INTRO-JUICE 802」(FM802)のレギュラーDJを務めるタレントの三原勇希さんに、ethica編集長・大谷がインタビュー。前編では三原さんの生い立ちや性格についてうかがいました。後編では、引き続きラジオDJのお話や、同局のスポンサーを務めるサラヤ株式会社の環境保全プロジェクトを視察したボルネオ取材、そして三原さんにとっての「私によくて世界にイイ。」にについてうかがいます。

【三原勇希・前編】新しい環境に跳び込んでいくことが楽しい

自分が生きた1週間を詰め込む、2時間の生放送

大谷: そうして、晴れてラジオDJになられて、初めのうちはどうでした?

三原: 2時間生放送、一人しゃべりの難しさを思い知りました。

大谷: うなずいてくれる人もいないわけですもんね。

三原: そうなんです。ネタ探しから、話の組み立て方から……緊張もするし、はじめは挫折の日々でした。毎回、自分の生きた1週間をラジオ放送の2時間に詰め込むような感じです。とはいえ、あまり個人的なことばかりでもリスナーには共感してもらえませんし。

リスナーとしていつも楽しんでいたFM802。「実際に自分がラジオDJとして話すのは、予想以上に難しかったです」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷: そこは積み重ねですよね。「あ、このネタはヒットしたな」「これはホームランだ」って。はじめは仕事しながら勉強という感じだったんでしょうね。

三原: 今も勉強だと思ってます。802は放送作家さんがいないので、ディレクターさんと一緒に自分で内容をつくっていくんです。そのぶん、やりがいもありますし、責任もありますし、面白いと思っています。幅広い世代の方から番組宛にメッセージをいただき回答するのですが、そこでいろんな自分の経験が活きてきます。

「普段、あまりトレンドを追ったファッションはしないんですけど、今日は今年のトレンドカラーですね(笑)」NINEのラベンダー色のワンピースがお似合い。 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

人間によってつくられた、野生動物との距離

大谷: 今春のボルネオ取材はどういった経緯で行かれたんですか?

三原: 「INTRO-JUICE 802」のプロデューサーさんに「ボルネオ行きたい?」って聞かれて「行きたい、行きたい!」って答えたら、行けることになって(笑)。802のDJがサラヤさんのメディアツアーに参加しているんです。今年は私と田中乃絵さんが。

大谷: 実際、ボルネオに行かれてどうでしたか?

三原: 楽しかったですし、色々考えさせられました。ボルネオの自然を堪能する5日間の旅だったんですが、一番印象深かったのはリバークルーズです。2時間くらいのクルーズの最後に、川沿いのジャングルを移動している野生の象に遭遇したんです。野生の象を見られただけで感激だったんですが、案内の村の人が「じゃあ、上陸します」って。

大谷: え、船から降りたんですか?

ボルネオのリバークルーズ。自然に触れ、喜びがに満ち溢れる三原さん。

三原: 本当に、これくらい(自身と大谷との間にあるテーブルの幅を指して)の距離で野生の象がいるんです。感動と同時に恐ろしさも感じました。やっぱり動物園で見るのとは訳が違いました。

大谷: かなりリアルな体験ですね。観光旅行で、そういう類の恐怖を感じることは滅多にないでしょうから。

野生の象と近距離で対面。恐怖を感じたという。

三原: そうやって、最初は豊かな自然と野生動物をたくさん見て感動していたんですけれど、サラヤさんのツアーでは、その裏側で起こっている問題も見せていただきました。リバークルーズの翌朝、その川を上空からヘリに乗って見下ろしたんです。象が生息できるジャングルは、川の両側の本当にわずかな範囲だけで、その奥はずーっとプランテーションになっていました。あ、だから川から象が見られたんだ、奥に逃げ場がないから、象たちは川沿いにしかいられなくて人間と出会ってしまうんだ、って気付かされました。

今回のボルネオ視察には、同じくFM802でラジオDJを務める田中乃絵さんも参加。

リバークルーズの翌日は、ヘリに搭乗。初めはウキウキと乗り込んだものの……。

大谷: サラヤさんは、アブラヤシ農園の拡大によって分断されてしまったボルネオの熱帯雨林を買い戻し、野生動物たちの生活を守る活動を支援していますね。

三原: はじめワクワクしながらヘリに乗り込んだ他の参加者も、現実を目の当たりにして、ヘリコプターを降りるときには何となくみんなうつむいていました。そういうことがツアーの間に何度もありました。バス移動中も事前に情報をいただいていると、いろんなことに気付くんです。

ボルネオ取材は、初めて見るもの食べるものの連続。

前編のお話の通り、未知の環境をすっかり楽しんでいる三原さん。

大谷: 事前に勉強してから現地に行かれてますから、入ってくる情報、気づくことも多いんでしょうね。

三原: はい。普通の観光で訪れていたら、気付かないというか、いろんなことを見逃してしまっていたと思います。

観光旅行では知り得なかったボルネオの自然の実情。それだけ一層、感動も大きい。

自分の日常が、ボルネオの環境保全活動につながった

大谷: ボルネオに行く前と後とで、自分の生活で切り替わったことはありますか?

三原: これまでは、環境問題って、自分ひとりの力ではどうにもならないだろうって思っていたところがあるんです。だから、サラヤさんの取り組みを知って、本当に素晴らしいと思いました。私たちの生活とボルネオの森林破壊は、確かに関係なくはないんですけれど、ここまで取り組めるってすごいことだなって。私たちが選ぶものを変えることで、自然や動物たちを守ることにつながるんですね。

ボルネオの森林保全が、日本に暮らす自分の生活とつながった。 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷: サラヤさんの洗剤は使ってます?

三原: もちろん使ってます!

大谷: ボルネオでの体験があった後では、洗剤の見方も変わりますよね。

三原: 全っ然、違いますよね。

大谷: そこにストーリーがありますからね。ボトルもインテリアとしておしゃれなデザインですよね。

三原: 身体にも優しいですし。

大谷: 環境にも優しいですしね。

三原: ボルネオを訪問して、それまで環境問題をすごく重いものだととらえていたのが、もっと自然に、自分の生活にも関係することとして考えられるようになったんです。たとえば、買い物のときにビニル袋をもらわないとか、ゴミの分別をきっちりするとか。些細なことを、ちゃんとするようになりました。

大谷: 無理なく、自分の日常に取り入れられる活動ですね。

三原: 取材以降、そういったことを、当たり前のものとして意識できるようになったんです。普通の観光旅行で行っていたら、こんな風に意識のレベルから変わるようなことは起こりえなかったんじゃないかと思います。

三原さんがボルネオのビーチで撮影したサラヤのヤシノミ洗剤のボトル。

メディアの一番表層にいる自分が、何をどう伝えていくべきかを考える

大谷: そうした三原さんの意識の変化は、きっとラジオ番組を通じてリスナーに届くでしょうね。そうして三原さんの発信が、またリスナーにとって何らかの意識を変えるきっかけとなれば嬉しいですよね。

三原: はい、そうですね。

利発という言葉がしっくりくる、老若男女親しみの持てる快活なキャラクター。 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷: では最後に、三原さんにとっての「私によくて、世界にイイ。」を教えてください。

三原: どういった形であれ、「伝える」という仕事は、これからもずっとしていきたいと思っています。ですから、本当に良いもの、良いことを、より多くの人に、自分の言葉で伝えていけたらと思います。そのためにも、自分の中に、ブレない芯を持って。

大谷: ブレない芯を持つにはリアリティが必要ですね。自分の体験を通じた発信は、力が違いますから。

メディアの発信力を認識しているからこそ、自分自身も納得のいく仕事がしたい。「それを視聴者に伝えることに本当に意味があるのか、と」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

三原: 今は簡単にいろんな情報が手に入りますが、そのぶん本当に信じて良いのかわからないものもたくさんあります。中学生のときから人前に立つ仕事をしてきて…私はたくさんの人たちで作り上げているメディアの一番表層の部分にいるわけですけれど、だからこそ、「何を」「どう」伝えていくことが読者や視聴者のためになるかは、常に考えるようにしています。そこにリアリティを持てる人でありたいと思います。

大谷: いまは、情報の選別能力が問われる時代になっています。ふだんから質の良いメディア、質の良いコミュニケーションに触れていないと、その感度は鈍ってしまうと思うんです。ある意味、食事と同じかも知れませんね。ただ毎日お腹がふくれれば良いというわけではないですから。

今年はボルネオ取材の他にテレビ番組の撮影でハワイにも。「レギュラー番組を持っているので、長期滞在はできないけれど、これからも海外を含め、いろんな場所に行ってみたいです」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

三原: そうですね。日々更新していかないとならないものでもありますし。これからもそういう努力を怠らず、成長していきたいと思います。

大谷: 本日は貴重なお時間をありがとうございました。

【三原勇希・前編】新しい環境に跳び込んでいくことが楽しい

聞き手:ethica編集長 大谷賢太郎

あらゆる業種の大手企業に対するマーケティングやデジタルの相談業務を数多く経験後、2012年12月に『一見さんお断り』をモットーとする、クリエイティブ・エージェンシー「株式会社トランスメディア」を創業。2013年9月に投資育成事業として、webマガジン「ethica(エシカ)」をグランドオープン。2017年1月に業務拡大に伴いデジタル・エージェンシー「株式会社トランスメディア・デジタル」を創業。2018年6月に3社目となる「株式会社トランスメディア・クリエイターズ」を創業し、小粒でもぴりりと辛い(体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れないことのたとえ)『山椒』を企業コンセプトに作家エージェント業を始動、ショートフィルム映画『IN-EI RAISAN(陰影礼讃)』を製作プロデュース。2023年までに、5つの強みを持った会社運営と、その5人の社長をハンズオンする事を目標に日々奮闘中。

三原勇希:モデル・タレント・ラジオDJ

1990年4月4日生まれ。大阪府出身。ローティーン雑誌のモデルでデビュー。現在は音楽、マラソン、釣り、ゴルフなどの特技や趣味を活かしてテレビ、ラジオ、雑誌等で幅広く活躍中。FM802「INTRO-JUICE 802」、スペースシャワーTV「スペシャのヨルジュウ♪」、釣り番組「フィッシング倶楽部」、ニコニコ生放送「シネマのミカタ」にレギュラー出演中。

Official HP
http://www.stardust.co.jp/section3/profile/miharayuki.html

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https://lineblog.me/miharayuki/

Official Instagram
https://www.instagram.com/yuukimeehaa/

記者:松崎 未來

東京藝術大学美術学部芸術学科卒。同大学で学芸員資格を取得。アダチ伝統木版技術保存財団で学芸員を経験。2011年より書評紙『図書新聞』月刊誌『美術手帖』(美術出版社)などのライティングを担当。2017月3月にethicaのライター公募に応募し、書類選考・面接を経て本採用となり、同年4月よりethica編集部のライターとして活動を開始。関心分野は、近世以降の日本美術と出版・印刷文化。

ーーBackstage from “ethica”ーー

今回、対談に同席させていただいたのですが、さすがラジオDJというお仕事(音声情報だけで物を伝える)をされていらっしゃるだけあり、三原さんの言葉は文字化しやすいというか、その場でほぼ記事の構成が固まりました。対談終了後、素直にその感想を伝えると、ホッと安堵の笑顔を見せられて「嬉しいです」とおっしゃったのが非常に印象的でした。もちろん話し慣れていらっしゃるのだとは思いますが、毎回、すごいスピードで頭を回転させて、話していらっしゃるんだろうな、と。編集の都合上割愛した部分でも、とても楽しいお話をうかがえ、役得でございました。

<DJ レギュラー出演中> FM802「INTRO-JUICE 802」毎週日曜日19:00~21:00生放送

https://funky802.com/service/Homepage/index/1719

<出演情報> BS日テレ「ハワイLovers~オアフの魅力100%~」

提供:サラヤ株式会社
https://www.yashinomi.jp

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

松崎 未來

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