コカ・コーラ ボトラーズジャパンの自動販売機でちょっとイイこと。「ヘアドネーション支援自動販売機」で子ども達に笑顔を ~アデランスに寄付型自動販売機を設置~
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの自動販売機でちょっとイイこと。「ヘアドネーション支援自動販売機」で子ども達に笑顔を

新宿のアデランスビルにて行われた「ヘアドネーション支援自動販売機」除幕式の様子。 まずは記念にアデランスの津村社長がドリンクを購入 Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

ヘアドネーションという言葉をご存知ですか?病気などでウィッグを必要とする子供たちに、自らの髪を提供するという活動で、最近では女優やタレントなど著名人による髪の寄付が話題となり、徐々に認知度も上がっています。では、このウィッグの製作に関わり活動をしているのは、どんな人々なのでしょうか?今回ethicaでは、「ヘアドネーション支援自動販売機」が設置されると聞き、その除幕式におじゃましました。

ヘアドネーションやジャーダックの活動がよく分かるノンフィクション「髪がつなぐ物語」 Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

「愛のチャリティ」でウィッグを無償提供しているアデランス

「愛のチャリティ」とは、アデランスが1978年から行っている取り組みで、病気やケガなどで毛髪を失った子ども(4~15歳)に、オーダーメイドのウィッグをプレゼントする活動です。これは、アデランスが創業10年周年を迎える際に「何か社会貢献できることをしたい」と、社員にアイデアを募って始まったそうで、40年継続して実施されています。

「成長期であるというのはもちろん、水泳などの運動を行うという子供の生活を考慮したウィッグ製作を心がけています」とアデランス津村社長。また、チャリティ活動に社員が参加し、活動を肌で感じることで社員のモチベーションアップに繋がったことは、企業として大きかったそうです。

(株)アデランス 代表取締役社長 津村佳宏氏 Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

エシカ記者の個別インタビューにも気さくに応じていただきました。「愛のチャリティでは、毎年350名ほどの子どもさんにウィッグを無償提供しています」とのこと Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

“髪の寄付”は美容師さんの発想から

アデランスと同様に、ウィッグを必要とする子ども達に無償提供活動を行っていたのが、NPO法人のJapan Hair Donation & Charity(JHD&C=通称ジャーダック)。美容室で廃棄される髪を活かしたいと、美容師さん達が有志で立ち上げたNPO法人です。こちらでは、寄付された髪で人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを製作し、病気などで頭髪を失った子どもに届けるという活動を行ってきました。

そして、志を同じくするアデランスとの共働を2015年3月からスタート。プライバシーにも配慮した完全個室を備えるアデランスサロンで、採寸や引き渡しなどを行えるようにしました。さらに2016年からは、アデランスでウィッグの製作協力もスタートさせています。

特定非営利活動法人JHD&C(ジャーダック)代表理事 渡辺貴一氏。「現役の美容師です。廃棄していた髪を活かしたいと、この活動を始めました」とおっしゃって、髪にまつわる様々なお話を聞かせてくださいました Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

自動販売機には、寄付についての説明も記載されています Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

地域に根ざすコカ・コーラ ボトラーズジャパンの自動販売機もコラボ

こういった髪にまつわるチャリティ活動がNHKの番組で紹介されたことがありました。それを見て感銘をうけたコカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)の営業担当者が協力を申し出て、今回のような「ヘアドネーション支援自動販売機」は誕生。この自動販売機の売り上げの一部をジャーダックに寄付する仕組みをつくり、チャリティ活動のための資金源が少ないという課題に向き合う手段となりました。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンといえば、その圧倒的な自動販売機の設置台数はご存知の通り。なんとコカ・コーラ ボトラーズジャパンの販売エリア内には70万台以上もあり、1億1200万人をカバーしていると言われます。その網羅性をいかし、各地に根ざした地域貢献活動にも尽力。もちろん、ヘアドネーション以外の寄付型自動販売機も多く展開しています。さらに、災害対応型自動販売機(大規模災害発生時、無償で製品を提供できる自動販売機)の設置など、様々な社会貢献型自動販売機を展開しています。

日本中どこにでもあり、瞬時に安全な飲料が確保できる自動販売機だからこそ実現する、独自の社会貢献といえます。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)広域法人・開発営業統括部 執行役員 統括部長 村田吉章氏 Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

自動販売機は地域に根ざすことが大事と言う村田統括部長。さらに、「自動販売機のデザインにもこだわりました。ぜひご注目を」とのこと Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

こういった3つの法人が手を取り合い、今回の「ヘアドネーション支援自動販売機」の設置が実現。現在はアデランスの本社をはじめ、賛同企業や美容専門学校などに22台ほど設置されていますが、今後は場所や設置台数を増やし、1年以内に100台を目指していくそうです。

「愛のチャリティ」のロゴが印象的な自動販売機 Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

多くの報道陣が集まった今回の除幕式。ちなみにこの後は、お披露目された自動販売機から自由にドリンクを購入することができました Photo=Eijiro Toyokura ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

記者 小田 亮子

神奈川県出身。求人広告、結婚情報誌などの制作ディレクターを経てフリーランスに。現在おもにブライダル関連のレポートを「ゼクシィ」「ゼクシィPremier」にてディレクション。「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~ 」ほか、エステティック、化粧品、ジュエリーなどの記事をライティング。三人姉妹の真ん中に育ち、女子高・女子大卒。趣味は愛猫(雌)との女子会。

ーーBackstage from “ethica”ーー

「みんなと地域の日々に、ハッピーな瞬間とさわやかさを」を企業理念にしているコカ・コーラ ボトラーズジャパン。こういった寄付型自動販売機は、その役割を知ってもらえれば数メートル遠い自動販売機でもわざわざ移動して購入しようという人も多いそうで、結果、子ども達のハッピーにつながっていきます。日々なにげなく利用する自動販売機ですが、ちょっと意識してチェックしてみたくなりました。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

小田 亮子

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
正しい手洗いは地球を救うー「世界にいいことプロジェクト」2選
独自記事 【 2022/5/9 】 Work & Study
エコノミーからエコロジー、そしてエシカルへ。モノを大量に生産・消費し、使い捨ててしまうシステムから脱却し、身体的・精神的・社会的に満たされたウェルビーイングを追求する動きがあちこちで生まれています。今回、ethica編集部は「世界にいいことプロジェクト」として、一般社団法人Earth Companyによるロヒンギャ難民...
【あむんが行く!第1話】 TBSのSDGsプロジェクト!「ミツバチ教室」で蜜ろうキャンドルづくりを体験
独自記事 【 2022/3/7 】 Work & Study
ethica編集部員の娘(5歳)が、様々なエシカルな体験を繰り広げていく、新企画「あむんが行く!」 “あむん”という名前の由来は、紀元前1000年頃より、二千年の長きにわたって栄えたマヤ文明のマヤ語からきています。意味は“森の神”。自然と親和性のある名前を持つあむんが、今後様々なエシカルな体験を繰り広げていきます。娘の...
“自分にも環境にもやさしい”インナーウェア「WACOAL ナチュレクチュール」
INFORMATION 【 2022/2/21 】 Fashion
肌に直接身につけるインナーウェアは着心地が大事。加えて、環境に寄り添ったアイテムであれば、なおさら手に取りたくなります。「Wacoal ナチュレクチュール」は“自分にも環境にもやさしい”を目指したインナーウェアラインです。肌ざわりの良さに加えて、環境や社会に配慮した製品へのこだわりが光ります。今回はそんなアイテムの魅力...
幸せや喜びを感じながら生きること 国木田彩良
独自記事 【 2021/11/22 】 Fashion
ファッションの世界では「サステナブル」「エシカル」が重要なキーワードとして語られるようになった。とはいえ、その前提として、身にまとうものは優しい着心地にこだわりたい。ヨーロッパと日本にルーツを持ち、モデルとして活躍する国木田彩良さんに「やさしい世界を、身に着ける。」をテーマにお話を聞いた。
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【Prologue】
独自記事 【 2021/3/1 】 Health & Beauty
20年以上、トップモデルとして活躍。究極の美の世界で生きてきた冨永愛さん。ランウェイを歩くその一瞬のために、美を磨き続けてきた。それは、外見だけではない。生き方、生き様をも投影する内側からの輝きがなければ、人々を魅了することはできない。「美しい人」冨永愛さんが語る、「“私(美容・健康)に良くて、世界(環境・社会)にイイ...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
SDGsは「自分の暮らしの中」で向き合う。
sponsored 【 2019/11/25 】 Home
気候変動やグローバル化で深刻化する問題に対応するため、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)。貧困や格差の解消、地球環境の保全などをめざし、全ての国連加盟国が2030年までに取り組む行動計画だ。企業は単なる社会貢献ではなく、本業を通じた活動が求められている。ボルネオ島の生物多様性保全やアフリカ・...
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】
独自記事 【 2021/3/29 】 Health & Beauty
ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。  美しいひとが語る「モデル」とは?
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
美しき理系アーティスト、スプツニ子!さんに伺いました!(前編)「質の高い教育をみんなに」
独自記事 【 2019/9/28 】 Art & Culture
9月22日(日)〜29日(日)のSDGs週間(*)にフェイスブック ジャパンが開催している「Facebook Fundraisers for SDGs」で、「質の高い教育をみんなに(SDGsの目標4)」を達成するため、アメリカのNPO団体「Girls Who Code」への募金キャンペーンを立ち上げたスプツニ子!さんに...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
東京マラソンと東レがつくる、新しい未来
独自記事 【 2022/5/2 】 Fashion
2022年3月6日(日)に開催された東京マラソン2021では、サステナブルな取り組みが展開されました。なかでも注目を集めたのが、東レ株式会社(以下、東レ)によるアップサイクルのプロジェクトです。東レのブランド「&+®」の試みとして、大会で使用されたペットボトルを2年後のボランティアウェアにアップサイクルするとい...

次の記事

初秋の京都に“オリジナル苔アート”が登場。苔の名所5寺院で展示された「モシュ印」&「コケ寺リウム」を観て巡る旅を。“そうだ 京都、行こう”
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』原案映画、ニュイ・ブランシュKYOTOで初上映決定! 主演は独歩の玄孫・国木田彩良 トランスメディア・クリエイターズの第一弾プロジェクト「STORYGENIC KYOTO IN-EIRAISAN」始動

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます