いつか東京マラソン完走も夢じゃない〜手軽に始められて、あなたの走る本能を覚醒する「マラソン」というエンタテインメント
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いつか東京マラソン完走も夢じゃない〜手軽に始められて、あなたの走る本能を覚醒する「マラソン」というエンタテインメント

第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUNより 〜大会アンバサダーの道端カレンさん、渋谷区長の長谷部健さんと〜

東京の都心を走るマラソンと言えば、東京マラソンが大人気ですが、今年2019年3月3日はあいにく極寒の雨模様でした。応募者の12人にひとりしか当選しない狭き門をくぐり抜けたラッキーなランナーも、いざ出てみると42.195キロを走破するには難儀なレースだったのではないでしょうか。いっぽう、その3週間後の3月24日に行われた「第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUN」は、晴天に恵まれ、コースの距離も10キロと手頃で、初めてでも楽しく完走できた方も多かったでしょう。しかも、表参道の車道を駆け抜けるという、ふだんは到底できない体験ができるのも、このコースの魅力です。

次のこの大会は1年先になりますが、いよいよ2020年は、東京でオリンピック・パラリンピックが開催される記念イヤーです。まだマラソンデビューしていない方も、今から準備して、来春の渋谷・表参道WOMEN’S RUNを笑顔で完走することを目指してみるのはいかがでしょうか?

走るという、エンタテインメント。ランニングによって得られる喜びとは?

第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUNより 〜渋谷公園通り〜

しかし、なぜ走っているみなさんは、こんなに楽しそうなのでしょうか?

学校の授業以来ずっと走ったことがないし、走るなんて100メートルでもイヤだ、と言う人にとっては、走ることイコール苦行そのものです。

ところが、ランニングには不思議な魔力があります。

たしかに、いざレースに出てピストルが鳴り、自分の左右を追い抜いていくランナーたちに圧倒されてしまうと「しまった、出なきゃよかった」と感じることもあります。

第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUNより 〜スタート地点〜

それでも、まわりのランナーのことは気にせずに、無心になって、自分にちょうどいい、安定したペースを見つけることができると、意外と長く走れるものです。そして、そのままゆるゆるとマイペースで走り続けると、意識の中は動いている自分の肉体と心だけになり、揺れていた水面が静かになるように、落ち着いた時間を体験することができます。

日々の生活のなかで、数分に一度はスマホを開いて情報を見たり、職場や家庭で人と接したりすることで、人間の心は常に揺れ動いています。ランニングは、そういう外界からの刺激を遮断して、自分自身と向き合う機会を与えてくれます。

また、朝起きるのがつらくても、ベッドから出て活動しはじめると眠気が消えて、動いている状態で肉体が安定するように、走っている状態のまま、肉体的にもさほど苦しさがなく、楽しいと思えるタイミングがあります。人間には走る本能みたいなものがあって、走ると身体が喜ぶことに気づきます。

そして、いつかは必ずゴールに辿り着きます。すると、がんばった自分を褒めてあげたくなり、「また出たい」という気になってしまうのが、マラソンレースの不思議なところです。

レースにエントリーすることで、三日坊主から脱皮できる

第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUNより 〜大会アンバサダーの道端カレンさん〜

少しは運動しなきゃ、と思い立ったらすぐにできるのがランニングです。ただ、誰でも手軽に始められる反面、最も三日坊主になりやすい、長続きしないトレーニングでもあります。

それどころか、人によっては、毎月スポーツジムに高い料金を払っているのに、仕事が忙しくて先月は一度も行けずにお金だけを払っていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方でもランニングの習慣をつけるきっかけとなるのが、市民マラソンの大会に定期的にエントリーすることなのです。

むずかしいことは何もありません。ネットでポチっと申し込みをするだけです。そうするだけで、この日に「本番」がある、という自分のマイルストーンが設定され、日々のランニングに、そのレースのための準備としての必然性が生まれます。

例えて言えば、バンドを結成したら、まずライブの日程を決めてしまう。そうすれば必然的に練習をしたり、曲作りをしたり、具体的な準備を始めますよね?

その反面、上手くなったら、曲ができたらいつかライブをしよう、と言いながら毎週スタジオで音出しをしているだけだと、そのまま月日だけが過ぎていってしまいます。少し乱暴でも本番の日を決めてしまうことによって、アクションを起こしやすくなるのです。

もちろん、長い間運動をしていなかった人にとって、トレーニング初日は息切れがしたり、膝が痛くなったり、かなり辛いものがあります。

そういうときは無理をする必要はありません。

自分の身体と対話しながら2日目、3日目と回数を重ねていくうちに、だんだんと身体が慣れてきます。

エントリーできる大会を見つける

以下のような、全国のマラソン大会の情報が掲載されているサイトがあります。そろそろ夏に向けて市民マラソンはオフシーズンを迎えますが、徐々に秋の大会のエントリー情報が掲載されはじめます。

RUNNET

スポーツエントリー

5キロ、10キロなど、初心者にも優しい距離の短いコースを選択できるレースもありますので、ざっと眺めてみてください。初めての方は、まずは参加人数が多く伝統あるメジャーな大会か、地元開催の大会から始めてみるのがよいです。

着替え、荷物預かり、トイレ、給水など、大きなレースのほうが設備がしっかりしていることが多いですし、土地勘のある場所で走るのであれば、距離の目安もだいたい想像がついて、不安感を少しは払拭できるでしょう。

ちなみに、東京マラソンのエントリー開始は早く、2019年の第12回大会では、2018年7月からチャリティーランナー、8月から一般ランナーのエントリーが始まりました。

一般ランナーの抽選結果が出るのが9月の下旬なのですが、一度もフルマラソンを走ったことがない方ですと、当選したあとから準備を始めてもちょっと遅いかも知れません。できれば初夏のうちから、10月くらいに開催される短い距離のレースを探して申し込んでおいて、だんだんと3月の本番に向けて実力を上げていくのがベストです。
そうは言っても、東京マラソンは、一般エントリーでは倍率12倍以上の大会なので、初年度から当選するとしたら相当ラッキーです。東京マラソンに出るのは数年後、と想定して、まずは1年以内に笑顔での10キロ完走を目指して、2020年の渋谷・表参道WOMEN’S RUNに照準を合わせて準備を始めてみるのはいかがでしょうか?

ただ、渋谷・表参道WOMEN’S RUNも、倍率は東京マラソンほどではありませんが、抽選があります。

シューズは、ちゃんとしたものを

マラソンはあまり高価な用具の購入を必要としないスポーツですが、シューズだけは、ランニング専用の、しかも自分にぴったりのものを選ぶことをおすすめします。できれば専門的なお店で足のサイズを精密に計測してもらうか、ランニング経験値の高い人にアドバイスをもらって購入するのがよいです。

デザインがステキだからと言って、マラソン向けではないシューズや、自分の足にフィットしないシューズで道路を走ると、足を痛めてしまうリスクが高まります。

専門店で足の幅や形状まで考慮したシューズを選んでもらうと、ふだんのおしゃれ靴も、自分にフィットするものを選ぶべきだな、という気づきも生まれます。

友だちと一緒なら、怖さは半減、モチベーションは倍増

第9回渋谷・表参道WOMEN’S RUNより

それでもレースに出ることに躊躇する気持ちが消えない方は、親しい友人と一緒にエントリーしてみてはいかがでしょうか?同じ目標に向かって日々の進捗状況を交換することで練習に励むモチベーションは上がり、未知の本番に挑むことへの恐怖心や心細さは減ります。

そして、終わったあとには「あの坂が一番キツかったね」とか「○○のコスプレしている人がいたね」などのように、レースの中での経験を共有することで、同じ道を走った人にしか感じ得ない、戦友のような絆も生まれてきます。

今回は「レースに出る」という、ちょっとした義務を自分に課すことでランニングを日常化することをおすすめしました。ただ、それによって精神的に窮屈になったり、無理なトレーニングをして身体を壊してしまっては元も子もありません。過度な運動はかえって寿命を縮める、という報告もありますので、無理せず楽しく取り組んでみてください。

まずは、シューズ選びから。

記者:山田勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

私は東京マラソン2019に参加しましたが、ホントに寒かったです。完走証をいただくことはできましたが、ゴールタイムは6時間15分5秒、総合順位は35,440人中31,544位と、猫ひろしさんの倍以上の時間がかかってしまいました。

そんな私が、このような文章を書くのは僭越ではありましたが、今回フルマラソンを初めて経験した私なりの初心者目線で書いてみました。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田 勲

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