ネガティブな印象を変えるために来たコロンビア人《Peace Messenger》
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チームみんなでの集合写真。これからドイツ各地で、それぞれがボランティアを開始する。

私は現在、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の9期生として1年間ドイツに来ています。

ネガティブな印象を変えるために来たコロンビア人

私が現在利用している海外ボランティア派遣団体ICYEでは、ボランティア活動を始める前にオリエンテーションキャンプがあります。私と同じ時期にドイツでの活動を始める同期のチームは11人!コロンビアから5人、コスタリカから1人、ナイジェリアから1人、インドから1人、ボリビアから1人、そして日本から1人のチームです!とっても国際色豊か!

お互いの国の文化、政治、食べ物、音楽たくさんのことを話した中で印象に残っていることがあります。

それはコロンビアから来ている5人のうちの多くが口にしていた「私は世界中の人々がコロンビアに対して持っているネガティブな印象を変えるために来た。私が善い行いをすることでコロンビアに対するイメージをよくすることができる。だから頑張るんだ!」という力強いメッセージ。

コロンビアについて知っていることはあるか?

彼らは私に、コロンビアについて知っていることはあるかと聞きました。私は「コーヒーとあとはあまりわからない」と答えました。彼らはそれに対して「多くの人はコロンビアの悪い一面、暴力や麻薬を思い浮かべる。だからコーヒーしか知らないのはいいことかもしれない。」と言い、「コロンビアは今とても成長している。いい国に変わってきている。だから昔のコロンビアからくる固定観念を捨ててほしいんだ。」と言っていました。

固定観念を捨てるって難しいけれど、こうやって実際にコミュニケーションをとることで意外と簡単になくせるのかもしれません。また、自分の国の良さを世界の人に知ってもらうには、実際にその国に行って実際にコミュニケーションをして、自分について、自分の国について、知ってもらうしか方法は無いのではと感じるようになりました。ニュースやSNSで外国の様子を見るだけでは何もわからない!だからこうやって海外に行くことが大切なんだと思います。

日本のことを知ってもらうことは世界平和に繋がる

私のホストファミリーも、私がドイツのことを知り日本で広める、彼らが日本のことを知りドイツで広める、このことが世界平和に繋がると信じて今回のホストファミリーを決めたと言っていました。

自分の国を出て、海外に行き
世界のことを知り、
日本のことを知ってもらうことは世界平和に繋がる。

この理由からICYEではボランティアに行く人のことを

Peace Messenger

と呼びます。

日本は安全で綺麗な素晴らしい国

また、彼らは、日本は安全で綺麗な素晴らしい国だと言ってくれました。こうやって世界の人が日本に対していいイメージを持ってくれていることってすごく嬉しい!

私は自分の成長と日本でのボランティア活動の促進を目標にこの留学を決心しました。でもそんな留学がたった少しでも世界の平和にも繋がるってとっても素敵なことだと思います。

1週間を共に過ごして、私は今コロンビアのたくさんの魅力と現状、人間性を少なからず知ることができました。みんな本当に国想いで優しくて陽気な人々でした。

コロンビア!いつか行ってみたい!!!

記者:スミレ

1997年生まれ。千葉県出身の大学生。トビタテ9期生として、2019年1月よりドイツに留学中。2016年よりNPO法人じぶん未来クラブにて学生ボランティアとして活動。日本各地で行われる教育ワークショップにてこれまでに1000人以上の子どもたちと関わる。ボランティアリーダーとして各ワークショップを率いたり、新規ボランティアを対象とした研修等も行う。学業やアルバイトからは得ることのできない「ボランティアの魅力」を1人でも多くの学生に伝えたいとの想いのもと、「ボランティア先進国」と呼ばれるドイツにてボランティアを行いその仕組みを探る。

Pay it Forward ~優しさは連鎖する~

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

スミレ

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