ファッションデザイナー石川俊介さん『背景が見えにくいファッション産業への疑問』 「エシカルなコーヒーの日」に開催されたAMUセッション、そこで語られた「私たちが今日からできるアクション」とは
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ファッションデザイナー石川俊介さん『背景が見えにくいファッション産業への疑問』

ファッションデザイナー石川俊介さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

エシカルなコーヒーの調達率 99 % を達成したことにちなみ、99日に全国のスターバックス店舗で2015年から行われている「99 キャンペーン」。特に、同キャンペーンが初めて実施された、中目黒の「スターバックス リザーブ®️ロースタリー 東京」では、バリスタによるコーヒーの生産過程についてのマイクパフォーマンスが行われるなど、コーヒー生産地とのつながりを五感で感じられる仕掛けが施されていました。

そして同日、「AMU(アム)インスピレーション ラウンジ」では、「今日からできるエシカルなアクション」をテーマに、ファッションや教育、アートなど、様々な視点・角度で語り合うトークセッションを実施。

音楽家・プロデューサーの坂口修一郎さんをモデレーターに迎え、コンサベーション・インターナショナル・ジャパンの磯部麻子さん、ファッションデザイナーの石川俊介さん、現役高校生の品川陸人さん、保育園園長の遠藤綾さん、そしてスターバックス コーヒー ジャパンのコーヒースペシャリスト田原象二郎さんという、多様なスピーカー陣。

彼らとともに語り合った「持続可能な世界のため、私たちにできるアクション」とは?

(記者:ethica編集部・ヒカリ)

なぜ今「エシカル」なのか?

今回のセッションテーマ「エシカル」。ethica読者にとっておなじみのキーワードですが、日本語で「倫理的・道徳的」という意味を持つ言葉です。同時に「法律などの縛りがない中でも、みんなが公平と感じる状態」を表す言葉としても、使われています。

今あえて「エシカル」について語る、その理由としてモデレーターの坂口さんは「『エシカル消費』や『フェアトレード』という概念が、少しずつ世間に認知されてきている。それでもなお、世の中がエシカルな状態を実現していないという前提があるから」と言います。

どうしたらエシカルな世界を実現できるのか。エシカルな世界を実現するために、私たち一人ひとりにできることは何なのか。

一見、使い古されたようにも感じられるこれらの問いを、多様なバックグラウンドを持つゲストスピーカーたちの活動や想いを通してあらためて考えることが、今回のセッションのゴールでした。

背景が見えにくいファッション産業への疑問

中でも特に印象的だったのが、ファッションデザイナーの石川俊介さんの言葉でした。石川さんは、自身のブランド「marka」で、原料選びから紡績、製織、染色、縫製、プレス、加工まで、一着のウェアが完成する一連の工程において、透明性や環境配慮を意識したものづくりをされています。

ファッションデザイナー石川俊介さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

石川さん:ファッション産業は、コーヒーやチョコレートなどの食品と比べ、消費者に生産背景が見えにくい産業の一つではないかと思います。でも実は、石油産業やエネルギー産業に次ぎ、環境破壊リスクが高い産業なんです。そして、いまだに児童労働や劣悪な労働環境下での低賃金労働といった、倫理的課題も多く抱えています。」

石川さんによると、洋服の原料であるコットンの生産には、もともと奴隷として扱われてきた人々が携わっていました。そういった歴史的な背景もあり「エシカル」から遠くなりがちな産業構造なのだとか。

石川さん:「今でこそ、そうしたファッション業界の問題が少しずつ知れ渡るようになり、ファッション業界の意識も変わりつつあります。でも、自分が仕事を始めた1990年代は、まだそういった問題が認知されていなかったし、僕も『エシカル』について考えたこともなかった。」

しかし、ファッションの仕事をする中で、国内の繊維・縫製工場が次々に倒産していくのを目の当たりにし、日本のファッション産業の行く末に危機感を感じた石川さん。国内の工場を何とか残したいという想いで、国内生産にこだわった服づくりに取り組み始めたのが、「エシカル」について考え始めるきっかけだったと言います。

また2012年頃から、ブランド事業の一環として始めたコーヒー・チョコレートの取り組みを通じ、「フェアトレード」や「エシカル」という概念に出会います。それをきっかけに、コーヒーやチョコレートでは、生産過程や生産者への配慮がすでに当たり前になされている中、ファッション業界はほとんど進んでいないのではないか、という疑問を持ち始めたそうです。

石川さん:「国内生産にこだわった服づくりをしてきたけれど、そこで使用する服の原材料の背景にまでは、思いが至っていませんでした。コーヒーでは当たり前に意識されていることなのに、自分の本業である服づくりではそれができていない。それってすごく本末転倒だし、変えていかなくてはいけないなと。」

ファッションデザイナー石川俊介さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

大切なのは「欲求レベルで欲しいと思えるか」

そんな石川さんが、2009年にスタートした新ライン「MARKAWEAR」では、業界の中でもいち早くファッションのトレーサビリティに取り組み始めました。製品についたタグには、素材や原産地などの情報が開示されていて、どんな工程を経てきたのかがわかるようになっています。

さらに、2019年秋冬シーズンからスタートした新ブランド「Text」では、サステナブル

をより前面に打ち出したブランドコンセプトを掲げています。

「エシカル」をもっと世の中に浸透させるために、大切なのは「まずは欲しいと思えるデザインかどうか」と言い切る石川さん。

石川さん:「もちろん、サステナブルってかっこよくてクリエイティブなことなんだと伝えることは大事だから、バランスがとても難しいけれど。いいことやってます、エシカルなんです、とアピールするだけではダメで、まずはデザインがかっこいいと思える、欲求レベルで欲しいと思えるものを作ることが大前提だと思っています。」

全国のパートナーと広める、エシカルなコーヒー調達

石川さんのお話でも挙がったコーヒーの調達に関しては、スターバックス コーヒー ジャパンでコーヒースペシャリストとして活躍されている田原象二郎さんも、ご自身がコーヒーの調達過程に興味を持ったきっかけについて語ってくださりました。

田原さん:「スターバックスに入社して間もない頃、あるドキュメンタリー番組がフェアトレードコーヒーの現場を特集していたんです。その中で、コーヒーの背景で起こっている様々な問題について紹介されていたのですが、それらを自分が知らずにいたことに大きなショックを受けました。大好きなコーヒーに日々携わっている身なのに、ずっと知らずにいたんだ、って。」

その経験から、これまで以上にコーヒーの生産背景を伝えていかなくてはいけないとの思いを強くした田原さん。コーヒースペシャリストとして活躍する中で、パートナー(従業員)のコーヒーに関する知識向上を目的とした教育プログラムの開発にも携わり、より多くのパートナーがお客様にコーヒーの魅力やストーリーを伝えられるような仕組みを構築しています。

田原さん:「コーヒーは、石油に次いで2番目に取引額が大きな産業だと言われているんです。コーヒー業界が変わることで、それに携わる人たちの暮らしに対しても大きなインパクトを与えられる可能性があります。スターバックスとしては、そんなコーヒー産業をリードする中で、人や環境に優しい取り組みをしていけたらと思っているんです。」

スターバックス コーヒー ジャパン コーヒースペシャリスト田原象二郎さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

田原さん:「スターバックス コーヒー ジャパンには、全国に約1,500店舗、約4万人ものパートナーがいます。各店舗に、エシカルへの強い想いを持つパートナーが一人でもいれば、彼らが他のパートナーやお客様に対して、自分の言葉でエシカルについて語ることができるようになる。そういう仕組みを作ることで、その情熱は伝播していくと信じています。」

世界中のスターバックスでは、毎年各国から数人のパートナー(従業員)をコーヒー農園に派遣し、コーヒー豆の生産現場の様子を肌で感じることができるような機会を設けています。田原さんも、実際にコーヒー農園を訪れた経験を持っており、その経験を活かしてスターバックスの取り組みを社内外に伝えている一人です。

田原さん:「自分も、実際に農園を訪れたことで、帰国後はより立体的にコーヒーの生産背景について語れるようになりましたし、貴重な経験をしたからには、その経験を周りにシェアしていかなくてはと思っています。」

まずは0.1%でも知って、変えてみることから

「エシカル」と一言で言ってしまうと、どこから取り掛かれば良いのかわからなくなってしまいがちです。しかし、田原さんのお話からは、自分の日常を通じ、まずは世界で起きていることやエシカルな取り組みについて知り、小さなことから変えてみようとすることが、私たちにできるアクションなのではないかと感じました。

結びに、モデレーターの坂口さんもこうお話しされました。

坂口さん:「スピーカーだけでなく、今日この場に集まったみなさんは、取り組みはそれぞれ違えども、多分同じ目標と情熱を持った人たちばかりだと思います。まずは今日この後、私たちスピーカーに話しかけてみることから、ぜひ始めてみてください。」

音楽家・プロデューサー 坂口修一郎さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

1人の100歩よりも100人の1歩。大きなことはできなくとも、自分の生活の中で0.1%でも新しいことを知り、変えてみようとすることが、私たちが今日からできるアクションなのかもしれません。

記者:内藤日香里

法政大学法学部法律学科卒。学生時代に東ティモール支援のNPO活動を通じ、フェアトレードに関心を持つ。大学卒業後は区役所に入庁。アフリカ発エシカルブランドにプロボノとして参加。エシカル、サステナブルの取り組みをライフワークにしたい気持ちが強まり、公務員を辞めることを決意。その後、気候変動対策のコンサル会社を経て、広報の仕事に従事。2019年8月よりethica編集部のライターとして活動を開始。プライベートでは1児の母、ときどき筝奏者。

ーーBackstage from “ethica”ーー

これまでになくエシカルやサステナブルな取り組みへの関心が高まっている現代。先進的な企業の革新的技術やダイナミックな取り組みがクローズアップされることが増えてきました。

そうした中、無意識のうちに「何かインパクトの大きいことをしないと世の中を変えることはできない」という考えに囚われ、身動きが取れなくなってしまっている人が(筆者も含め)多いのかもしれないと感じました。

私たちが今日から踏み出す小さな1歩が、エシカルな世界に向けた大きなアクションに繋がっていく。

今回の「AMU セッション」は、私たちが意外に忘れてしまいがちなシンプルな解を、あらためて思い出させてくれました。

スターバックス リザーブ®️ロースタリー 東京 Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

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