ethica8月号のテーマは「家族で考えるSDGs」です。皆さんは、家族でSDGsについて話したりすることはありますか? 私が過ごしたドイツでは、家族みんなでSDGsについて話す機会がたくさんありました。社会問題について考え、取り組んでいく上で 身近な家族とまずは気づきを共有することがとっても大切だと私は信じています。
今月も、私がドイツで得た気づきや学びを紹介していきます。
ethica8月号のテーマは「家族で考えるSDGs」です。皆さんは、家族でSDGsについて話したりすることはありますか? 私が過ごしたドイツでは、家族みんなでSDGsについて話す機会がたくさんありました。社会問題について考え、取り組んでいく上で 身近な家族とまずは気づきを共有することがとっても大切だと私は信じています。
今月も、私がドイツで得た気づきや学びを紹介していきます。
これまで21年間育ってきた場所を飛び出して、初めての文化、人、環境に囲まれて改めて学んだことがあります。
それは、「自分にとっては何気ないその小さな行動が、誰かにとっては意味のある、大切なものかもしれない」ということ。
私はドイツに来てから4つの合唱団に参加してきました。それぞれ違った魅力があって貴重な経験をさせてもらっています。
合唱団での、私の一番お気に入りの時間はウォームアップの時間です。
声がよく出るように顔のマッサージをして、首や肩を回して、顔をほぐして、ららら〜って声のウォームアップを10分ほど。この時間が私は大好きです。なぜなら、言語の分からない私でも、曲を知らない私でも、全力で参加できるから!
特に初めて参加した時は、この時間が唯一楽しいと思えた時間でした。
きっと周りの人にとっては、いつもと変わりないただのウォームアップ。
なんてことのない時間や行動でも、こうやって、その小さなことを毎週心から楽しみにしている人がいるんです。
日本でミュージカルをしていたとき、ウォームアップに特別な想いを抱いたことはほとんどありませんでした。けれど、私が最後に出演する公演の日に、毎日やっていたことが終わり「ああ恋しい! もう一度ウォームアップをやりたい!」って思ったことがあります。
何気ない日常で、普段はなんとなくこなしているルーティーン。
無くなってからやっと、その楽しさや有難さに気付かされるものですよね……!
「失ってみて初めてその有難さに気付く」
そうやってわかっているなら失う前から大切にしたい。
小さな行動や日常のルーティーンをもっと大切にしたい。小さなことに愛や感謝を込めたい。毎日のすべての小さな行動を大切にすることって決して、簡単なことではありません。けれど失ってからでは遅い。
そして、その小さな行動を楽しみにしている人がいるかもしれない。
だから、”Do small things with great love (小さなその行動に、大きな愛を込めて)”。
こうやって毎日を過ごしたいなと思っています。
今日は私が毎日心がけていることを文章にしてみました。
皆さんは、何を心がけて毎日を過ごしていますか?
記者:スミレ
1997年生まれ。千葉県出身の大学生。トビタテ9期生として、2019年1月よりドイツに留学。2016年よりNPO法人じぶん未来クラブにて学生ボランティアとして活動。日本各地で行われる教育ワークショップにてこれまでに1000人以上の子どもたちと関わる。ボランティアリーダーとして各ワークショップを率いたり、新規ボランティアを対象とした研修等も行う。学業やアルバイトからは得ることのできない「ボランティアの魅力」を1人でも多くの学生に伝えたいとの想いのもと、「ボランティア先進国」と呼ばれるドイツにてボランティアを行いその仕組みを探る。
Pay it Forward ~優しさは連鎖する~
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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