[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】 ethica beauty project
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】

撮影:平間至

ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。

 美しいひとが語る「モデル」とは?

モデルに必要なもの

ファッションモデル、それも名だたるトップブランドから指名を受け、世界のコレクションのランウェイを颯爽と歩み続けたスーパーモデル。まさに究極に美を追求する世界を生きてきた冨永さんに聞いた。モデルに必要なものとは?

「容姿」

即答だった。こう続ける。

「美しい、かっこいい、なぜか惹かれてしまうーー。見る者にそう感じさせるのは、絶対的かつ圧倒的に容姿です。なぜならモデルは話さない。だから第一印象がすべてなのです」

冨永さんが17歳で単身渡米し、NYコレクションに彗星のように登場したように、多くのトップモデルは10代でランウェイにデビューする。「16歳、17歳って、30代の私からするともはや生まれたままの姿みたいなもの(笑)。それはつまり、天賦の素材、持って生まれた神秘性がなければ、世界では活躍できないということでもある。その上で才能と運に恵まれ、さらに誰よりも努力した人が、トップモデルとして君臨することができるのです」

撮影:平間至 ワンピース¥83,500、ベルト¥24,600/ ナヌーシュカ( HiRAO INC [ヒラオインク])

若さが武器になるとは、翻れば年齢を重ねることは不利になること。冨永さんが世界の第一線で活躍していたころは、「多くのモデルが20代後半になると引退を余儀なくされていた」と振り返る。

「時間は容赦なく過ぎていく。誰でも平等に。私も勝手に時間が過ぎちゃってる感じ。気持ち的にはまだ20代後半ぐらいのつもりなのですが、現実はまもなく40代に手が届こうとしている。容姿や体の変化は、もちろん感じています」

そして、こう続ける。

「シワが増えたり体力が衰えたりは仕方のないこと。ポジティブに受け入れた上で、そこからは生まれ持ったものをどう輝かせていくかだと思います。それは、内面を磨いたり、体をメンテナンスしたりといったこと。私の場合、『冨永愛』はモデルとしての商売道具でもあるので、年齢による変化と向き合い、正しくあがいてうまく味方にし、その年齢ごとのベストを目指す。そのための努力は欠かしません」

自身初のビューティーブック『冨永愛 美の法則』では、30代前半と半ばの2回、体の機能低下を実感したことがきっかけとなり真剣に自分の体に向き合うようになったと明かし、日々のトレーニングのメソッド、その目的や効果について具体的に紹介している。

また、夜の入浴からスキンケアまでは、たっぷり1時間30分はかけているという。その「美のマイルール」はーー。

 

「湯船で小顔ストレッチ」

「シャンプーしながら頭皮マッサージ」

「顔のスキンケアは手でなじませる」

「ハリ感を与える専用美容液でバストマッサージ」

「ハンド&ネイルケアも忘れずに」

 

といったように洗顔からボディケアまで幅広く、さらにパーツごとに細かくルーティンを決めている。著書に連なる見出しだけ見てもそのプロ意識の高さに思わず唸る。これらのケアを日々続けることは、いかにモデルであっても大変なのでは? と言葉を向けると、「モデルじゃなかったら何もやらないと思います。だって、めんどくさいもん!(笑) モデルや俳優の仕事をしていないのにトレーニングや美への意識が高い人、マジで尊敬しちゃいます」とちゃめっ気たっぷりに笑い、一転、静かにこう語った。

「100パーセント、モデルの仕事を続けるため。モデルは私の生きがいだから」

それが、美しい人がたゆまぬ努力を続け、美を磨き続ける理由。

連載企画「冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。」全8回にわたってお届けしてまいります。

 

【連載】「冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。」を読む>>>

 

<撮影協力>

・フォトグラファー:ITARU HIRAMA

・スタイリスト:SOHEI YOSHIDA (SIGNO)

・メイク:Mio (SIGNO)

・協力:UNDER GROUND

・コーディネーション:TRANSMEDIA Co.,Ltd

 

<商品に関するお問い合わせ>

HiRAO INC [ヒラオインク]

 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-11-608

03-5771-8809

 

冨永愛

17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなど様々な分野にも精力的に挑戦。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。2019年秋、TBSドラマ日曜劇場「グランメゾン東京」では主要キャストとして抜擢、女優としても活躍。公益財団法人ジョイセフアンバサダー、エシカルライフスタイルSDGs アンバサダー(消費者庁)

初翻訳となる女の子を応援する絵本『女の子はなんでもできる!』(早川書房)が楽天ブックスで 1 位(外国の絵本部門2020年11月24日~11月25日)となり、絵本としては異例のスピードで重版が決まり、読みやすく、元気になる言葉は、子どもからも評判を得ている。原題は”Girls Can Do Anything”(文:キャリル・ハート 絵:アリー・パイ)

冨永愛さんによる読み聞かせ動画はこちらから https://youtu.be/bMJrWM-xpfw

文・中津海麻子

慶応義塾大学法学部政治学科卒。朝日新聞契約ライター、編集プロダクションなどを経てフリーランスに。人物インタビュー、食、ワイン、日本酒、本、音楽、アンチエイジングなどの取材記事を、新聞、雑誌、ウェブマガジンに寄稿。主な媒体は、朝日新聞、朝日新聞デジタル&w、週刊朝日、AERAムック、ワイン王国、JALカード会員誌AGORA、「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~ 」など。大のワンコ好き。

構成・大谷賢太郎

あらゆる業種の大手企業に対するマーケティングやデジタルの相談業務を数多く経験後、2012年12月に『一見さんお断り』をモットーとする、クリエイティブ・エージェンシー「株式会社トランスメディア」を創業。2013年9月に投資育成事業として、webマガジン「ethica(エシカ)」をグランドオープン。2017年1月に業務拡大に伴いデジタル・エージェンシー「株式会社トランスメディア・デジタル」を創業。2018年6月に文化事業・映像事業を目的に3社目となる「株式会社トランスメディア・クリエイターズ」を創業。

創業9期目に入り「BRAND STUDIO」事業を牽引、webマガジン『ethica(エシカ)』の運営ノウハウとアセットを軸に、webマガジンの立ち上げや運営支援など、企業の課題解決を図る統合マーケティングサービスを展開中。

「冨永愛 美の法則」(ダイヤモンド社)概要

世界的トップモデル冨永愛のランウェイで学び得た「美しい人になる習慣」。究極の美肌術、ボディメイク、美しい歩き方、食べ方、仕事、セックス、美の哲学ほか、アジアを代表するスーパーモデルのビューティーライフ。20年間、パリコレをはじめ、世界最高の美の価値観に触れてきた著者だからこそ話せる「美の法則」。

詳しくはこちらから

https://www.diamond.co.jp/book/9784478109793.html

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

中津海 麻子

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
柴咲コウさんの参加が契機に。ヘアドネーションという選択
独自記事 【 2019/9/2 】 Love&Human
自分の髪を第三者に寄付する、ヘアドネーションという活動を知っていますか?寄付した毛髪はウィッグの他、美容師のトレーニングやヘア商品の開発研究などのために再利用されます。 今日は小児がんの治療や外傷など、様々な理由で髪を失ってしまった18歳以下の子どもたちが使う、「メディカル・ウィッグ」を作るためのヘアドネーションについ...
女優ののんさんがSDGsを広めるためのキャラクターを発表!
独自記事 【 2020/11/9 】 Art & Culture
朝日新聞社は10月11日(日)~15日(木)に、民主主義や気候変動、SDGsなどコロナ禍で浮上した問題や世界の変化について話し合う「朝日地球会議2020」をオンラインで開催しました。「SDGsしないのん?」と題したセッションには、人気女優ののんさんや国連広報センター所長の根本かおるさん、ニュースサイト「withnews...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica-Tips】私によくて、世界にイイ。サステナブルなチョコレート3選
独自記事 【 2020/10/26 】 Food
チョコが恋しくなる季節。温かな飲み物と一緒に口に含むと、とろ〜り美味しさが溶け出します。常温で置いておいても溶けにくい秋冬は、まさにチョコの旬。 というわけで今回は、サステナブルなチョコレートのお話。買うことで生産者の暮らしとつながるフェアトレードなアイテムや森林保護の視点から生まれたエシカルなチョコなど3種類をご紹介...
ワールド主催「246st.MARKET」イベントレポート 4人の環境アクティビストをethicaが独占インタビュー
独自記事 【 2020/10/26 】 Home
ワールド北青山ビル1階で10/14〜10/18に行われたポップアップイベント『246st.MARKET』(ニイヨンロクストリートマーケット)。“GOOD FOR FUTURE”をコンセプトに、クリエーターたちとともに未来を創造するプロジェクトです。3回目を迎えた今回は「サーキュレーション・ライフスタイル」をテーマに、サ...
まずは自分の“半径5m”から愛を広げていく。 エシカルウェディング経験者・沼田暁さんが考える社会貢献のかたち (前編)
独自記事 【 2020/3/2 】 Fashion
エシカルや社会貢献活動に関心があり、何か自分にできることをしたい。でも、いざ何かしようとしても「自分が役に立てることなんてあるのだろうか」と躊躇ってしまう人が多いのかもしれません。筆者である私も、そんな悩みが尽きない一人です。 悩める筆者がある“ウェディングドレス”をきっかけに出会ったのが、今回の主人公・沼田 暁(ぬま...
【ethica編集長対談】「ECOALF」創業者 ハビエル・ゴジェネーチェ氏
独自記事 【 2019/12/23 】 Fashion
スペインのファッションブランド「ECOALF」の日本第1号店が2020年3月、東京・神宮前にオープンすることになり、先日、都内でその発表会が行われました。 「ECOALF」は世界中で脱プラスチックの動きが広がる中、環境を守りながらペットボトルや漁業用の網などといった海洋プラスチックごみを再生して作った機能的な衣類や靴、...
ファッションデザイナー石川俊介さん『背景が見えにくいファッション産業への疑問』
独自記事 【 2019/12/16 】 Fashion
エシカルなコーヒーの調達率 99 % を達成したことにちなみ、9月9日に全国のスターバックス店舗で2015年から行われている「99 キャンペーン」。特に、同キャンペーンが初めて実施された、中目黒の「スターバックス リザーブ®️ロースタリー 東京」では、バリスタによるコーヒーの生産過程についてのマイクパフォーマンスが行わ...
SDGsは「自分の暮らしの中」で向き合う。
sponsored 【 2019/11/25 】 Home
気候変動やグローバル化で深刻化する問題に対応するため、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)。貧困や格差の解消、地球環境の保全などをめざし、全ての国連加盟国が2030年までに取り組む行動計画だ。企業は単なる社会貢献ではなく、本業を通じた活動が求められている。ボルネオ島の生物多様性保全やアフリカ・...
「外」からの視点がとらえた、日本の美しさ 【国木田彩良・前編】
独自記事 【 2018/10/4 】 Art & Culture
明治時代の小説家・ジャーナリストの国木田独歩の玄孫であり、現在、モデルとして活躍中の国木田彩良さん。このたび谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を原案とする短編映画『IN-EI RAISAN(陰翳礼讃)』(高木マレイ監督)の茶人役で、女優に初挑戦しました。10月5日の映画公開を控え、2018年6月に建仁寺塔頭 両足院にて行われた映...
日本の良さを改めて実感!?  豪華舞台を楽しめる「日本博特別公演」の放映が決定!
独自記事 【 2020/6/15 】 Art & Culture
『ethica(エシカ)』6月号のテーマは、「エシカル世代」です。 新型コロナの影響で、ライブでエンターテイメントを楽しむ機会はほとんどなくなっていました。ようやく再開への道筋は見えてきたものの、実際にリアルな場に出かけてイベントなどを楽しめるのは、もう少し先になりそうです。そんな中、「エシカル世代」にも人気の2.5次...
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
「エシカルファッションってなに?」 ピープルツリーの場合
独自記事 【 2019/9/20 】 Fashion
日本とイギリスで展開するフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」。人にも地球にも良いライフスタイルを提唱するエシカルファッションのパイオニアともいえるその活動は、ethica編集部でも創刊以来、大先輩としてその歩みに倣って参りました。 エシカルな気づきをテーマに情報発信を続けてきた私たちethicaは今年6周年を迎...
美しき理系アーティスト、スプツニ子!さんに伺いました!(前編)「質の高い教育をみんなに」
独自記事 【 2019/9/28 】 Art & Culture
9月22日(日)〜29日(日)のSDGs週間(*)にフェイスブック ジャパンが開催している「Facebook Fundraisers for SDGs」で、「質の高い教育をみんなに(SDGsの目標4)」を達成するため、アメリカのNPO団体「Girls Who Code」への募金キャンペーンを立ち上げたスプツニ子!さんに...
一杯のコーヒーから広がる「 99 」への想い 。
独自記事 【 2019/11/12 】 Food
エシカルなコーヒー豆の購買率 99 % を達成したことにちなみ、毎年9月9日に全国のスターバックス店舗で行われる「 99 キャンペーン」 キャンペーン開始から5年目となる今年、中目黒の「スターバックス リザーブ ® ロースタリー 東京 」ではじめての「 99 キャンペーン」イベントが実施されました。 前編につづき「 9...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
The Breakthrough Company GO クリエイティブディレクター 砥川直大さん(前編)
独自記事 【 2020/4/20 】 Fashion
世界中で脱プラスチックの動きが広がる中、ペットボトルや魚網などの海洋プラスチックごみを再生して作った衣類や靴、かばんなどを次々に発表。現在ヨーロッパを中心に大きな注目を集めているスペイン生まれのファッションブランドが「ECOALF」です。この3月、日本第1号店が東京・渋谷にオープンしましたが、開店にあたり「地球の資源を...
蜷川実花×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/7/13 】 Art & Culture
渋谷パルコのPARCO MUSEUM TOKYOで新作個展「東京 TOKYO/MIKA NINAGAWA」を開催した写真家で映画監督の蜷川実花さん。蜷川さんの新作写真集「東京 TOKYO」の刊行を記念して行われたもので、会場には「東京に生まれ育ち、この街しか住んだことがない」という蜷川さんが「大事なものすぎてなんだか手...

次の記事

国連環境計画と日本政府の取り組み
セブン&アイ・ホールディングス・釣流まゆみ 執行役員 (後編)「パートナーシップで目標を達成しよう」

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます