料理研究家・食品ロス削減アドバイザー島本美由紀先生「うっかりフードロス」を削減しよう。 今日から始めるSDGsアクション!
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料理研究家・食品ロス削減アドバイザー島本美由紀先生「うっかりフードロス」を削減しよう。

気がついたら冷蔵庫の中の食材が賞味(消費)期限切れ…。そんな経験はありませんか?何と8割近くの人が、フードロスを経験しているのだとか!ある調査(※注)では、4人家族の1年間の「うっかりフードロス」を金額に換算すると、約6万円にのぼることがわかったとのこと。SDGsの観点からも私たち一人ひとりが食材をムダにしない意識を持つことは急務と言えます。そこで今回は、料理研究家・食品ロス削減アドバイザーの島本美由紀先生に、誰でもすぐに実践できるフードロス削減のポイントを伺いました。

(※注)京都市食品ロスゼロプロジェクト

フードロス削減ポイント・その1

毎日のお買い物の仕方を変えよう。

食材を捨てることには罪悪感が伴いますよね。フードロスとは、まだ食べられるものを捨ててしまうことを言います。それを防ぐためには、まず買い物の仕方を見直すことが大切です。フードロスを防ぐコツは、“特売”や“お得”といったキャッチコピーに誘惑されないこと。スーパーなどではついついまとめ買いをしてしまったり、お得なサイズに手が伸びてしまいがちですが、大容量は味に飽きてしまったり、時間がたって風味が落ち、結局使い切らずに捨ててしまうケースが少なくありません。安くても、家族のサイズに見合っていないものを買うのはやめましょう。

野菜などの生ものも同じで、美味しいうちに食べきれる量を購入するように心がけましょう。また、昨今では買い物は「3日に1度程度」が推奨されていますが、買い物に行く前には次のようなことを心がけると良いですよ。

・ 3日(9食)分のおおよそのメニューと食材をリスト化する。

・買い物に出かける前には冷蔵庫の中を確認する。

・野菜室などの写真をスマホなどで撮影する。

献立は細かくなくても大丈夫。とりあえず主菜が決まれば、あとは冷蔵庫に残っている食材を簡単なおかずにすればOKです。まずは自分なりのルールを作り、できることから始めましょう。また、お腹が空いているときに買い物に行くと、余分なものを買ってしまいがちなので、空腹時を避け、お昼ご飯の後などに行くといった工夫をしてみてください。

フードロス削減ポイント・その2

「冷蔵庫パンパン」問題を解消しよう。

冷蔵庫がいつもいっぱいになっているとしたら、それもフードロスの一因です。「奥のものが見えにくい、取り出しにくい」、「食材が重なり合って賞味(消費)期限が見えにくい」…。それは「何となく、何でも入れる」が習慣になっているからではないでしょうか。冷蔵庫にたくさんのものを詰め込んでいると、冷気の循環が阻害され、冷蔵効率も下がってしまいます。

冷蔵室に入れる食材の量は7割以下を目安に、1/3くらいのスペースは空けるようにゆったり収納するのがオススメ。冷気がめぐり、食材が長持ちするだけでなく電気代の節約にもなります。冷凍室は逆に7割以上でしっかり収納。冷気が逃げずに効率良く冷凍保存できます。また、冷凍庫は無造作にものを入れると取り出しにくくなるので。立てたり仕切りを使うと効率良く使えるようになります。

冷蔵庫は、食材を保存するだけでなく、使うことを目的に収納する場所。入れたものの所在がわかるようしておけば、使い忘れや二重買いの防止、ストックの管理がラクになり、毎日の家事もはかどりますよ。

フードロス削減ポイント・その3

常温保存できる「ちょいストック」を活用しよう。

普段からよく食べるもので切らしたくない食材は、常温で長期保存できるものを活用するとフードロスを減らすことができます。たとえば缶詰、レトルト食品などと一緒に『ロングライフ紙パック』の食品を「ちょいストック」しておくと安心ですよ。雨や悪天候で買い物に行けないときや、あと1品ほしいときにも使えて便利です。常温保存が可能なら、まとめ買いができて気持ちにも余裕が生まれます。賞味(消費)期限が気になるお豆腐や、冷蔵庫に入れると場所を取る豆乳や牛乳などは特にオススメです。

『ロングライフ紙パック』の商品は、食品の色や風味、栄養を保ちながら、保存料不使用・常温で長期保存できるのが特徴です。スーパーなどでは冷蔵ケースに陳列されているので、気づかず購入して冷蔵庫に入れていたというケースも多いようです。商品には「常温保存」の記載があるので、購入時にはぜひチェックしてみてください。

我が家では、来客用に『ロングライフ紙パック』の飲料水を愛用しています。SDGsへの意識の高まりから、最近では企業などでもペットボトルからの切り替えが進んでいるようです。紙製の容器なので飲み終わった際にもかさばらず、リサイクルが可能な点も良いですね。

また、災害用の備蓄として使えるのもメリットで、地方自治体などでは防災用飲料水にも『ロングライフ紙パック』の商品が導入されています。

注意したい点として、たとえ常温保存が可能な商品であっても「買って満足」ではなく、期限内にきちんと使い切ることが大切です。定期的に在庫チェックをしてください。目につきやすい冷蔵庫の近くに置いたり、缶詰、レトルト食品と一緒にまとめてストックしたりすることで、使い忘れを予防しましょう。

編集部が注目!環境にやさしい『ロングライフ紙パック』

現在、たくさんの身近な食品に『ロングライフ紙パック』が使用されています。市販されている商品の中から一例をご紹介しましょう。

・森永 絹とうふ

・マルサンアイ 有機豆乳無調整

・明治 ザバス ミルクプロテイン(ココア味)

・グリコ アイクレオ赤ちゃんミルク

・らくのうマザーズ 大阿蘇牛乳

・トロピカーナ エッセンシャルズ マルチビタミン

・伊藤園 1日分の野菜

・カゴメ 野菜生活100 オリジナル

皆さんが日々のお買い物の中で目にしているものも多いのではないでしょうか。保存料を使わずに常温で長期保存できる理由は『ロングライフ紙パック』の特殊な包装技術にあります。

1.滅菌した食品を無菌の環境下で充填 → 常温での長期保存が可能に。

2.超高温瞬間殺菌 → 素材本来の風味・栄養を損なわない。

3.アルミ箔が酸素と光を遮断 → 食品の酸化を抑制。

6層構造で中身をしっかり守ります

優れた技術によって、製造から半年間保存できる赤ちゃん用の育児ミルクも発売されました。新型コロナウイルスの自宅療養者サポートキットの中にも、常温保存ができる『ロングライフ紙パック』の豆乳や牛乳などが活用されています。いざというときのために積極的に選んでみてはいかがでしょう。

ロングライフ紙パックの特設サイトはこちら

https://www.choi-stock-raku.com

脱プラ&リサイクル!買って使ってSDGsアクション

『ロングライフ紙パック』は、SDGsのさまざまな目標達成に向けて取り組んでいます。紙なのでリサイクルできて脱プラスチックにも貢献できます。選ぶこと自体が環境保護への第一歩と言えそうですね。

使い終わった『ロングライフ紙パック』は、スーパーや生協、小学校のベルマーク運動などで回収され、トイレットペーパー(1Lのロングライフ紙パック7個分=1ロール)になります。

缶よりも省スペースなのでトラック輸送時の効率が良く、おうちでもすっきり収納できます。

持続可能で最適な森林管理や木材生産に貢献する商品にのみ付けることができる『FSCマーク』付き。このマークを選ぶことで、森林保全をサポートできます。

おうち時間が長くなり、まとめ買いのニーズが増える中、私たち一人ひとりの日々のアクションでフードロスを減らすことができます。持続可能な未来のために、できることから始めませんか?

料理研究家・食品ロス削減アドバイザー

旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。食品ロス削減アドバイザーとしても活動し、ラク家事アドバイザー、食品保存&冷蔵庫収納アドバイザー、防災士の肩書を持つ。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍し、著書は70冊を超える。

記者:山田ふみ

多摩美術大学デザイン科卒。ファッションメーカーBIGIグループのプレス、マガジンハウスanan編集部記者を経て独立。ELLE JAPON、マダムフィガロの創刊に携わり、リクルート通販事業部にて新創刊女性誌の副編集長を務める。美容、インテリア、食を中心に女性のライフスタイルの動向を雑誌・新聞、WEBなどで発信。2012年より7年間タイ、シンガポールにて現地情報誌の編集に関わる。2019年帰国後、東京・八ヶ岳を拠点に執筆活動を行う。アート、教育、美容、食と農に関心を持ち、ethica(エシカ)編集部に参加「私によくて、世界にイイ。」情報の編集及びライティングを担当。著書に「ワサナのタイ料理」(文化出版局・共著)あり。趣味は世界のファーマーズマーケットめぐり。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田ふみ

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