洋服が整ってごきげん
ストレスを感じること、やりたくないことにかける時間はとことん減らしたいというのが夫のモットー。一度方向性が決まると、徹底して快適化に努めます。
「もう、どれを組み合わせても間違いないのしか持たへん」。
基本は白、黒、茶で色物は少し。新しいものを買う時に、この色(形)は持っているから違う色(形)にしておこうと選びがちだったのが、気に入ったものは何着でも買う、というスタイルに。
合わせ方に悩む服、組み合わせが限定されてしまう服は手放し、綺麗なものは人に譲ったり、購入した店舗のリサイクルに出したり。
一度決めると無頓着というか執着がないというか。
あれもこれも大切にしたいと、つい手元に留めてしまう私にとって、そんな夫の潔さには目を見張るものがあります。
服が減ってスタイルが統一されたことで、洗濯物を片付けようと夫の引き出しを開けるたび、雑多に詰め込まれすぎて何がどこにあるのかわからない……となっていた悩みもおまけで解決。
衣替えもすんなりと終わり、半袖Tシャツが整然と並ぶクローゼットを眺めながら「いい感じやん」と夫とにんまり。
そんなこんなで夫にとって(私にとっても)ストレスが一つ減って、わが家には、以前より少し穏やかな朝が訪れるようになりました。
ちなみに、服選びに続く悩みの種らしいのが髪。とにかく量が多く、頻繁にカットに行かないとみるみる間にヘルメット化していきます。
身の回りのものをシンプルにすることに、年々積極的になっている夫。
洋服が整ってごきげんな姿を見て、数年後には丸坊主にしているかもしれないな……とふと思う私でした。