読者対話型 連載「あなたにとってのウェルビーイングとは何か」【プロローグ】 「読者」と「ethica編集部」の交流の場(オンラインオフ会)連動企画
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読者対話型 連載「あなたにとってのウェルビーイングとは何か」【プロローグ】

プロローグ

 

はじめまして。フミヤと申します。

 

今回、新連載企画「あなたにとってのウェルビーイングとは何か」を担当させていただきます。この連載は、ストレス社会に生きる私たちが、ふと立ち止まって「豊かさ」について考えるきっかけとなる、ささいな休憩所のようなものです。皆さんと一緒に、当たり前だと思っていた価値観を一つ一つほどいていく作業が出来たらと思います。

 

 

では連載に入る前に、まずは私の自己紹介をしたいと思います。

 

私は都内の大学で社会学を学ぶ学生です。とは言っても、私の学問の関心は幅広く、ジェンダー論、環境問題、平和学、ドイツ文学などなど挙げればキリがありません。とにかく雑多に、だけれども深く、学問を追及しています。

 

そんな机に向かうことが大好きな私ですが、一方で課外活動も活発に行ってきました。例えば、大学一年次から二年次にかけて、ベトナムやネパール、カンボジアなどのアジア各国でプログラムに参加し、各国の学生と環境問題や貧困問題について議論を交わしました。大学三年次からはドイツに留学し、フィールドワークを通して都市と音の関係性やドイツ移民などに関して研究しました。

 

そして帰国後、私が見出したのは「対話と文字の力」です。課外活動をする中で出会う人々は、皆あらゆる「ラベル」を持っていました。○○人。○○大学の学生。起業家。元軍人。しかし、関わっていくと、そんなラベルの向こう側にある多様な人間性が分かってくるのです。目の前の個人のユニークさに気付くこと、それを私は「対話」と呼んでいます。また、そうした経験をブログに書くと、とても暖かい言葉をもらいました。ユーモラスな友人との出会いを「いいな」と羨ましがるのではなく、「私も挑戦してみたい」と自分の決意に落とし込んでくれた人もいました。彼は今月からアメリカに留学するそうです。

 

その中でエシカと出会ったのはある意味必然だったのかもしれません。直接のきっかけは、スプツニ子!さんのインタビュー記事でした。当時メディアアートについて勉強していた私は、彼女が教育支援を行っているとは知らず驚きましたが、同時に彼女の信念のある語りとそれを引き出すエシカに感嘆したものです。SDGsに取り組む個人や企業を取り上げ、わかりやすい記事として発信するエシカは、「対話と文字の力」を実感する私にとってピッタリの場所でした。それからは過去の記事を読んだり、レポートのアイデアにしたりもしました。それほどエシカは私の学問的興味とも近いものでした。

 

さらに、世の中に知れ渡るべき素晴らしい取り組みの数々を紹介するエシカを見て、私の見てきたこともまた、誰かの生活を変えるのかもしれないと思うようになりました。友人をアメリカに送り出すことが出来たのだから、読者の日常のほんの欠片を刺激することも出来るのではというエゴイスティックな自意識でしたが、縁あって今はエシカのライターとして活動させていただいております。

 

 

そして今、私は連載で何をしたいのか。

そもそも、私たちの生活とはどんなものでしょうか。朝は電車に乗って会社や学校に行き、へとへとになって家に帰り、テレビやスマホを見て、寝る。もちろん全員がこうした生活をしているわけではありませんが、これが日本人の標準的な生活様式でしょう。しかし、もし私たちが当たり前に行っている習慣や、生活態度、思い描く規範が、一歩日本を出れば当たり前でないと知ったら。情報のグローバル化で、多くの人は今の自分の生活が絶対的ではないということを知っているかもしれません。でも、私たちが本当に日常のあり方を疑う瞬間はどれほどあるでしょうか。

 

良い生活だと思っているものが、本当に「良い」ものなのか。

幸せだと思っているものは、本当に自分にとっての「幸せ」なのか。

 

私たちには、問うべきなのに何故か問えない事柄が沢山あります。それは忙しいからでも気づいていないからでもありません。問うべきだと知っているのに問う方法を知らないのです。この問う力のことを、社会学では「社会学的想像力」と言います。連載では、皆さんと一緒に、私の見て来たアジアの価値観を手掛かりに、こうした「問う力」を醸成していきたいと思っています。

 

・都会の生活に疲れている。

・海外旅行は行くが、現地の本当の姿を見られないことに不満を抱いている。

・身の回りでSDGsについて語る機会がない。

・将来のために何かアクションを起こしたいと思っている。

これらに一つでも当てはまるとすれば、この連載はきっとあなたのためです。

 

ただし、この連載は、私が一方的に読者の皆さんの価値観をいじってしまうようなものではありません。むしろ、私が皆さんの助けを借りながら、一緒に考えていきたい問題です。ウェルビーイングとは何か、私も探り探りです。これは人生をかけても終わらない作業でしょう。対話と文字の力を信じるからこそ、この連載を通して、皆さんそれぞれが自分について、他者について、社会について考えて欲しいと思っています。社会全体が変わらなくても、私とあなたが変わり、私とあなたの周りが変わることで、この世界は少しだけ良い方向に回るのではないでしょうか。

 

初回は、ネパールの集落で見つけた家族観についてお話したいと思います。お楽しみに!

こちらの連載はこちらからご覧頂けます。

[読者対話型連載]あなたにとってウェルビーイングとは何か

永島郁哉

1998年生まれ。早稲田大学で社会学を学ぶ傍ら、国際学生交流活動に携わる。2019年に公益財団法人イオン環境財団主催「アジア学生交流環境フォーラム ASEP2019」に参加し、アジア10カ国の学生と環境問題に取り組んだ他、一般社団法人アジア教育交流研究機構(AAEE)では学生スーパーバイザーを務め、ベトナムやネパールでの国際交流プログラム企画・運営を行っている。2019年9月より6か月間ドイツ・ベルリン大学に留学。

ーーBackstage from “ethica”ーー

今回の連載は、読者対話型の連載企画となります。

連載の読者と、執筆者の永島さんがオンラインオフ会(ZOOM)で対話をし、次の連載の話題や企画につなげ、さらにその連載を読んだ方が、オンラインオフ会に参加する。

という形で、読者との交流の場に育てていければと思います。

 

ご興味のある方は、ethica編集部の公式facebookのメッセージから、ご応募ください。

https://www.facebook.com/ethica.jp

 
抽選の上、次回のオンラインオフ会への参加案内を致します。

 

 

ethica編集部

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