(第21話)「家族のごきげんに欠かせない、自家製アイスクリーム」【連載】かぞくの栞(しおり) 暮らしのなかで大切にしたい家族とwell-being
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(第21話)「家族のごきげんに欠かせない、自家製アイスクリーム」【連載】かぞくの栞(しおり)

心身ともに健康で、社会的にも満たされた状態であることを意味する「well-being」。

一人ひとりがwell-beingであることが、社会や環境をより良くしていくことにつながるのだと思います。

では、「私にとって良い状態」ってどういうものなんだろう?

そのヒントは、意外と何気ない日常の中に散りばめられているのかもしれません。

新しく何かを始めるのも大切だけど、まずは身近な人や自分が「ごきげん」でいることから。

家族と過ごすなかで感じる、そんな一瞬一瞬を切り取って、綴っていけたらと思います。

アイスクリーム、おうちでつくろっか!

夫も私も大のアイスクリーム好き。

お出かけ先などで、素材にこだわったアイスクリームやジェラートに出会ってしまった日にはもう、「食べない」という選択肢はありえません。

 

でも、そこでちょっぴり頭を悩ませていたのが、娘をいつアイスデビューさせるか。

 

これまでは、娘が寝た隙や、それとなくごまかしたりしながらこっそり食べていたのですが、大きくなるにつれて、そうもいかないようになり……。

 

一度ぺろりと舐めたことをきっかけに、ばっちり美味しさに目覚め、今年の春、3歳を前にアイスクリーム好きの仲間入りを果たしたのでした。

アイスはお出かけのときのお楽しみと、食べるタイミングは限定しつつも、普段一緒にお買い物に行くと、どうしても魅力的な商品の数々が目に入ります。

 

「たべたいな〜」と言われ、まぁたまには……と手に取ってみるものの、いざ原材料を見ると、娘に食べさせたいなと思えるものが、なかなかありません(卵アレルギーがあるので、卵無しのものに限るという条件も)。

 

そんなとき、ふと目に入ったのは近くに並んでいた冷凍フルーツ。

子どものころ、バナナを凍らせてアイス代わりに食べていたことを思い出しました。

 

「アイスクリーム、おうちでつくろっか!」と娘に声をかけ、買い物かごにバナナとミックスベリーと牛乳を入れ、レジへ。

「えー!? つくれるん?」と半信半疑で、でも期待に満ちた目をキラキラさせている娘。

 

帰宅後、ブレンダーにバナナとミックスベリー、牛乳、はちみつを入れてブイーンとペースト状にします。

ボウルに氷と塩を入れて、その上にペーストが入ったボウルを重ね、ヘラでまぜまぜ。

次第に周りから固まり始め、5分もしないうちに自家製アイスクリームが完成です。

 

フルーツたっぷりで自然な甘みのアイスクリームは、お店のものとは違うけれど、想像以上の満足感。

 

「おいしいねー!!」と自然と笑顔がこぼれます。

この日以来、すっかりはまってしまった自家製アイスクリーム。

 

甘酒と豆乳にキャロブパウダーでチョコレートアイス風、旬の果物に牛乳、お砂糖、たまには生クリームを加えて濃厚な口溶けを楽しんだりと、アレンジも多彩。

 

満足感や美味しさは市販のものにはかなわないかもしれないけれど、罪悪感なく、そして何より娘とも気兼ねなく食べられる自家製アイスクリームは、この夏、家族のごきげんに欠かせない存在となったのでした。

 

朝晩は肌寒く、秋の訪れを感じるこのごろですが、これからはさつま芋に栗にかぼちゃに、素材がますます美味しい季節。

 

「まま、つぎはぶどうあじ!!」

まだまだ自家製アイスクリームのお楽しみ時間は、手放せそうにありません。

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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