(第19話)デザインと有機栽培の可能性 【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」 山々に囲まれたのどかな八ヶ岳を巡りながら「私によくて、世界にイイ。」ライフスタイルのヒントを再発見
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(第19話)デザインと有機栽培の可能性 【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」

山々に囲まれたのどかな八ヶ岳を巡りながら「私によくて、世界にイイ。」ライフスタイルのヒントを再発見していく【連載企画】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」

今回は、(第18話)でご紹介した「ひまわり市場」さんでも生産物を展開している注目のファーマーズ・ブランド「Farm in Hands(ファームインハンズ)」にフォーカス!「デザイン×農」をコンセプトに、食と農の新しい可能性に挑戦しています。ブランドを立ち上げたのは、元ITデザイナーの駒込将之さん。全くの未経験から農家へと転身し、数々の有機野菜と有機野菜を使った加工品を全国に発信しています。農薬・化学肥料を使わない「安心・安全」な野菜づくりを前提とし、“大切な人に贈りたい野菜”を育てる駒込さん。なぜ八ヶ岳へ?なぜ農業を?そこには、意外な出会いと決断がありました。

1冊の本との出会いから有機農業家としての人生がはじまった

千葉県松戸市出身の駒込さんは、35歳まで東京のIT企業にて、デザイナーとしてwebの制作やソーシャルゲームのアプリ開発などに携わっていました。日々忙しさに追われる中、「この仕事って一生やることじゃないかもしれない…」。ふとそう思うようになったと言います。「もっと社会に貢献できる仕事がしたい」と思い、さまざまな書籍を手にとっていたとき、1冊の本を読んだことをきっかけに八ヶ岳に移住を決めました。

「それは、あるNPOの代表の方が書かれた本でした。見捨てられた日本の農地や山林も、視点を変えれば宝の山で、地域の資源を活用するノウハウがまとめられていました。そのNPOでは山梨県北杜市を拠点に、都会の大企業と農村をつなげる『企業ファーム』を運営していたり、そこから生まれた農作物を加工して都会で販売したり、農村の新しい価値を生み出す社会貢献活動などを行なっていたんですね。面白いな、と思って調べてみると有機栽培の協力隊を募集していて、応募したら運良く採用が決まりました。農業の経験はゼロ、山梨県に来たこともなかったのですが、思い切って会社を辞めて妻と一緒にこの地に移住しました」

日本の中でも日照時間が長いことで知られる山梨県北杜市明野町のファームで無農薬、有機栽培による安心・安全・元気な野菜をつくる

農業に関わったこともない、土いじりをしたこともない。最初は自分が生産者になるとは思ってもいなかったという駒込さんは、NPOのスタッフとして活動を始めるうちに農業に興味をもつようになります。

「有機栽培について調べてみると、いろいろな疑問がわいてきました。無農薬栽培って何で難しいんだろうとか、土づくりにしても肥料のやり方にしても、もっと良い方法があるんじゃないかとか。独学で勉強しているうちに農業について知りたいと思って、仕事が休みの日には近くの農家さんのところで作業を手伝わせていただくようになりました」

創造力と課題解決力で、より質の高い農業を目指す

「もっと良い方法があるんじゃないか」。長年IT企業で培ったスキルを活かし、経験値ではなく創造力で農業と向き合うことを決めた駒込さん。知れば知るほど農業にのめり込んでいきました。

「農業ってクリエイティブだな、と思うんですよ。だって、1mmにも満たない小さな種から根っこや芽が出て、食べられる野菜になるわけじゃないですか。自分の手で育ててみると、そこに想像以上の感動があったんですよ。最初に感動したのはジャガイモです。ほんのり甘みがあって、口当たりの良い美味しいジャガイモができました。

僕は常に何かを創り出す側の人間でいたい。ITデザイナーも、何もないところから自分で課題解決策を考えて形にするのが仕事で、それは農業も同じです。農業は実はとても論理的で、うまく育てるためには原因と結果を考えながら生育させる必要があります。勘や感覚だけに頼るのではなく、科学的な検証に基づいて実践すれば、より質の高い野菜をつくることが可能な仕事だということがわかって。僕が農業にハマっていった理由がそこにあります」

たくましく育った紅くるり大根、あやめ雪かぶ、黒大根

家族や子供や友達が安心して食べられるものを

NPOと並行しながら農業を学び、2016年4月に有機農家として就農。国の認定を受け、本格的に生産者としての活動が始まりました。

「正直、農薬や化学肥料をいっさい使わず、有機で野菜をつくるのは本当に大変です。農薬を使わないなんて無理だよ、と言われたこともありました。でも、家族や子供や友達が安心して食べられるものでなければ、自分のブランドをつくる意味がないと思ったんです」

「僕の畑がある北杜市明野町は標高も高いため、10年くらい前までは防虫ネットがなくてもいい野菜がつくれた地域だったのです。最近は温暖化が進み、このあたりの自然環境も大きく変化しています。初年度は上手くできたレタスも、翌年は虫に食われてほぼ全滅。

雨が多く降れば雑草に悩まされ、無農薬で農産物を育てるのは容易ではありません。カビや細菌に起因する病気も増えました。春が短くなって、暑い夏が長くなったように感じます。そのため作型も毎年試行錯誤しています。

経験がなかった頃は、とにかくいろんな情報を集めました。農薬の代わりに石灰を水で溶かして薄めて畑にまいたり、納豆菌を培養してまいたりもします。有機栽培でできることだけを継続してきました」

徹底して有機栽培にこだわり、害虫や雑草と戦いながら鶏糞や堆肥などの有機肥料で土壌を肥やし、苗を育て、丁寧に野菜に手をかけ続けた駒込さん。自分なりにトライ&エラーを繰り返しながら、3年目にはやっと安定して作れるようになったのだとか。

ズッキーニ、フィノッキオ、ズッキーニ、ロマネスクなど、珍しい野菜づくりにも挑戦し、地元の市場や飲食店などからも声がかかるようになりました。Farm in Handsのインスタを見たスーパーの青果担当の方からお問い合わせをいただいたことをきっかけに取引が始まったことも。中には生産が間に合わないほどの人気商品もあるそうです。

旨味も鮮度も持ちも違う!「有機野菜」が元気の源

現在、農業の世界でもっとも普及している慣行栽培(かんこうさいばい)※では、収穫の増産のために化学肥料を投入し、病虫害や除草のために農薬を使用します。日本でも戦後導入されるようになり、効率化・単一化・大量生産が可能になったわけですが、実際に有機野菜と比較すると。

「慣行栽培による野菜は、たとえば人間で言えば毎日サプリメントから栄養を補給しているような感じで、実際に肉や魚や卵といった食べ物から直接栄養を摂っている人とは違いがあるんじゃないかと、僕は考えています。窒素、リン、カリウムといった化学的な肥料を与えると、野菜に負荷がかかるというデータもあるし、何より土の中の微生物が減少して栄養のないやせた土地になってしまいます。結果的に野菜が貧弱になってしまう。実際に有機栽培を行ってみてわかったのですが、僕が作った野菜はまず持ちが全然違うんです。レタスでもピーマンでも冷蔵庫に入れたまま2週間くらい置いてもシャキッとして元気なんですよ。そして何より、野菜本来の旨味が強いと感じます。トマトも大根もにんじんも、ツヤツヤと健康的で味も濃いと感じます」

色も艶もフォルムも美しいロマネスクはレストランや料理研究家など、職のプロの間でも注目の野菜

※慣行栽培(かんこうさいばい)……通常生産過程において農薬や化学肥料を使用する従来型の栽培のこと

新しい有機栽培の可能性「デザイン×農業」

「デザイン×農業」をテーマに掲げるFarm in Handsの野菜たち。ふわっと優しいフリルをまとったプチヴェール、翡翠色の花蕾がフラクタルを描くロマネスコ、ブーケのようなカリフローレetc…。赤もあれば緑も、薄紫もある大根やトマトたちも実にカラフル。最近では、自然が持つ豊かな色彩を活かした野菜のピクルスや、イタリア料理店とのコラボから生まれたトマトのオイル漬け、乾燥させた野菜なども商品にラインナップ!どれも美味しさはお墨付き。見ても楽しく美しく、贈り物にもぴったりのルックスが人気の秘訣です。

紅くるり大根、ロマネスコ、あやめ雪かぶなど、農薬・化学肥料不使用の野菜を使い、種まきから梱包まで丁寧に仕上げたピクルスは、フレッシュな美味しさ

カラフルなドライラディッシュ(切り干し大根)は、鮮やかな色彩と大根の甘さをぎゅっと凝縮!サラダやスープのトッピングにも

洗わずにそのまま食べられる採れたて野菜のサラダパックはキャンプなどのアウトドアにもぴったり

「これからの季節は、その日に採れた新鮮な葉物野菜、ルッコラやラディッシュ、レタスなどをパックに入れたサラダセットがオススメです」

洗浄機で洗い、殺菌効果のある電解水でさらに洗って乾燥させるため、洗わずにそのまま食べられるFarm to Tableスタイルの1品。手間を惜しまず、クリエイティブなセンスを活かした八ヶ岳発・有機野菜の美味しさをぜひ味わってみてください。

 

Farm in Hands公式サイト

https://farminhands.com

https://farminhands.base.shop

https://www.instagram.com/farminhands/

 

さて次回は、八ヶ岳が誇る絶品卵『ROOSTER』の誕生秘話にフォーカス。作っているのは革ジャンとバイクとブルースをこよなく愛する超男前番長・徳光康平さん。大自然と養鶏と音楽に囲まれた元ロックバンド・ベーシストのワイルドすぎる開拓ライフに迫ります。お楽しみに!

バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」を読む>>>

記者:山田ふみ

多摩美術大学デザイン科卒。ファッションメーカーBIGIグループのプレス、マガジンハウスanan編集部記者を経て独立。ELLE JAPON、マダムフィガロの創刊に携わり、リクルート通販事業部にて新創刊女性誌の副編集長を務める。美容、インテリア、食を中心に女性のライフスタイルの動向を雑誌・新聞、WEBなどで発信。2012年より7年間タイ、シンガポールにて現地情報誌の編集に関わる。2019年帰国後、東京・八ヶ岳を拠点に執筆活動を行う。アート、教育、美容、食と農に関心を持ち、ethica(エシカ)編集部に参加「私によくて、世界にイイ。」情報の編集及びライティングを担当。著書に「ワサナのタイ料理」(文化出版局・共著)あり。趣味は世界のファーマーズマーケットめぐり。

ーーBackstage from “ethica”ーー

IT業界で培ったクリエイティブな発想を農業に生かし、知識と実戦で「デザイン×農業」という視点で八ヶ岳のファーマーズシーンに新風を吹き込むFarm in Hands。人は何のために働くのか。その疑問から農業に行きつき、生きるために必須の食料を創り出す仕事を選んだ駒込さん。環境問題、健康問題にも目を向けています。

世の中では今、野菜のビタミンやミネラルの生成メカニズムが解析され、農の世界は安全かつ健康的でより美味しい野菜の収穫が可能な時代へと進化中。経験や勘に縛られず、創造性と手づくりのぬくもりに満ちた次世代の有機農業のこれからに大いに期待したいと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田ふみ

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