(第20話)話題の卵「ルースター」で未来に挑戦【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」 山々に囲まれたのどかな八ヶ岳を巡りながら「私によくて、世界にイイ。」ライフスタイルのヒントを再発見
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(第20話)話題の卵「ルースター」で未来に挑戦【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」

今回は、19回でご紹介した「Farm in Hands」さんも絶賛する噂の卵「ROOSTER(ルースター)」を生産する徳光康平さんの牧場を訪ねました。都内でバンド活動をしながらアパレル会社で働いていた徳光さんが、山梨県・甲斐駒ヶ岳の麓に広がる2haもの広大な農地を借り上げ自作で鶏舎を建て、放牧養鶏を始めました。「音楽しか知らなかった」と言う人気ベーシストが、ブランド卵の激戦区・八ヶ岳で平飼い卵を扱う農家に転身した理由とは?農業研修と同時に猟師免許を取得してシカやイノシシなどの有害鳥獣駆除や解体も自らの手で行っています。

「美味しい卵」を起点に命と向き合い、放牧畜産と循環型農業にかける熱い思いを伺いました。

311で感じた都市生活への疑問が「循環する暮らし」の出発点に

2haもの広大な敷地に点在する養鶏小屋は徳光さん自らが建てた。甲斐駒ヶ岳に囲まれた雄大な自然の中でヤギたちものんびり

山梨県北杜市・八ヶ岳山麓周辺は、『八ヶ岳卵』に始まり、烏骨鶏、アローカナ、ハーブ卵など、さまざまな卵が売られていて、いわばブランド卵の激戦区。そんなこの地に移住し、2016年から新規就農者として鶏卵を生産している徳光康平さん。人気ロックバンドのベーシストから平飼い卵の農家へと転身した異色の経歴の持ち主です。

「知り合いが八ヶ岳で農業の研修生を募集していました。やってみたら?という一言に誘われて初めてこの地を訪れたとき、空の色といい、新鮮な空気といい、都会とはまるで違う環境に感動し、ここに住みたい!と、即決しました」

東京と程よい距離感にありながら大自然に囲まれ、空気や水の美味しさも格別。そんな八ヶ岳エリアに魅せられて、家族で移住を決めたと言います。大分から上京し、20代までは楽器をいじることしかしたことがなかった徳光さん。30代半ばで農業研修をスタートしました。種をまき、作物を育て、収穫することはもちろん、加工品の製造やマーケティング、地域との共同作業など、1年半の間に農業について一通りの実践的スキルを身につけたのです。

「農業をやりたいというより、生きるための技術を身につけたいという気持ちが根っこにあったんです。ちょうど子供が生まれ、父親としてこの先何があっても家族を守れるようなスキルを習得する、という思いの方が強かった」

「なんでも自分でやれるようになりたい」。そう思うきっかけとなったのが、2011年の東日本大震災の経験です。電気が消えた真っ暗な街、燃料が止まり、食料などの物流も途絶えた中で、何もできない無力感に襲われたと言います。

「周りのミュージシャンたちが政治への不満を訴えたりもしていましたが、それは違うなと。取り残されたような感覚と311で感じた都市生活への疑問から、持続可能な循環型の暮らしについて深く考えるようになりました」

自然と共生する「循環型の放牧養鶏」の実現を目指して

鶏舎の周りには鶏たちが自由に運動できる平飼い放牧地がある。たっぷりの日の光を浴びながらストレスのない環境で育つ

「八ヶ岳で農業をやると決めてから、動物と人間の共生について考え、色々な本を読んでいました。循環型農業をやるならまず養鶏からやろうと思い、タイトルに『鶏』という文字が付く本は片っ端から読破しましたね(笑)。

鶏糞から栄養豊富な肥料を作ることができて、その肥料から飼育米や有機野菜を育て、それをまた鶏の飼料に使う。養鶏は資源を無駄なく活用できるメリットが大きく、八ヶ岳の自然と共生できる理想的な循環型農場だと思ったのです」

トータルで2haもの広大な土地を北杜市からの紹介で借りあげ、2016年から始めた「平飼い」による養鶏。

耕地面積は合計70坪。野菜畑50a、3棟ある平家の鶏舎はすべて徳光さん自らが建てたというからすごい!

「木工もやったことがなかったのですが、図書館でフリーの設計ツール『キャドソフト』をダウンロードして使い方を学びました。今見ると、至らないところもいっぱいあるけれど、楽しかった。やればできるという達成感がありました」

安全な卵を目指す上で重要な飼料の一部には、自身で有機栽培した有機飼料、地域で廃棄されるブドウの搾りカスや枯葉などの有機物質資材を再利用。鶏たちには放牧地の雑草を自由菜食させ、飲水には日本の名水として名高い『南アルプスの自然湧水』をたっぷりと与えて飼育しています。

十分な運動をした健康な鶏たちによる放牧卵・ルースターは標高700mの恵まれた自然環境の中で生み出されているのです。

ロックな男前農家として、テレビや雑誌などのメディアに取り上げられることもあった徳光さんですが、農業に向かう気持ちはひたすらまっすぐな努力家。養鶏との出会いから、さらに深く「循環型農業とは何か」を追究していきます。

放し飼いで育つ鶏が産むフリーレンジエッグ

牧場の近くにあるジェラート屋さんに卵を届ける妻の麻由子さん。徳光さんと同じく都内ではミュージシャンとして活躍。現在は子育てをしながら農場の仕事を手伝う

「国土の狭い日本で養鶏といえば、ケージで鶏を飼うケージ養鶏が主流です。何段も積み重ねられたケージの中で鶏を飼育すれば効率良く安定的に採卵できるし、低価格の卵の流通にもつながります。一方、自然循環農場を目指すルースターの卵は、鶏たちが地面に放されて思いのままに遊び、雑草をついばんだりしながら元気に自由に動き回れる飼育法です。わずかB5ほどのケージよりは随分鶏に優しい飼い方だと思いますね」

最近では、大手メーカーも「ケージフリー宣言」を掲げ、使用する卵をケージ飼いから平飼いのものへと移行する動きが活発化しています。動物の権利と尊厳を守る活動が注目され、SDGsの観点からもアニマルウェルフェア(動物福祉)を重視すべく、ケージフリー宣言を掲げるホテル、飲食チェーンが増えているのです。ちなみにスターバックスやマクドナルドなどの世界的チェーンもケージフリーの卵の使用を発表しています。

日本でも数少ない純国産の「岡崎おうはん」が産むルースターは、プリッと盛り上がったレモンイエローの黄身と弾力があってクセのない白身が特徴。お日さまのような澄んだ輝きを放ち、その美しさにも定評があります。購入者からは「他の卵はもう食べられない」「極端に美味しい」「卵嫌いな子供が好んで食べるようになった」などの声が寄せられているそう。福岡や沖縄からのオーダーもくるほどの人気ぶりです。

卵の販路にもこだわり、フードロスを出さない工夫

生でもボイルでも加熱調理しても美味しいルースターの卵。この日は炊き立てご飯にTKGでいただきます!

しかし、現在の放牧養鶏や平飼いがベストだとは考えていないと徳光さんは言います。

「採卵養鶏においては、卵を産まない雄は生まれて間もなく殺処分されてしまう。海外では生まれる前の性別鑑定などの研究も進んでいます。そんな現状もあり、自然循環農場とか、持続可能な養鶏においてもさまざまな問題があると僕は感じていて、これが最良の方法だとはまだ言えないと思っています。スーパーマーケットの棚に並んだ卵は、売れ残ったら破棄されるという現実も目にしてきました」

そこで、たくさん農産物を作って特売価格に合わせた量を低価格でスーパーに卸すといった従来の販売方式ではなく、ルースターの卵はその販路にもこだわるようになったと言います。限られた地元のスーパーとオンラインでの定期購入者、各地の契約レストランなどをメインに、通年の販売量はほぼ固定。なるべくフードロスが出ないよう工夫をしているのです。

生きるため、暮らしを守るための狩猟で命と向き合う

罠にかかった雄鹿を解体。肉はジャーキーに、皮は家具職人が椅子に使用して蘇る。余す所なく、命を大切にいただく

「自分で農産物を作って、狩猟して肉を獲り、住む家を自分で建てる…」

衣食住の全てを自分でやってみようという強い思いから始めた暮らしは、今年で6年目を迎えました。就農と同時に猟師免許を取得し、有害鳥獣駆除の仕事を手伝ったり、実際に食料を確保するための狩猟も行う徳光さん。都会で暮らしていると、食肉の源や命の尊厳と向き合う機会はあまりないけれど、生きるため、暮らしを守るために狩猟をして解体し、そのすべてを大切にいただく生活の実践者を前に、自分は植物や動物の命によって生かされているのだと改めて気づかされます。そして、「環境、動物、人に配慮してこそ、はじめて循環型農業が成り立つ」という徳光さんの言葉の重みを実感しました。

「ポジティブな農業ってなんだろう。それが今の課題でもあり、大規模畜産が主流となっている中で、自分らしい農業をどこまで広められるのか。今後はそこに力を注いでいきたいと考えています。100点満点の動物福祉を農業で実現できるのか、僕自身も試行錯誤の毎日です。そんな日本の農業に関して、議論ができるような場づくりをしていきたい。誰かが正解を持っているわけではないからこそ、みんなで話し合うことが大切です。牧場で鶏やヤギや犬に囲まれ、天気の良い日は外でトーストを焼いたりして食べたりする時間の幸福度はとても高いと感じます。でも、一人だと幸せの密度は薄いんですね。仲間を作り、生きものが増えたりすることで、農業の可能性はもっと広がっていくと思う。フードロスと、雄鶏の命を無駄にしないためにもね」

農業体験、ワークショップで循環型の暮らしの未来がもっと広がる!

近所の保育園児さんが親子で農業体験。卵を集めて洗って詰めて…。真剣な仕事ぶりに感動。貴重な体験だ。

「ここはどんな使い方ができるだろう」。新しいことにチャレンジしたい人たちが自由に話せる場所を提供したいと考え、『鶏は泥から』という社団法人を立ち上げてさまざまなイベントを開催中。ルースター牧場内ではディキャンプができたり、移動式のテントサウナもあり、1日組数限定で宿泊することもできます。

「牧場の入り口には古い建物をリノベーションしたスペースがあり、ここは農業体験の“リビング”的存在。持続可能なライフスタイルの必要性を一人でも多くの人に感じて欲しいし、それを広めるためにも、鶏舎で取った鶏糞や近くのキャンプ場でもらってきた落ち葉を堆肥化して野菜を作ったり、採卵したり動物とのふれあいを体験してほしいと考えています。一人でもカップルでも、家族やお子さん連れも大歓迎です。たくさんの仲間と一緒に、循環型の暮らしについて考え、その魅力を伝えたていきたい」

先が見えない不安な時代の中で、人の心や暮らしを本当に豊かにするのは、紙幣経済ではないと断言する徳光さん。

「壁にぶつかることはあるけれど、自分の直感を頼りにまず実行してみる。とりあえずやってみると案外解決できちゃうことも多いんですよ。次は、アクアポニックスに挑戦してみたい。野菜も肉も魚もすべてが循環する場所を、ここ八ヶ岳から始める予定です」

徳光さんが考える「私によくて、世界にイイ。」こととは?

現在3人のお子さんと5人暮らしの徳光さん。空気も水も美味しい八ヶ岳の暮らしは、子供たちの生きた教育の場に

「僕は八ヶ岳に暮らし始めてからいつも思っていることがあります。それは“自分を受け入れる”こと。常に何かが足りないと不満を抱いて生きていくより、達成感を持って毎日を暮らす方が豊かで幸福だということに気づきました。“いいじゃん、ここまでできたんだから”と自己肯定することで気持ちが楽になる。ここで農業体験やワークショップを開催していると、かつて自分と同じように自然や循環型の暮らしにはまるで興味がなかった人と出会うことがあります。そんな人たちが、八ヶ岳の豊かな生活に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいし“みんなで一緒に楽しみながら暮らしについて考えよう”という僕らの取り組みが、いつか自分にも世界にもいいことにつながっていけば良いと思う。そんな未来を願っています」

写真:「ROOSTER Instagramより」

―詳細情報:ROOSTER(ルースター)―

山梨県北杜市武川町柳沢3971-25
https://www.rooster-henhouse.jp

Instagram: roosterhenhouse

@RoosterHenhouse

 

宿泊・農業体験の詳細はこちら

https://www.rooster-henhouse.jp/farming-workshop/

 

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【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」を読む>>>

記者:山田ふみ

多摩美術大学デザイン科卒。ファッションメーカーBIGIグループのプレス、マガジンハウスanan編集部記者を経て独立。ELLE JAPON、マダムフィガロの創刊に携わり、リクルート通販事業部にて新創刊女性誌の副編集長を務める。美容、インテリア、食を中心に女性のライフスタイルの動向を雑誌・新聞、WEBなどで発信。2012年より7年間タイ、シンガポールにて現地情報誌の編集に関わる。2019年帰国後、東京・八ヶ岳を拠点に執筆活動を行う。アート、教育、美容、食と農に関心を持ち、ethica(エシカ)編集部に参加「私によくて、世界にイイ。」情報の編集及びライティングを担当。著書に「ワサナのタイ料理」(文化出版局・共著)あり。趣味は世界のファーマーズマーケットめぐり。

ーーBackstage from “ethica”ーー

インパクトのあるネーミングと圧倒的な美味しさで卵好きのハートを鷲掴みにした放牧卵・ルースター。実際に広々とした養鶏場に放牧された鶏たちを目にすると、私たち人間と同じように動物にも感受性があることを実感します。どうしてもコストを重視しがちな日本の食物市場でも、最近ではアニマルウェルフェアに賛同の声が寄せられています。「動物と人間の共生」にはまだまだ難しい問題が山積していますが、私たちの生活はあらゆる面から自然の恩恵に支えられていることを忘れずにいようと、改めて思いました。「みんなで意見を交換し、自然と共生する未来について多様な観点から考えていきたい」と語る徳光さん。皆さんは、どう感じましたか?

さて次回は、今が旬のブルーベリー・ファーム内にアトリエを構え、「自分らしく暮らすための道具」を制作する家具工房を訪ねます。素敵な手作り家具や木工雑貨の数々もご紹介。お楽しみに!

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田ふみ

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