東京マラソンと東レがつくる、新しい未来 東京マラソンインタビュー企画 Presented by TORAY
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東京マラソンと東レがつくる、新しい未来

©TOKYO MARATHON FOUNDATION

2022年3月6日(日)に開催された東京マラソン2021では、サステナブルな取り組みが展開されました。なかでも注目を集めたのが、東レ株式会社(以下、東レ)によるアップサイクルのプロジェクトです。東レのブランド「&+®」の試みとして、大会で使用されたペットボトルを2年後のボランティアウェアにアップサイクルするというものです。

 「東京マラソンで使用していたペットボトルが、ウェアとして帰ってくる」というマラソン大会内での「循環」はどのように行われ、今後どのように展開されていくのでしょうか。この記事では、一般財団法人東京マラソン財団(以下、東京マラソン財団)や大会ボランティアの皆さん、東レへのインタビューの一部をご紹介します。

→続きは、&+®サイトで詳しくご覧いただけます。

東京マラソンにおけるサステナビリティ ――東京マラソン財団へのインタビュー

東京マラソンでは、大会を通じたサステナビリティへの取り組みを多方面から推進しています。東京マラソンにおいて&+®の取り組みを始めるようになった背景には、スポーツイベントにおけるサステナビリティが深く関わっています。東京マラソン財団の猪原崇史氏にお話を伺いました。

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――東京マラソンがサステナブルな取り組みをするようになったきっかけはどんなことでしょうか。

東京マラソンは大規模なイベントなので、当初から「ランナーだけのイベントにしてはいけない」という話はありました。ボランティアや沿道で応援してくれる人たち、そしてまったく関係のない人たちも含めて、いろんな人にとって意義深い大会にしなければならないということです。2011年に東京マラソンが「アボット・ワールドマラソンメジャーズ(※)」に入ったことで、こうした取り組みがさらに推進していきました。私たちとしてもSDGsなどへの理解を深めていきたいと思うようになりました。

※アボット・ワールドマラソンメジャーズ……世界で最も名高く大規模な6つのマラソン大会のこと。東京のほかに、ボストンやロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークのマラソン大会がある。

――スポーツイベントとサステナブルには、どんなつながりや関連性があると思いますか。

当財団では「走る楽しさで、未来を変えていく。」というビジョンを掲げています。「走る」ことを起点として、東京マラソンだけでなくいろいろな事業を進めています。私たちの考え方は、健康経営の推進や地域活性化などの社会的課題に向き合いながら、よりよい社会の実現に貢献したいということ。今年の秋に向けて新しいスポーツイベントも計画中です。こうしたイベントを通して、財団だけでなくパートナシップ企業の取り組みも発信していきたいと考えています。

→続きは、&+®サイトで詳しくご覧いただけます。

当事者としての想い ーーボランティアへのインタビュー

「&+®」によるサステナブルな取り組みについて、ボランティアの人々はどのように感じているのでしょうか。東京マラソン当日に参加したボランティアの皆さんにインタビューを行いました。

©TOKYO MARATHON FOUNDATION

今回インタビューをしたのは、ボランティアに初めて参加した人から、8回参加しているベテランのボランティアまで計5名。ボランティアを始めた理由は人それぞれでしたが、全員から「ランナーとのコミュニケーションに喜びを感じている」という回答がありました。また、「本日回収したペットボトルが、2年後にウェアとなって会場に戻ってくる」ことについては、「素晴らしい取り組みだと思う」「楽しみにしている」という声も多くありました。

「リサイクルの輪に参加している」ことについては、「参加できて嬉しい」という声も。日常的にリサイクルに取り組んでいるという人や、「今回のボランティアをきっかけにリサイクルへの意識が変わりそう」と答えた人も多くいました。

→続きは、&+®サイトで詳しくご覧いただけます。

東京マラソンと東レ ――東レ宣伝室長へのインタビュー

東京マラソンと東レのつながりや今後の展開について、東レの宣伝室長である幼方聡子氏にお話を伺いました。

――東京マラソンと東レが一緒にプロジェクトを行うようになった理由・きっかけは。

東レが東京マラソンに初めて協賛したのは、2011年のこと。これには当初から大きな意義があり、単なる社名の露出ではなく、スポーツ振興を通じた社会貢献の実現を目指してきました。ほかの協賛スポーツイベントと東京マラソンの大きな違いは、大会に使用されるアイテムの素材を数多く提供しているということ。たとえば、ランナー用の手さげ袋やボランティアウェア、過去にはランナー向けのTシャツ(提供:株式会社アシックス)にも素材を提供していました。

©TOKYO MARATHON FOUNDATION

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すべての取り組みに共通しているのは、持続可能性とエコという視点。以前は手さげ袋やボランティアウェアには、植物由来繊維エコディア®を使用してきました。今回の東京マラソン2021では、大会関係者の皆さんのご協力により、回収ペットボトルを原料とする高付加価値繊維&+®によるボランティアウェアの取り組みを始動。大会で使用したペットボトルの本格的な回収と、東京マラソン2024に向けた完全リサイクルに着手することができました。エコディア®だけでなく&+®が加わったことで、幅広い取り組みができるようになりつつあります。

→続きは、&+®サイトで詳しくご覧いただけます。

モノを循環させていくことによって、誰もが持続可能な社会を意識できる未来

東京マラソンに参加した当日ボランティアへのインタビューでは「スポーツイベントに少しでも関わりたい」「長年ボランティアを行っている」「毎年参加するのが楽しみ」という声もあり、みなさんのモチベーションの高さが感じられました。

©TOKYO MARATHON FOUNDATION

また一般的な傾向として、コロナ禍での影響により人々の生活が変わり始めるなか「自分にできることは何か」を考える人は増えています。「&+®」の魅力のひとつは、みんなが参加できるということ。持続可能な社会の実現に向けて、「&+®」は今後どのような役割を果たしていくのでしょうか。私たちethicaも、これからの展開を楽しみにしています!

→続きは、&+®サイトで詳しくご覧いただけます。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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