つなぐ エシカリスタVol.27 Ethical Fashion Japan代表 竹村伊央さん
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最近、ある取材でお話を伺ったときに気づかされたことがあります。

その方は何でも人と人のつながりを信じている方で、「まさしく人は人のためにあり、行動している」という考えに基づいて、日々を過ごしているとお話されていました。実際に仕事も、人との出会いに感銘を受けて始めていたり、素材の入手も人から教えてもらったことがきっかけだったとか。

ビジネスにおいて、従業員はロボット化しており、将棋の駒みたいな感覚。そんな考え方をしているビジネスだと、人が成長しないし、後が続かない、先に進めない……となってしまうのではないか? でも、ビジネスをしている人だって人間。やはりその中には感情だったり、人間独特のものがつきまとうはず。人をうまく育てられる企業はそれだけ、従業員を人と見ていて、どうつきあうかを考えている。ーーこの話を伺って、それを実践することで、この先もずっと続けていける企業になるのかもしれないと思いました。

以前、「伊央はなんでエシカルやってるの?」と聞かれたことがあります。そのとき、「人が良いんだよね」と答えたと思います。私は、イギリスに行ってエシカルに出合って関わる全ての人が本当に良い人ばかりでした。優しい人、情が熱い人、面白い考えももった人、賢い人……「良い」にもいろんな種類があるとは思いますが、私にとって「もう一回会いたい」と思う人が多かったのです。自分がすごく良い気持ちになれて、素敵な時間を共有できて……。

私もいつの間にか、エシカルとの関わりがだんだん長くなってきました。これもやはり、いままで出会った全ての人が私のエンジンになっていて、この「人」抜きにはいままでやってこれなかったのかなぁと再確認しました。梅雨時期には珍しい、熱くからっとした午後の中で、久々に原点回帰できたような気がして、こんなことを思わせてくれた「人」に感謝です。おみやげまでいただいて、そのホーリーバジルを見る度に、このできごとを思い出したいと思います。

 

本記事はETHICAL FASHION JAPANに2014年6月25日に掲載されたものです。http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/06/connection/

Ethical Fashion Japan代表  竹村伊央さん

1982年名古屋市生まれ。高校卒 業と同時に渡英し、イギリスでエシカルファッションが興隆しつつある2005年より、エシカルファッションムーブメントを作り上げたブランドの1つ、 JUNKY STYLINGに勤務。またスタイリストとしても活躍し、エシカルを中心としたスタイリングも手がける。2010年帰国後、2012年にEthical Fashion Japanを設立。同年に「ファッション×社会問題」をコンセプトにしたエシカルファッション誌「Emagazine」をローンチするほか、2013年3 月の1周年イベントでは日本初のエシカルファッションのショッピングイベントをエシカルブランド14社と開催。ファッションとしてエシカルを根付かせるさ まざまな取り組みを行う。

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