エシカルは五郎さんに学べ! エシカリスタVol.29 Ethical Fashion Japan代表 竹村伊央さん
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最近、北の国からにはまりやっと、全巻(ドラマ+映画)見終わりました!

なぜ、このタイミングで見だしたのかは不明ですが、こんなに良い作品だと思いませんでした! もちろん、ホタルやジュンがとってもかわいいし、その成長を見ているのもおもしろいのですが、こんなところにエシカルがあるなんて思ってもいませんでした。

 

Some rights reserved by yoppy / Via Flickr

私のオススメは「北の国から〜’98時代」です。田中邦衛さん演ずる黒板五郎さんはここで、「時代に乗れない人」というような扱いをされます。ちょうど日本は大きな土地を大きな重機で耕し、大量生産・大量消費が目新しくかっこいい時代です。それが時代も世の中をも変えてくれると、五郎さん以外の人は信じきっています。そんな中、彼は有機農業にこだわり、その肥料や育て方を下の世代と一緒にやっています。私は北の国からをオンタイムで見たことはなかったのですが、その当時の社会性や考え方などを垣間見ることができた気がして、とても勉強になりました。五郎さんの「いいんだ、仕事はゆっくりやれ〜」という台詞があるのですが、こんなことを言う人はいまの時代いるのでしょうか? 特に都会に住む人は何かに追われて日々を過ごしており、「仕事は早くこなす!」がかっこいいとされているのではないでしょうか?

Photo=Some rights reserved by yoppy / Via Flickr

 

また、五郎さんのお家は完全リサイクルです。お金がないから、というのがはじめのきっかけですが、そこからヒントを得て、そこらへんに余っているもの、捨てられているもので家を作ってしまいます。雪子おばさんの家の窓は、捨てられたスキー場のゴンドラからできています。それを気に入った、中畑のおっちゃんが婿養子のためにそこにまた同じ家を立ててほしいと頼みます。全て捨てられたものでできた家です。そんな家がいっぱいの「拾ってきた街」を作りたいというのが彼らの夢です。電気も自家発電でやってみたり、全て自分たちでやろうとします。そして、それを周りの人がわざわざ手伝います。私も一度、そんな街を見てみたい! それがもし、実現されるのでれば、ぜひ、引っ越してその家に住みたい! と思います。なんて素敵なアイデアなんでしょう!

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本物はやはり根強く残り、偽物は流行っては去りの繰り返しなのかもしれません。五郎さんのように、何十年と心の中に同じ信念を蓄え、生活できていければなぁと思いました。現在、この五郎さんの考え方が少しリバイバルされ、若者やお勤めの方々も、週末農家をしていたりしますね。ファッションでもslow fashionと呼ばれるものもできています。時代に逆行し、物を丁寧に作る。ない物をあるものに変える。人と人が助け合う。それがこれから時代は「かっこいい!」とされていくでしょう。北の国からはエシカルそのものな作品でした! 私のオススメ邦画リストに入れようと思います。

 

本記事はETHICAL FASHION JAPANに2014年9月19日に掲載されたものです。

http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/09/io-blog-13/

Ethical Fashion Japan代表  竹村伊央さん

1982年名古屋市生まれ。高校卒 業と同時に渡英し、イギリスでエシカルファッションが興隆しつつある2005年より、エシカルファッションムーブメントを作り上げたブランドの1つ、 JUNKY STYLINGに勤務。またスタイリストとしても活躍し、エシカルを中心としたスタイリングも手がける。2010年帰国後、2012年にEthical Fashion Japanを設立。同年に「ファッション×社会問題」をコンセプトにしたエシカルファッション誌「Emagazine」をローンチするほか、2013年3 月の1周年イベントでは日本初のエシカルファッションのショッピングイベントをエシカルブランド14社と開催。ファッションとしてエシカルを根付かせるさ まざまな取り組みを行う。

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竹村伊央

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