「ジャポニカ学習帳」に自然以外のテーマが37年ぶりに登場 「日本の伝統文化シリーズ『歌舞伎』」12月に発売
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「ジャポニカ学習帳」に自然以外のテーマが37年ぶりに登場 「日本の伝統文化シリーズ『歌舞伎』」12月に発売

1960年代以降に生まれた人なら、小学生の頃、誰もがお世話になった学用品がショウワノートの「ジャポニカ学習帳」でしょう。表紙にあしらわれた花や動物などの大きな写真を覚えている人も多いはずです。
その「ジャポニカ学習帳」の新シリーズとして2015年12月中旬に「日本の伝統文化シリーズ」が登場、第1弾のテーマに「歌舞伎」が選ばれました。

累計販売冊数12億冊

「ジャポニカ学習帳」は1970年に発売され、これまでの累計販売冊数が12億冊を超えるというロングセラーブランドです。
表紙には「子供たちに自然を愛する心を育んでもらいたい」という願いから、花や動物、昆虫など世界に1枚しかない貴重なオリジナル写真が使われている他、ノートの最初と最後には学習百科がついているなど、使う子供たちへのこだわりが随所に散りばめられています。

伝統と文化の尊重

今回の「日本の伝統文化シリーズ」は、今年で発売45周年を迎える「ジャポニカ学習帳」にとって1978年の「世界特写シリーズ」以来37年ぶりとなる自然物以外のテーマとなります。
「日本の伝統文化シリーズ」が採用となった背景には、2008年3月、文部科学省が教育現場での指導内容のもととなる小学校の学習指導要領を改訂し、教育の目標として新たに「伝統と文化の尊重、それらを育んできた我が国と郷土を愛し、他国を尊重、国際社会の平和と発展に寄与」を追加したことがあります。
「ジャポニカ学習帳」はこれに対応し、日本文化への好奇心を持つきっかけ作りをサポートするとともに、グローバル化の中でも日本文化を後世に受け継いでほしいとの思いから、松竹株式会社の監修を受けて、今回「歌舞伎」をテーマに採用しました。

歌舞伎座でも販売

「ジャポニカ学習帳『歌舞伎』」には最初・中綴じ・最後の3カ所に学習ページが挿入され、「歌舞伎ってそもそもどんなもの?」「歌舞伎の代表的な演目」など、ノートを開くたびに歌舞伎への理解と興味が深まる構成になっています。
体裁はB5サイズの5mm方眼(300円+税)、A6サイズの白無地(200円+税)で、全3種類(B5・1種類、A6・2種類)が用意され、松竹株式会社が運営する歌舞伎座・劇場などの物販コーナー、一部の書店ルートに加え、一般の文具流通、通信販売で取り扱われる予定になっています。
子供はもちろん、大人でも活用できるノートといえるでしょう。

■ジャポニカ学習帳特設サイト
http://japonica45th.jp/

■ジャポニカ学習帳公式 Facebook
https://www.facebook.com/sn.gakusyucho

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記者 清水 一利(しみずかずとし)
1955年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、1979年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。1986年、同社退社後、1987年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。2012年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、2013年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

清水 一利

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