今や女性の就労率は7割を超え、働きながら子育てをしているのは珍しくなくなりました。しかし「一緒にいる時間が短くて愛情不足になってしまっているのでは?」「愛情不足にならないように、子どもを育てていけるのかしら?」と不安を持つ人も多いのではないでしょうか。
そんな働く女性のために、中学生以上のお子さんを持つ働く母お二人に「これだけはやっておいてよかった」ということを教えてもらいました。
今や女性の就労率は7割を超え、働きながら子育てをしているのは珍しくなくなりました。しかし「一緒にいる時間が短くて愛情不足になってしまっているのでは?」「愛情不足にならないように、子どもを育てていけるのかしら?」と不安を持つ人も多いのではないでしょうか。
そんな働く女性のために、中学生以上のお子さんを持つ働く母お二人に「これだけはやっておいてよかった」ということを教えてもらいました。
Cilの代表兼デザイナーの田川さんの娘さんは現在大学生。田川さんはお子さんが小学生のときに、お子さんから「家にいてほしい」と希望されたために会社を退職し、独立して現在の仕事を始めたとのこと。
自宅にはいるけれど、デザイナーとして忙しく仕事をしているために一緒にすごす時間が取れないと感じた田川さんは、あることを思いつきます。
それは、「金曜の夜は一緒に娘と映画を見ると決めること」。いつもお子さんの方を向いているのは難しくても、一週間にせめて1度くらいは、お子さんと同じ方向を見て、心の動きを共有することが必要だと感じたのです。「娘にとっては大切な時間だったのか、高校生のときにはショートムービーを作っていたんですよ。」と田川さんは教えてくれました。
娘さんはその経験があったからか大の映画好きになって、現在は映画関連の仕事に就くために活動をしているそうです。
元「マリ・クレール」編集長で、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子さんは、お子さんが小学生のときに、VOGUE JAPONの創刊に関わり副編集長に就任。2002年からはELLE JAPONで副編集長に就任し活躍したのち、2004年よりマリ・クレール日本版の編集長に就任するなど、子育て中も忙しく働いてきました。
生駒さんは、子育て中の人に会うときには「朝ご飯、お昼ご飯を一緒に食べられなくても、晩ご飯をなるべく一緒に食べる方がいいですよ」と伝えているそうです。実は生駒さん自身は晩ご飯を息子さんと一緒にとることは少なかったとのこと。でも、成長した息子さんから「小学校の間くらいは晩ご飯を一緒に食べたかった」と言われたそう。
「子どもも学校で一日過ごすうちに、いろいろなことを経験しています。良いこともあれば、嫌なこともあるでしょう。嫌なことを話すかどうかはわからないけれど、晩ご飯を一緒に食べれば子どもは『ああ、自分には受け入れてくれる場所がある』とほっとできます。それが必要だったのでしょうね。」と生駒さんは言います。
「これだけやっていれば絶対に大丈夫」という便利なものは、おそらく存在しないでしょう。お子さんにどうやって愛情を伝えていけば良いかを考え続けていくのが必要なのかもしれません。もしお子さんとの関わり方に迷ったら、お二人のアイデアを試してみてはいかがでしょうか。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
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