ベッキー&妹ジェシカ「アフリカゾウの密漁防止と象牙の浪費をなくす」 「WILDAID」が「#REDonNOSE運動」を開始「私は象牙を選ばない」
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
ベッキー&妹ジェシカ「アフリカゾウの密漁防止と象牙の浪費をなくす」

第一子を妊娠中のベッキーさん

野生動物の違法取引と密漁の撲滅に向けて活動している環境保全団体「WILDAID」は、アフリカゾウの密漁防止と象牙の浪費をなくすことを目指す認定特定非営利法人「アフリカゾウの涙」とともに、日本の象牙市場閉鎖を後押しするために「世界野生動物の日」である2020年3月3日から「#REDonNOSE運動」を開始しました。この運動の公式アンバサダーには、タレントのベッキーさんと、妹でダンサーのジェシカさんが就任し、さらに運動のキービジュアルにお二人のカットが採用されています。今回の記事では、「#REDonNOSE運動」の背景と、ベッキーさんたちのメッセージをご紹介します。

日本は世界最大級の象牙販売国

皆さんは、野生のアフリカゾウの数が激減していることをご存じでしょうか。100年前には1000万頭いたアフリカゾウは、現在ではわずか35万頭。97%もその数を減らしてしまっているのです、しかも追い打ちにかけるように、現在でも、15分に1頭のゾウがいなくなっています。(※)

このままでは、10年も経たないうちにアフリカゾウは絶滅してしまうのではないかと危惧されており、いまや、アフリカゾウの保護と絶滅防止対策は全地球規模の緊急課題となっています。

アフリカゾウの減少の大きな要因のひとつが、「象牙」の需要を満たすための密猟です。

2016年のワシントン条約締約国会議では、密猟を防ぎアフリカゾウを保護するため、象牙の国内取引を世界的に閉鎖することを決議。当時、象牙の消費大国であった中国や香港は2018年までに象牙の国内取引をやめる計画を発表しました、

 このように、アニマルウェルフェアの考え方が世界中で広まり、象牙販売禁止の機運が高まっているにもかかわらず、日本では依然として国内取引が続いています。その理由は「印鑑」にあります。日本で取り引きされる象牙の80%が、印鑑をつくるために消費されているのです。その結果日本は、2020年現在「世界最大級の象牙販売国」となってしまっています。 

(※)https://www.taelephants.org/commitment/index.html

「私は象牙を選ばない」宣言をする「#REDonNOSE運動」ベッキー、ジェシカ姉妹がキービジュアルに!

アフリカゾウの絶滅を防ぐためには、このような、日本の象牙の取り引き市場を閉鎖することは非常に有効な手段といえます。それを後押しするために、202033日に「WILDAID」と「アフリカゾウの涙」が始めたのが「私は象牙を選ばない」宣言をする「#REDonNOSE運動」です。

 日本国内での象牙販売停止に賛同する人は、「象牙を選ばない宣言」の証として、ゾウの象徴といえる鼻に「ゾウの血」と「印鑑の朱肉」をイメージした赤いラインを付けることで、運動に参加できるのです。そしてこの運動のキービジュアルとなるのが、公式アンバサダーを務めるタレントのベッキーさんと、ダンザーである妹のジェシカさんです。2人は鼻の上に赤いラインを引いた印象的なビジュアルで「#私は象牙を選ばない宣言」をしています。

今回の運動について、第一子を妊娠中のベッキーさんは、次のようにコメントしています。

「私自身が今、命について深く考える時期ですので、今回のプロジェクトは本当に考えさせられました。人間だけでなく、同じ地球上に住む仲間として、ゾウの生活やゾウの家族を守りたいなと心から思いました」

また、ジェシカさんは、

「自分のとる行動で世界は何も変わらないという感覚の人が多くて変えられていない。 この小さなワンステップを全員がやったらものすごい変化が起こる。だから、自分が小さなステップを踏んでいるときに自分を信じてもらうこと、それが今一番大切だと思います。プラネットを変えることができるっていうことをみんな信じてほしい」

とコメントしています。 

さまざまな方法でできる運動の支援

WILDAID」では「#REDonNOSE運動」特製ステッカーとInstagramARエフェクトを作成。多くの人々に配布・公開していくとともに、公式サイト内に「#REDonNOSE運動」の様子を随時アップしていくほか、今後さまざまなイベントを通じて運動を広げていくとしています。

合わせて、クラウドファンディングサービスでの寄付受け付けも開始、集まった寄付金は署名活動や活動資金に充てられる予定です。

日本での象牙取り引きをやめさせることが、貴重な種のひとつであるアフリカゾウを絶滅の危機から救うことにつながるかもしれません。1頭でも多くのゾウを助けるために、私たちにできることから始めていきませんか?

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

ーーBackstage from “ethica”ーー

ベッキーさん、ジェシカさんの他、様々な著名人が公式賛同者としてその活動を支援しています。

上原大祐さん(パラリンピック銀メダリスト)/石井竜也さん(ミュージシャン・アーティスト)/岡西佑奈さん(書家)/木佐彩子さん(アナウンサー)/佐藤慧さん(フォトジャーナリスト)/ジャッキーヒョンさん(モデル・俳優)/高橋智史さん(フォトジャーナリスト)/滝川クリステルさん(一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル代表理事)/長谷部健さん(渋谷区長)/保坂展人さん(世田谷区長・教育ジャーナリスト)/廣瀬俊朗さん(元ラグビー日本代表選手)/山村浩二さん(アニメーション作家・絵本作家)/米倉誠一郎さん(経営学者・一橋大学名誉教授・法政大学教授)(五十音順)

関連記事はこちらから

野生のアフリカゾウを絶滅の危機から救おう! 滝川クリステルさんビデオメッセージ

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【ethica Traveler】 連載企画Vol.7 宇賀なつみ (終章)『Returning to TOKYO~サステナブルなフライト〜』
独自記事 【 2024/4/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
[エシカ編集部 体験企画]環境や人権に配慮したエシカル素材で心地の良いナチュラルな香りと時間を実感「Care me(ケアミー)」のインバスグッズ
sponsored 【 2024/3/29 】 Health & Beauty
一日の終わりのバスタイムは、その日の自分をとびきり労って心とからだを回復させてあげたい愛おしい時間。そんなセルフケアの習慣にほんの少し、地球環境や自分以外の人にもちょっと良いアクションが取れたら、自分のことがもっと好きになれる気がしませんか? 今回ご紹介するのはエシカ編集部が前々から注目していた、エシカルな素材を使って...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.6 宇賀なつみ (第5章)ゴールデン・ゲート・ブリッジ
独自記事 【 2024/3/27 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
そろそろ知っておかなくちゃ! 水素のこと。森中絵美(川崎重工)×中村知弘(UCC)
sponsored 【 2024/3/26 】 Work & Study
2023年の記録的な猛暑に、地球温暖化を肌で感じた人も多いだろう。こうした気候変動を食い止めるために、今、社会は脱炭素への取り組みを強化している。その中で次世代エネルギーとして世界から注目を集めているのが「水素」だ。とはいえまだ「水素ってどんなもの?」という問いを持っている人も多い。2024年2月に開催された「サステナ...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
【ethica Traveler】連載企画Vol.4 宇賀なつみ (第3章)アリス・ウォータースの哲学
独自記事 【 2024/2/28 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【ethica Traveler】連載企画Vol.3 宇賀なつみ (第2章)W サンフランシスコ ホテル
独自記事 【 2024/2/14 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.2 宇賀なつみ (第1章)サンフランシスコ国際空港
独自記事 【 2024/1/31 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【Earth Day】フランス商工会議所で開催するイベントにてethica編集部が基調講演
イベント 【 2023/4/3 】 Work & Study
来たる4月22日は「アースデイ(地球の日)」地球環境を守る意思を込めた国際的な記念日です。1970年にアメリカで誕生したこの記念日は、当時アメリカ上院議員だったD・ネルソンの「環境の日が必要だ」という発言に呼応し、ひとりの学生が『地球の日』を作ろうと呼びかけたことがきっかけでした。代表や規則のないアースデイでは、国籍や...
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(序章)と(第1章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/17 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開しています。今回は、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える」の序章と第1章についてのあらすじと見どころをお届け!(記者:エシカちゃん)
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(第2章)と(第3章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/24 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開中。さまざまなメディアから少しずつ情報を得、それをパズルのように組み合わせてひとつのストーリーを見出す、新しいメディア体験です。 今回は、前回に引き続き、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビュ...
テーマは、ナチュラルモダン『自立した女性』に向けたインナーウェア デザイナー石山麻子さん
独自記事 【 2022/9/19 】 Fashion
株式会社ワコールが展開する、人にも自然にもやさしいを目指すインナーウェアライン「ナチュレクチュール」。オーガニックコットン100%のラインアップが注目を集め、肌あたりやシルエットの美しさが話題になっています。その期待に応える形で、今年9月に新作グループも加わりました。やさしさを突き詰めた製品は、どのような想いや経緯から...
幸せや喜びを感じながら生きること 国木田彩良
独自記事 【 2021/11/22 】 Fashion
ファッションの世界では「サステナブル」「エシカル」が重要なキーワードとして語られるようになった。とはいえ、その前提として、身にまとうものは優しい着心地にこだわりたい。ヨーロッパと日本にルーツを持ち、モデルとして活躍する国木田彩良さんに「やさしい世界を、身に着ける。」をテーマにお話を聞いた。
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【Prologue】
独自記事 【 2021/3/1 】 Health & Beauty
20年以上、トップモデルとして活躍。究極の美の世界で生きてきた冨永愛さん。ランウェイを歩くその一瞬のために、美を磨き続けてきた。それは、外見だけではない。生き方、生き様をも投影する内側からの輝きがなければ、人々を魅了することはできない。「美しい人」冨永愛さんが語る、「“私(美容・健康)に良くて、世界(環境・社会)にイイ...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】
独自記事 【 2021/3/29 】 Health & Beauty
ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。  美しいひとが語る「モデル」とは?
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
東京マラソンと東レがつくる、新しい未来
独自記事 【 2022/5/2 】 Fashion
2022年3月6日(日)に開催された東京マラソン2021では、サステナブルな取り組みが展開されました。なかでも注目を集めたのが、東レ株式会社(以下、東レ)によるアップサイクルのプロジェクトです。東レのブランド「&+®」の試みとして、大会で使用されたペットボトルを2年後のボランティアウェアにアップサイクルするとい...

次の記事

バイリンガル / 言語教育
サステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」が渋谷にオープン! 告知には他社の使用済み広告ポスターをリサイクル使用

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます