日本ロレアルが就労支援プログラム「未来への扉」を通じてシングルマザーのエンパワーメントにコミット! 美容家の神崎恵さんをスペシャル・サポーターに起用
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日本ロレアルが就労支援プログラム「未来への扉」を通じてシングルマザーのエンパワーメントにコミット!

『ethica(エシカ)』9月号のテーマは、「女性のエンパワーメント徹底取材!」です。今回、ピックアップするのは日本ロレアルによるシングルマザーの就労支援プログラム「未来への扉」。7期目となった今年度は美容家の神崎恵さんをスペシャル・サポーターに招き、7月からオンラインプログラムをスタートしました。コロナ禍で苦しむシングルマザーの経済的エンパワーメントを促しています。(記者:エシカちゃん)

リモートワークや副業など時代に合わせた働き方をバックアップ

世界最大の化粧品会社、ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社は、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと共同でシングルマザー家庭の経済的安定を目的にした就労支援プログラム「未来への扉」を2016年から運営しています。これまで130名以上が「未来への扉」を受講し、2019年時点で受講者の56%が収入アップを達成しています。シングルマザーのエンパワーメントに向けて着実に成果を出しているのですね。

今年度は昨年度に続き、オンライン形式でプログラムを開講しました。今年度は25名の受講生にパソコンやwifiを貸し出しながら無償でプログラムを提供しています。外資系人材サービス会社、アデコが手掛けているオフィスワーカー向けの『一般コース』と、 化粧品業界の求人メディアの運営などを行うアイスタイルキャリアによる美容業界志望者を対象にした『ビューティ・コース』を設けています。

プログラムでは、コミュニケーションやパソコンスキルに関する基礎研修や、 ロレアルが持つノウハウを活かしてビジネスに最適なメイクやヘアケアを指南する身だしなみ講座を含むスペシャルカリキュラムを提供。また、リモートワークや副業など時代に合わせた就労支援を目指してキャリアカウンセリングを行い、オンラインを活用した選考や就労に向けたスキル習得のためのコンテンツも提供しています。

美容家 神崎恵さん

美容家の神崎恵さんが実体験からのアドバイスで受講生をサポート

日本ロレアルは今年度のスペシャル・サポーターとして、数多くの女性誌で活躍している美容家の神崎恵さんを起用しました。かねてからロレアルの活動に共感していたという神崎さんは「生きるため、生活をするための仕事と、自分や子どもたちの人生を豊かにするための仕事。シングルマザーだった数年間、理想と現実のバランスに苦しんでいたことを思い出します。このプログラムで『女性が生きやすくなる社会』に変わるお手伝いができたらと思い、参加させていただくことにしました。 自分の経験をふまえ、できるだけ多くの方に、勇気や自信をもっていただけるようなお話をしたいと思います」とコメントしています。実体験からのアドバイスが悩めるシングルマザーの背中を押してくれそうです。

昨年7月における厚生労働省の調査では、日本のひとり親世帯の貧困率が主要国中ワースト1位の48.2%となり、シングルマザーを取り巻く環境は依然厳しさが続いています。 シングルマザー世帯の就労率は8割を超えるものの、非正規雇用者が多く平均年収は200万円で生活に苦しんでいる家庭が少なくありません。こういった状況にコロナ禍が追い打ちを掛けます。しんぐるまざあず・ふぉーらむの昨年8月の調べでは、シングルマザー世帯の7割が減収を実感。回答者の3~4割が「主食の米や肉野菜などを買うことができなかったことがある」、 7割が「子どもの服や靴については買えなかったことがある」と回答しています。 シングルマザーへのサポートは急務で、日本ロレアルの活動がますます重要性を増していきそうですね。

ロレアルグループは、2030 年をゴールとしたサステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」を昨年リニューアルしました。日本ロレアルはSDGs(持続可能な開発目標)の目標の一つである「ジェンダー平等」の実現に向けて、女性の中でも特に困難な状況にあるシングルマザーのエンパワーメントにコミットしていきます。

就労支援プログラム「未来への扉」
https://www.single-mama.com/miraihenotobira/

 

ロレアルグループ サステナビリティプログラム「L’Oréal for the Future
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/pages/commitments/l-oreal-for-the-future-jp/

 

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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