レストラン「CYCLE by Mauro Colagreco」 アースデイに2つの特別なイベントを開催
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レストラン「CYCLE by Mauro Colagreco」 アースデイに2つの特別なイベントを開催

2025年4月22日のEarth Dayに、シェフとして初めてユネスコ親善大使に指名されたマウロ・コラグレコ氏が率いるミシュラン1つ星レストラン「CYCLE by Mauro Colagreco」 にて、2つの特別なイベントが開催されます。地球保護とガストロノミーの未来を、体験しませんか?(記事:エシカちゃん)

Earth Day

来たる4月22日は、Earth Day(アースデイ)!

地球環境について考え行動する日として、1970年にアメリカで誕⽣した「地球の日」です。Earth Dayには、毎年、世界中で環境保護や持続可能な社会の実現に向けた様々な活動やイベントが行われます。

今年のEarth Dayには、一体どんな地球環境へのアクションに出会えるのでしょうか?

CYCLE by Mauro Colagrecoによる2つのイベント

大手町に店を構えるミシュラン1つ星レストラン「CYCLE by Mauro Colagreco(スィークル バイ マウロ・コラグレコ)」も、4月22日のEarth Dayを記念して、2つの特別なイベントを開催します。

CYCLE by Mauro Colagrecoは、フランスのミシュラン3つ星、また、世界のベストレストラン50に殿堂入りした「ミラルーズ」のオーナーシェフ、マウロ・コレグレコ⽒がプロデュースした、⽇本初のレストランです。

秀でた料理人であると共に、ユネスコの生物多様性親善大使として、環境保護や資源の持続可能な使用に力を入れるマウロ・コレグレコ⽒。彼が実践する「サーキュラー・ガストロノミー(循環型ガストロノミー)」が息づくCYCLE by Mauro Colagrecoには、日々、野菜やハーブを主役にした、⾃然の循環、美しさ、共⽣を表現する料理が生まれ、プラスチックの不使⽤や廃棄ゼロレシピ等の取り組みを通して、地球保護とガストロノミーとが両立する未来を生み出しています。

CYCLE by Mauro Colagrecoが描き出すのは、常に生まれ変わる自然の美しさと、循環するエネルギー、そしてすべての生物の相互作用――。

Earth Dayに企画されたイベントでは、そんなCYCLE by Mauro Colagrecoの視点から、未来のガストロノミーを体験します。

1、サステナブルな食材を使用したディナー

将来のガストロノミーのあり方を見据えた、特別な体験をしませんか? 石川県金沢のミシュラン2つ星レストラン「respiracion」の梅達郎シェフと八木恵介シェフが、サステナブルな食材を使用して、特別な一夜限りのディナーを提供します。

コラボレーションディナー 〜「呼吸と循環」〜

日時:2025年4月22日(火)18:30

会場:CYCLE by Mauro Colagreco

予約:https://www.tablecheck.com/shops/cyclerestaurant/reserve

2、ガストロノミーにおける持続可能性について考える

国連事務総⻑の任命を受けた独⽴科学者 15 ⼈の 1 ⼈として、グローバル持続可能な開発報告書(GSDR 2023)の執筆を担った、慶應義塾⼤学⼤学院の蟹江憲史教授ら業界の専⾨家と共に、ガストロノミーにおける持続可能性について考えます。

レストラン業界が持続可能な未来に向けて、どのような取り組みを強化できるのか? 一緒に話し合いましょう。

アースデイ・ワーキングセッション

日時: 2025年4⽉22⽇(⽕)12:00〜14:00

会場:CYCLE by Mauro Colagreco

登壇者:宮本悠平シェフ(CYCLE by Mauro Colagreco)、梅達郎シェフ(respiración)、⼋⽊恵介シェフ(respiración)、蟹江憲史教授(慶應義塾⼤学⼤学院)

お問い合わせ:info@cyclerestaurant.com

循環型ガストロノミーとは

最後に、文中に登場した「循環型ガストロノミー」について、少し触れたいと思います。

マウロ・コラグレコ氏が、CYCLE by Mauro Colagrecoに持ち込んだ循環型ガストロノミーは、自然との深い結び付きを取り戻すことを目的に、社会へのコミットメントとガストロノミーとの両立を目指しています。循環型ガストロノミー実践の為の原則として、主に下記のような内容があげられています。

 

循環型ガストロノミーの原則

・有機栽培またはバイオダイナミック農法で栽培された新鮮な地元の旬の食材を利用すること

・動植物の生物多様性の維持を支援する料理をすること

・素材を全体的に評価し、地球へ還元していくように努めること

・使い捨てプラスチックを完全に排除すること

・地球に優しいガストロノミーを可能にする調理技術と調理器具を考案すること

 

食が人と自然をつなぐ重要な要素であるという信念を持って、上記の原則に向き合うCYCLE by Mauro Colagrecoのシェフたち。だからこそ、CYCLE by Mauro Colagrecoで食するものは、環境と生産者のつながりと、自然の様々なサイクルを、ゲストに体験させます。自然が刻むリズムの輪の中に、自身も身を置いているという至極当たり前なことに気が付くことが、循環型ガストロノミーの第一歩なのかもしれません。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」という諺があります。しかしながら、その二兎が同じ目的地に向かっていたならば、二兎を得ることは出来るような気がします。CYCLE by Mauro Colagrecoが美食とサステナビリティーの両立(同時に二兎を得ることが出来ること)を示したように、現在抱える多くの願いと、数ある社会問題が望む先は、実のところ、同じ場所(目的地)なのではないでしょうか?

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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