化粧品の製造、販売を通じて環境・社会的問題を解決する 日本ロレアルが未来の地球を救うためのプログラムをスタート!
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
2,474 view
化粧品の製造、販売を通じて環境・社会的問題を解決する

近ごろは「サステナビリティ」という単語を耳にする機会が増えていませんか。「持続可能性」を意味するこの言葉は、環境問題を考える上で重要なキーワードの1つです。最近では、地球を守るために持続可能な社会づくりに取り組んでいる国や企業が増えています。中でも、環境や社会に関わる問題解決にいち早く取り組んできたのが、大手化粧品メーカー「日本ロレアル」です。いったいどんな活動に取り組んでいるのでしょうか。(記者:エシカちゃん)

環境を守るためのチャレンジ

地球温暖化の影響で台風や大雨による被害が増えています。新型コロナウイルスの拡大も環境問題が関係しているという説があって、“地球の寿命”を延ばすための取り組みがますます求められていますね。

こういった状況で環境や社会にかかわる問題の解決に取り組んでいるのが、大手化粧品メーカー「日本ロレアル」です。ロレアルグループが2013年に立ち上げたプログラムを通じて、持続可能な社会を実現するために自然にやさしい製品やパッケージの開発などを行ってきました。

FONDATION L'OREAL _Sharing Beauty With All Laboratoire Saint-Ouen Paolo Verzone / Agence VU

そして、今年2020年にさらにパワーアップした目標を掲げて、今まで以上にさまざまな課題の解決に貢献しようと意気込んでいます。新たな目標の名前は「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」。未来をより良くするために独自の活動に力を入れているのです。

エシカル世代の私たちにとっても興味深いですね。

それではいったいどんな目標を実行していくのでしょうか。日本ロレアルが目指しているのは、企業活動で発生する二酸化炭素(CO2)の排出削減。対象になるのは、販売やマーケティングから研究開発までと本当に幅広いのです。

具体的には、来年6月末までに独自の環境基準に合った、店頭用のディスプレイを開発。2022年末までに日本ロレアルのオフィスや工場で、CO2の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロになる「カーボンニュートラル」を目指します。さらには、環境にやさしく消費者に信頼される製品づくりのために独自の基準を定め、2023年末までに日本の研究所で開発するすべての製品がその基準に基づくことを目指す、とか。チャレンジングな目標が多くて、驚いてしまいますね。

女性の地位向上に向けたアクションを展開

けれど、日本ロレアルの目標はこれだけではないのです。なんと現在、扱っている主な11ブランドそれぞれで環境や社会に関わる課題解決に向けたアクションをスタート。天然由来成分を配合したスキンケアなどを展開している「キールズ」では、リサイクルや森林再生のためのアクションをすでに起こしています。残り10ブランドでも、来年までに環境保護や女性支援のプログラムをスタートします。化粧品を買うことで環境対策や女性の地位向上に貢献できる。これって何だかワクワクしませんか。

日本ロレアルでは環境対策に加えて、女性が活躍するための取り組みも積極的に行ってきました。シングルマザーのキャリアサポートや、「社内の女性管理職比率50%以上」の達成など。さまざまな人材が活躍できる環境こそが、持続可能な社会につながると考えているのでしょうね。

社長のジェローム・ブリュアさんは「社員が一丸となって世界や日本が抱える環境・社会的課題の解決に貢献するため、企業としての責任を果たします」と力強くコメントしています。毎日使っている化粧品を買うだけで、こういった社会貢献に参加できるのは本当に素敵ですね。「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」の詳しい内容についてはサイトをチェックしてみてください。

https://www.loreal.com/ja-jp/japan/commitments/l-oreal-for-the-future-jp/

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第1話)逆張り者
独自記事 【 2025/9/5 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (序章)最初の関門
独自記事 【 2025/8/31 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
持続可能な酪農の実現を支える明治の取り組みと、乳業の歴史
sponsored 【 2025/9/3 】 Food
乳製品やチョコレートなどの食品を取り扱うメーカーである明治(Meiji)。大ヒット商品でもある「明治おいしい牛乳」や「明治ブルガリアヨーグルト」などは冷蔵庫に常備され、マストアイテムになっている…なんて家庭も多いのでは?そんな私たちの日常生活に欠かせない明治グループは、2021 年から「健康にアイデアを」をグループスロ...
【単独取材】料理に懸け30年、永島健志シェフが語る美食哲学
独自記事 【 2025/10/9 】 Food
この取材は、かつて学校が苦手な不良少年だった、永島健志さんが、料理という表現と出会い「世界のベスト・レストラン50」で世界1位を5度獲得したスペインのレストラン「エル・ブリ」で修業し、帰国後に体験型レストラン「81」を立ち上げた貴重な経験を語って頂いたものである。
アラン・デュカス氏が登壇「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2025」 記者発表会レポート
INFORMATION 【 2025/9/15 】 Food
今年で開催15回目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、少し敷居が高いと感じてしまう人もいるフランス料理を、馴染みのない人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生したグルメフェスティバルです。期間中(9月20日〜10月20日)は、参加しているレストランにて特別価格で、本格的なフレンチのコース料理を...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第2話)新天地
独自記事 【 2025/9/25 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...

次の記事

ハローキティがSDGsの取り組みを分かりやすく紹介 「SDGs応援@ハローキティチャンネル」その4
問題意識を持つということ【スミレのドイツ留学 回顧録】

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます