TSUKUYOMIBLACKが「パリファッションウィーク」にて2023FWコレクションを発表。奄美大島伝統染色「泥染め」や再生可能繊維に注目
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TSUKUYOMIBLACKが「パリファッションウィーク」にて2023FWコレクションを発表。奄美大島伝統染色「泥染め」や再生可能繊維に注目

ファッション業界のサステナブル化が急がれるなかで、ラグジュアリーファッションも変化しています。「TSUKUYOMIBLACK(ツクヨミブラック)」が今回パリファッションウィークにて発表したコレクションは、環境への負荷が少ない自然素材による染色や、再生可能繊維を使用したファブリックの採用など、サステナブルな観点を取り入れています。(記者:エシカちゃん)

コレクションのテーマは「地球に生まれ、地球に還る」

「TSUKUYOMIBLACK(ツクヨミブラック)」は、デザイナー・緋咲レイラによるブランド。2023FWコレクションで発表されたのが、「地球に生まれ、地球に還る」をテーマにしたルックです。

コレクションの中心となったのが、奄美大島の伝統染色「泥染め」による作品。デザイナー自身が奄美大島に滞在し、現地の職人と手染めや脱色を行ったという作品には、奄美大島の豊かな自然が体現されています。

そもそも「泥染め」という技法は、奄美大島伝統の染色方法。テーチ木(和名:車輪梅)の皮を煮出し、生地に成分を浸透させた後、鉄分豊富な泥田と呼ばれる天然泥にこすり合わせることで発色させます。何度も染め重ねることで深い色合いを出すことが可能で、世界三大織物とも言われる「大島紬」にも用いられる方法だそう。

さらに、今回のコレクションでは、再生可能繊維として近年注目を集める「バサルト繊維」を使用したテーラードジャケットが登場。光沢が美しい上品なジャケットに仕上がっています。

玄武岩を原料に作られるバサルト繊維は、耐火性・耐酸性・耐アルカリ性・耐薬品性などを持つ優れた繊維。本来は工業製品に使われることが多いですが、自然由来でリサイクルに向いた繊維であることから、近年ではサステナブルな素材として注目されています。

さらに、使い古したニットを使用したドレスや、コーヒー豆の麻袋を使用したパンツなど、アップサイクルのルックも登場。徹底してサステナブルにこだわったコレクションで、ファッション業界の未来を予見しています。

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今回発表された作品は、5月から受注販売予約が開始する予定。気になる人は是非チェックしてみて!

公式サイト: https://www.tsukuyomiblack.com/

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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