宿泊業界で唯一「ひょうご産業SDGs認証事業」ゴールドステージ認証されたホテル
INFORMATION
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
2,217 view
宿泊業界で唯一「ひょうご産業SDGs認証事業」ゴールドステージ認証されたホテル

SDGsへの取り組みを評価する「ひょうご産業SDGs認証事業」。最高ステージ(ゴールドステージ)での認証は、宣言企業1124社中、6社のみしかありません。

今回は、ゴールドステージに選出された宿泊施設の取り組みに注目します。(記事:エシカちゃん)

ひょうご産業SDGs認証事業 ゴールドステージは、推進宣言企業1124社の中で6社のみ

兵庫県には、「ひょうご産業SDGs認証事業」という、県下企業によるSDGsに関する取組みを評価・認証する為の制度があります。

この、「ひょうご産業SDGs認証事業」にはスタンダード、アドバンスト、ゴールドの3段階の認証区分があり、最上位のゴールドステージ認証を受けるには、社会・経済・環境に関するチェックシート全30項目のうち25項目以上に対応しなくてはいけません。

現在、ゴールドステージの認証を受けているのは、推進宣言企業1124社の中で僅か6社のみ。今回は、「ひょうご産業SDGs認証事業」のゴールドステージ認証に選出された兵庫のホテル「ホテルニューアワジ」をご紹介します。

ホテルニューアワジのSDGsへの取り組み

「ひょうご産業SDGs認証企業(ゴールドステージ)」に認証を受けたのは、近畿・中四国エリアで17のグループホテルを展開する株式会社ホテルニューアワジです。

ゴールドステージの認証を受けた6社のうち、宿泊施設として認証を受けたのは、ホテルニューアワジ1企業のみでした。

ホテルニューアワジは、これまで「環境や社会が抱える問題の解決に寄与し持続可能な社会を実現する」という、SGDsにも相通じる様々な課題への取り組みを行ってきました。

取り組み一例

湯山荘 阿讃琴南

香川県と徳島県の県境の山間、高齢化率4割超・人口3000人に満たない過疎地域である旧琴南町で唯一の温泉旅館であった「ビレッジ美合館」(1988年創業/2014年廃業)を引き継ぎ、2017年5月に「湯山荘 阿讃琴南(ゆざんそう あさんことなみ)」としてリニューアルオープンさせました。

「湯山荘 阿讃琴南」では、自然豊かなロケーションを活かした、この地でしか味わえない滞在体験を提案。年間稼働率8割(2022年実績)を超える人気の宿泊施設に成長させました。再生事業を通じ、周辺地区の雇用を創出し、地元食材の利用を推進することで一次産業を活性化させる等、持続可能な地域経済への貢献に取り組んでいます。

上記の「湯山荘 阿讃琴南」の取り組みでも力を入れた

・経営難・廃業に陥った宿泊施設を再生・リブランドし、持続可能な地域経済へ貢献

・地産地消に拘った食材を活用することで地域活性化を図るとともに、フードマイレージと食品ロスを削減

この2点が、ゴールドステージ認証において、大きく評価されました。

ホテルニューアワジ

URL:https://www.newawaji.com

本社所在地:兵庫県洲本市小路谷20番地

 

施設が建つその足もと、その地の特色を引き出すことが大切な心意気であることが分かります。ホテルだけでなく他のどんな産業も、自らが足を踏み締めるその地と共に歩むことで、己と地域を巻き込んだ成長が生まれてくるのだと考えます。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第1話)逆張り者
独自記事 【 2025/9/5 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (序章)最初の関門
独自記事 【 2025/8/31 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
持続可能な酪農の実現を支える明治の取り組みと、乳業の歴史
sponsored 【 2025/9/3 】 Food
乳製品やチョコレートなどの食品を取り扱うメーカーである明治(Meiji)。大ヒット商品でもある「明治おいしい牛乳」や「明治ブルガリアヨーグルト」などは冷蔵庫に常備され、マストアイテムになっている…なんて家庭も多いのでは?そんな私たちの日常生活に欠かせない明治グループは、2021 年から「健康にアイデアを」をグループスロ...
【単独取材】料理に懸け30年、永島健志シェフが語る美食哲学
独自記事 【 2025/10/9 】 Food
この取材は、かつて学校が苦手な不良少年だった、永島健志さんが、料理という表現と出会い「世界のベスト・レストラン50」で世界1位を5度獲得したスペインのレストラン「エル・ブリ」で修業し、帰国後に体験型レストラン「81」を立ち上げた貴重な経験を語って頂いたものである。
アラン・デュカス氏が登壇「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2025」 記者発表会レポート
INFORMATION 【 2025/9/15 】 Food
今年で開催15回目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、少し敷居が高いと感じてしまう人もいるフランス料理を、馴染みのない人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生したグルメフェスティバルです。期間中(9月20日〜10月20日)は、参加しているレストランにて特別価格で、本格的なフレンチのコース料理を...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第2話)新天地
独自記事 【 2025/9/25 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...

次の記事

国内で収穫した綿を使った「ニットパジャマ」と「ケーブルニット」
結婚式場が作ったフードロス削減を目的としたサステナブルなバウムクーヘン

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます