コウノトリ舞う、美しい自然に出逢う旅
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コウノトリ舞う、美しい自然に出逢う旅

徳島県の東部に位置する、鳴門市。絶滅危惧種であるコウノトリのヒナの誕生に接した鳴門市の人たちは、コウノトリの定着と繁殖を支えようと、農薬や化学肥料を減らした特別栽培や、ビオトープづくりを広げています。今回は、コウノトリに纏わる話や、生息地から車で約30分程に位置するリゾートホテルの取り組み「コウノトリ応援 宿泊プラン」についてご紹介していきます。(記事:エシカちゃん)

コウノトリのヒナの誕生に接した鳴門市の人たち

徳島県の東部に位置する、鳴門市。人口約5万人が暮らすこのまちは、レンコンの一大産地です。全国のレンコン3大産地と言われる徳島県内において、その生産量は(県内の)約60%にも及びます。

鳴門市を歩けば、あちこちにレンコン田が広がっています。

そんなレンコン田に、2015年、コウノトリの雌雄が飛来しました。鳴門市にやって来たコウノトリは、その後、巣作りや産卵をはじめ、2017年からは、毎年ヒナの誕生が確認されています。

コウノトリのヒナの誕生に接した鳴門市の人たちは、コウノトリの定着と繁殖を支えようと、農薬や化学肥料を減らした特別栽培や、ビオトープ(生きものの暮らす場所)づくりを広げています。

コウノトリって、どんな鳥?

コウノトリは、翼を広げると約2メートルをこえる程の大きな鳥です。

細い足と、黒く、細長いくちばしを持ち、見た目は、ツルやサギに似ています。

コウノトリの一番の特徴は、鳴くことが出来ないこと。雛の時期は鳴きますが、次第にそのさえずりは鳴りを潜め、代わりに上下のくちばしを叩いてカタカタと音を出して、コミュニケーションを取るようになります。

今ではIUCN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧種に指定されているコウノトリですが、

江戸時代頃までは、日本全国で見ることが出来ました。

しかしながら、乱獲、そして農薬の使用や森林の伐採等の影響を受け、1971年に遂に日本の空から、その姿を消してしまいます。

今、こうして再び日本の空でコウノトリを見ることが出来るのは、長年続けられている人工繁殖と、全国のコウノトリの繁殖地で行われている環境保全活動のお陰です。

コウノトリが増えていくことの難しさ。それは、環境問題へと紐づきます。

前述したように、コウノトリは大変大きな鳥ですから、食べる量も決して少なくはありません。その量、1日500g程。コウノトリが食べる、カエルやドジョウで言うと、1日70〜80匹といったところでしょうか。

これだけの生き物を育むことが出来る環境作りが、今、全国のコウノトリの繁殖地で続けられています。

アオアヲ ナルト リゾートの取り組み

まちの人たちが一体となって支えるコウノトリの保護活動に、加わってみる気はありませんか?

アオアヲ ナルト リゾートが販売する「SDGsコウノトリ応援」プランを利用すると、宿泊費から1泊一人100円、ホテルから1泊一人200円の計300円が「とくしまコウノトリ基金」に寄付されます。

コウノトリの応援はもちろんですが、宿泊プランの内容もまた、地元に根ざした充実の内容です。徳島県の豊かな食材(阿波ふうど)を使った夕食や、ホテルオリジナルのコウノトリ観察ガイドマップのプレゼントの他、2~3月限定の「鳴門わかめ塩蔵体験 」が、特別価格で体験出来ます。

海を眺めて、阿波の恵みに舌鼓。コウノトリが舞う美しい自然に癒やされるSDGsな旅に出掛けませんか。

SDGsコウノトリ応援 宿泊プラン

・販売期間:2025年2月1日~3月31日

・特典:とくしまコウノトリ基金への寄付、地元で収穫される旬の阿波ふうど山海の幸の夕食、ホテルオリジナル コウノトリ観察ガイドマップをプレゼント、鳴門わかめ塩蔵体験を特別価格で提供

・WEBサイト:https://www.aoawo-naruto.com/publics/index/

コウノトリが繁殖する地というのは、コウノトリの食料である昆虫や動物が暮らす、自然が豊かな場所でもあります。その魅力が「コウノトリブランド」として、全国各地に届けられ、地域の活性化に役立てられているそうです。コウノトリと、その地に暮らす人。環境保全を間に挟んだその繋がりは、双方に好循環を生じさせているようです。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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