【連載】八ヶ岳の幸せ自然暮らし(第29話)八ヶ岳発・アートと人をつなぐ場所『Gallery Trax』を訪ねて
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【連載】八ヶ岳の幸せ自然暮らし(第29話)八ヶ岳発・アートと人をつなぐ場所『Gallery Trax』を訪ねて

三好悦子さん(Gallery Trax オーナー兼キュレーター)

八ヶ岳の山間に佇む小さな美術館。国道28号線から少し小径を進んだところに『Gallery Trax(ギャラリートラックス)』はあります。

ここは、今なお国内外のファンの心を惹きつけて止まない伝説のデザイナー・アーティスト、木村二郎さんのオブジェやスケッチなどのオリジナル作品が、数多く展示されています。

大阪で活動後、八ヶ岳南麓に移住し、近隣の廃屋から出た古材を使って家具を制作。廃材作家の先駆けとして、当時、ファッション誌やインテリア雑誌などのメディアに取り上げられ、脚光を浴びました。ところが、志半ば、その才能を惜しまれながら2004年2月に死去。

没後21年となる現在も、館内に展示されている木村さんの作品や、Traxで定期開催される著名な現代アーティストの展覧会を見るために、老若男女問わず多くの人がここを訪れます。

今回は、八ヶ岳から、五木田智央、ロッカクアヤコ、大森克己、川内倫子、できやよい、坂口恭平といった、現代美術の最前線で活躍する作家たちの作品を次々と発信し、長年にわたりギャラリーの運営を継続してきた三好悦子さんに、Traxとアート、そして八ヶ岳への想いを伺いました。

廃校となった保育園をギャラリーに

1993年、インテリアデザイナーの木村二郎さんと、パートナーでグラフィックデザイナーだった三好悦子さんによって始まったGallery Trax。

廃校となった保育園を自らの手で改装し、木村さんが手がけた独創的な家具、オブジェなどが今も展示されています。

お寺の境内にあった保育園を改装し、1993年にオープンした『Gallery Trax』。八ヶ岳の風景に溶け込むその佇まいは、30年以上経った今もなお、多くの人を惹きつける不思議なパワーをもつ

床と壁のコントラストの美しさ。都会のギャラリーとは全く違った雰囲気の中で、若手から著名なアーティストまで、才能あふれる作家たちの展覧会が今も定期開催されている。取材時にはBIEN氏の『Magic Lantern Phase』が開催されていた

大阪でインテリアデザイナーとして活躍し、異彩を放っていた木村さん。徹夜続きで多忙を極めていたその姿を見て、ここ八ヶ岳への移住を提案したのは、三好さんでした。

「仕事や暮らし方に疑問を持ち、疲れている二郎さんを山や森に囲まれた八ヶ岳に誘ったのは私です。でも、田舎暮らしにハマったのは彼の方でした」

「八ヶ岳に移り住んだものの、それまでのように広告の仕事はできないから、どうやって暮らしていこうかなって漠然と考えていました。でも、二郎さんは田舎暮らしをただただ楽しんでいましたし、私も最初は何も考えていませんでした。そんなとき、たまたま犬の散歩で出会った方が、広い遊戯室のある元保育園の建物を紹介してくれました」

この地に移住して3年目のこと。元保育園の存在を知った2人は、内部を改装して木村さんのオブジェを展示するギャラリーにすることを決意します。

「でも、初めてスペースの中を見たときは唖然としました。壁も床もボロボロ。まだ黒板が残っていたのですが、教室全体がシミだらけで、なんだか怖い感じでしたね」

廃墟と化した元幼稚園を見つめながら、

「これ、誰が修復するの?って聞いたんですよ。そうしたら、“俺とあなたや”って言われて、嘘でしょ!という感じでした(笑)」

のんびりとした田舎暮らしから一転、慌ただしい日々がスタートしました。

八ヶ岳の山々に囲まれるように建つGallery Trax。30年前に設置したストーブは、今も現役!

園庭の片隅に配置されたテーブルと椅子。かつては木村さんと三好さんが、今は来場者や作家たちが、八ヶ岳の山々を眺めながらゆったりとした時間を過ごす

木村さんは、Gallery Traxの改装をきっかけに、古材を用いた家具を製作するようになります。それから亡くなるまでの11年ほどの間に、何種類もの椅子やテーブル、オブジェなど、天才的感性が息づく多くの作品を次々と生み出したのです。

「大阪で活動中は、店舗設計にしても、ガラス張りやコンクリートなどを使ったクールでスタイリッシュなテイストが彼の持ち味でした。でも、ここに来てからその作風は一変しました。

嬉々として毎日のように森の中に入って行き、木や古材といった自然素材を用いて、椅子やテーブルなどの家具を手作りするようになったのです。一つひとつが個性的で、ものすごく斬新でした」

あるとき、畑の隅で偶然拾った破片が3000年以上前の縄文土器であったことをきっかけに、土器拾いに没頭したり、農具や民具の機能美に魅せられたり…。

「八ヶ岳に暮らすようになってから、インテリアデザイナーの枠を超えたアート作品を次々と発表し続けた」と三好さんは当時を振り返ります。それ以降、生き生きと日々作品作りに打ち込む木村さんの姿を、三好さんはずっと見続けてきたのです。

室内の家具や内装は全て木村さんによるもの。削ぎ落とされたミニマルな中にも、どこか自然の温かさが宿る。没後20年以上経ったいまなお色褪せることなく、見る人の創造性を掻き立てる

今でこそ、カフェやショップで見かけるようになった古材を使ったリノベーション設計。その源流とも言えるデザインを、ここ八ヶ岳で次々と生み出した木村さん。山あいにひっそり佇むギャラリーという異空間、その中で、感性豊かに創作された木村さんのオブジェやオリジナル家具たちは、またたく間に美術関係者や雑誌編集者の目にとまり、多くのメディアが取材に訪れるようになります。

そしてその記事を読んだ人々が、八ヶ岳南麓にある小さなギャラリーをひと目見ようと、県内外から押し寄せるようになったのです。

「最初は不安もあったのですが、二郎さんは、毎回新しい手法で展示空間をプロデュースし、それもまた、大きな話題となりました」(三好さん)

木村さんがデザインした椅子(画像はレプリカ)、廃材を使って作ったオブジェなどがギャラリー内に常設されている

山梨県内の陶芸作家の作品展に加え、友人のアーティスト・角田純氏の紹介で、第一線で活動する現代美術作家たちの展覧会を次々と企画し、ギャラリーが本格始動。二人にとって多忙な毎日が続きました。

「当時は2週間ごとに展覧会を行っていました。二郎さんは、展示する作品ごとに額縁や展示台を全て作り替えていました。ガラリと内装が変わる様子を見て、お客さんも作家の方たちも、みんな “うわ、すごい!”って驚いていました。そんなアートスペースはどこにもありませんでしたから」

Traxで展示をする作家たちは「二郎さんのしつらえのおかげで作品が100%以上になる」と絶賛したそうです。

そして展覧会のオープニングのたびに、作家や関係者、来場者のために手料理を振る舞った三好さん。それもまた「Traxの料理は美味しい」と評判となり、雑誌掲載も多数。『暮らしの手帖』に大皿料理特集も。木村さんと三好さんによるTraxの存在は、ますます広く知られるようになって行ったのです。

Traxのカフェスペース。重厚な1枚板をテーブルとして使用。湧水で自家焙煎のコーヒーなどドリンクのみの営業で、ギャラリーを見学したあとにくつろぐことができる

Traxを訪れ、作品に魅せられた人たちから、木村さんに店舗の建築や内装デザインの依頼が来るようにもなりました。藁葺き屋根とコンクリートの組み合わせが画期的な藍染工房『ギャラリー歩ら里』(現在、竹清堂)、山梨を代表する銘醸・七賢直営の『レストラン臺眠』、栃木県益子町のキャラリー&カフェ『スターネット』など、今も、県内外で木村さんが手がけた空間にふれることができます。

犬の散歩でたまたま出会った元保育園という空間は、徐々にアートと人をつなぐ出会いの場所へと進化していきました。

第一線で活躍するアーティストがTraxから世界へ

五木田智央、ロッカクアヤコ、大森克己、川内倫子、できやよい、坂口恭平といったトップランナーたち

大阪から八ヶ岳に移り住んだ後も、時代の寵児だった木村さんは、病気のため2004年に他界。その後も、三好さんはTraxでたくさんのアーティストの展覧会を開催してきました。そのときの思いを、三好さんはこう語ります。

「二郎さんがいなくなってから数年間は、もう抜け殻状態でした。一方で、私がギャラリーを守っていかなければならない、という思いは強くありましたね。そんな中、周囲に助けられ、何とかここまでやって来られたという感じです」

Traxの壁面にさりげなく描かれた阪口恭平氏の直筆サイン

五木田智央、ロッカクアヤコ、大森克己、川内倫子、できやよい、坂口恭平といった、世界で活躍する現代美術のトップランナーたち。N.Y.を初め、欧米各地で国際的に活躍する彼らが、まだ無名だった頃から、Traxで展覧会を行い、三好さんはその活動を支援してきました。

Traxが、ギャラリーのオープン当初から今に至るまで、広い世代から注目され続ける「特別な場所」である理由です。

ギャラリー内に展示されているできやよい氏の作品。美しいグラデーションと繊細な絵柄が見る人の心を捉える

「世界中で写真展が開催されている川内倫子さんは、キャリアの初期からここに遊びに来てくれていました」と三好さん。

「作品がニューヨークタイムズに紹介され、瞬く間に世界的アーティストとして知られるようになった五木田くんが以前 “Traxで展覧会をやるとブレイクするんだよね”って。そういうジンクスを若いアーティストたちに語ってくれたこともありました」

同じく、2018年にN.Y.での個展『CITY SCAPE』開催以降、精力的に作品を発表している山口幸士(やまぐち こうじ)氏。活動を始めたばかりの頃、三好さんに作品を見せにふらりとTraxを訪れたといいます。

山口幸士氏が描いたTraxの外観

「これは、彼がここにきてくれた翌日に描いて、自身のInstagramにアップした作品です」

日常の風景の中に漂う独特の疾走感や浮遊感、その画風を見た瞬間に、独創性と並外れた才能を感じたそうです。2023年にはGinza Sony Parkのウォールアート企画に選出されるなど、活躍の場をますます広げているペインターの一人です。

アーティスト・木村二郎さんが残したものとは

Traxから世界へ羽ばたいたアーティストにまつわる数々のエピソードを、三好さんは笑顔で語ってくれました。

一方で、

「ここ数年のアートブームの中心的アーティストたちの個展がTraxで開催されると、投資目的のコレクターが殺到した時期もありました」と三好さん。

しかし、社会のムーブメントに左右されることなく、Traxは一貫して「いかにアートを表現するか」だけを軸に、純粋に現代美術と向き合い続けてきました。結果、現在では芸術を心から愛し、楽しみたいと願う人々が自然と集まる場所となっています。

「経済的に苦しい時期もありましたが、木村二郎が亡くなった後も、これから先もずっと、“なんとかなるさ”の精神で、アーティストたちと共に夢を紡いでいけたらいいなと思っています」と三好さんは語ります。

Traxの入り口の窓に、木村二郎さんが描いたメッセージ

そんな三好さんに、ギャラリーを運営する意義について聞いてみました。

「ここで彼らが作品を展示するとき、私は世界で初めて、才能あふれるアーティストの新作にふれることができるのです。それがこの仕事の醍醐味。彼らのキラキラとした情熱と満ち溢れるエネルギーのおかげで、気がつくと、ぽっかり開いた心の穴が埋まっていたの」

都会のギャラリーとは、時間も空気の流れも異なる山の中の美靴館。そこは常に爽やかな風が通り抜け、眩い光に満ち溢れ、どこか懐かしい温もりが感じられる不思議な場所。

「一人でやっているときは本当に大変でしたけれど、来てくれた人が、“ここは時間が止まったようだ”とか、“安らげる空間”とか、“イマジネーションを喚起させる何かがある”と言ってくれるのを聞くたびに、ここだけにしかない何かを、二郎さんが残してくれたんだな、と思うんですよ」

2023年出版された『ReConstruction 木村二郎とギャラリートラックス』(出版社: torch press)。Gallery Traxの30周年を記念して出版されたアーカイブブック。

インテリアデザイナーであった木村二郎氏が生前に残した膨大な写真や資料をもとに、彼が手がけた家具やオブジェ、そしてギャラリー空間そのものの創造の軌跡をまとめた一冊。ギャラリー内でも購入可能

三好さんにとって、私にも世界にもイイこととは?

ずっと変わらない日常と、それを守り続けること。

「ギャラリーを始めた頃から、近所の子どもたちが “えっちゃん、来たよ”って言って、毎日のように遊びに来てくれるんですよ。私が用意しておいたおもちゃで遊んだり、夏になるとビニールのプールを置いて、子供たちがその中で水浴びをしたり。

そんなふうに、30年前からここを訪れてくれていた子どもが、もうお母さんになっていて、時の流れの早さに驚きます(笑)」

ゆっくりと過ぎていく時間の中で、Traxを通して人と人のつながりを大切に育んできた三好さん。

「ずっと変わらず、当たり前の日常が身近にあるっていいな、と思いますね。日常には、楽しい発見がいっぱいあります」

アートは決して特別なものではなく、日々を生きる中でふと見出す喜びや、誰かに伝えたくなるような小さなストーリーのように、目の前の暮らしと密着したものなのだ、と教えられた気がしました。

木村さんと三好さんによって生まれたギャラリーの庭では、幸せに満ちた子どもたちの笑い声が響いています。

ここを原点に、世界へと羽ばたいていったアーティストたちの視線の先にも、きっと2人がこの地で育んできた豊かな日常の景色が広がっているに違いありません。

何気ない日常の中には、発見や感動がたくさんある、と三好さん。愛犬ビビちゃんとともに

三好悦子(Gallery Trax オーナー兼キュレーター)

大阪でグラフィックデザイナーとして活躍し、デザイナーの故・木村二郎氏とともに1989年、バブル期の煩雑な生活から離れるように山梨県の八ヶ岳南麓に移住。木村氏の没後(2004年)以降、『Gallery Trax』のオーナー兼キュレーターとして運営を続け、八ヶ岳の豊かな自然の中で現代アートの可能性を追求。現在、新たに若手ギャラリストを迎え、2人体制で展覧会の企画・運営などを行い、多くのアーティストを支援している。

Gallery Trax公式サイト

https://www.gallery-trax.com

 

展覧会スケジュール

・中瀬萌絵画展  7/19〜8/17

・久保田珠美展 8/23〜9/15

・10月 グループ展/出来弥生、伊藤桂司他

・11月 オーガミノリ展

・12月 宮城太展

取材を終えて

ここ数年、アートコレクターが急増し、ギャラリーやオークションでの取引が活発になっています。オンラインでのアート購入も一般化し、若年層のコレクターがネットでお気に入りの作品を入手するケースも少なくありません。

そんな中、日本からも世界的な注目を集めるアーティストが次々と誕生しています。

ある日、ふとTraxに作品を持って訪れたという山口幸士(1982年生まれ)さんもその1人。彼の作品は、ある著名なクリエイターがSNSで紹介したことをきっかけに瞬く間に拡散し、一躍脚光を浴びました。

Traxでやるとブレイクする。このジンクスは、三好さんらが長年育んできた信頼と、アーティストを見抜く確かな審美眼がもたらす結果に違いありません。

どんなビジネスでも、大切なのは自己の利益の追求ではなく「人と信頼」なのだなと。

ここは、スッと背筋が伸びるような『アートの精神』が宿る場所であり、そしてまた、自然体の自分を受け入れてくれる穏やかな温かさに満ちた空間。

Gallery Traxが、ここ八ヶ岳にあることを、心から誇らしく思うのです。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】八ヶ岳の「幸せ自然暮らし」

記者:山田ふみ

多摩美術大学デザイン科卒。ファッションメーカーBIGIグループのプレス、マガジンハウスanan編集部記者を経て独立。ELLE JAPON、マダムフィガロの創刊に携わり、リクルート通販事業部にて新創刊女性誌の副編集長を務める。美容、インテリア、食を中心に女性のライフスタイルの動向を雑誌・新聞、WEBなどで発信。2012年より7年間タイ、シンガポールにて現地情報誌の編集に関わる。2019年帰国後、東京・八ヶ岳を拠点に執筆活動を行う。アート、教育、美容、食と農に関心を持ち、ethica(エシカ)編集部に参加「私によくて、世界にイイ。」情報の編集及びライティングを担当。著書に「ワサナのタイ料理」(文化出版局・共著)あり。趣味は世界のファーマーズマーケットめぐり。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田ふみ

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