公益財団法人日本環境協会は2015年度の「エコマークアワード」において、金賞「サラヤ株式会社・東京サラヤ株式会社」、銀賞「株式会社オオハシ」「昭和電工株式会社」、銅賞「川上産業株式会社」「株式会社関東」「株式会社PFU」「株式会社山下工芸」の各賞を決定、2016年2月24日、東京ウィメンズプラザ（東京都渋谷区）で受賞式を開催しました。

エコマークアワードは日本環境協会が2010年度に創設した表彰制度です。さまざまな商品（製品およびサービス）の中で「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベル「エコマーク」を活用して、エコマーク事業の目的である「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善活動努力による、持続可能な社会の形成」に大きく寄与した企業・団体などの優れた取り組みを表彰しようというものです。

また、同日午後には「エコマークフォーラム」が開催され、受賞団体によるプレゼンテーションが行われました。

長年の詰め替えパック継続採用、環境負荷低減の取り組みに高い評価が

今回、サラヤ（東京サラヤ）が受賞したポイントは「洗剤の詰め替え容器で25年間エコマーク取得！～詰め替えパックの継続採用と環境負荷低減の取り組み～」ということでした。

同社は1982年にいち早く、台所用洗剤では日本初となる「ヤシノミ洗剤」の詰め替えパックを発売。1991年にはエコマーク認定を取得するなど長年にわたり詰め替え容器のマーケット拡大に取り組んでおり、「詰め替え」という環境に配慮したライフスタイルの普及に大きな足跡を残しています。

また、主力商品の原料にも目を向け、パーム油の認証制度の普及や熱帯雨林の保護などの地球規模の環境保全活動を推進、その成果を商品の開発やブランディングに生かしている他、次世代への環境教育や倫理的消費の普及活動にも積極的に取り組んでいます。

さらに、詰め替え容器の他、リターナブル容器や未利用繊維を使用したふきんなど多様な商品でエコマーク認定を取得しており、エコマークを製品パッケージに表示して積極的にアピールしている点など全社を挙げての取り組みが高く評価され、サラヤと東京サラヤのダブル受賞となりました。

～私によくて、世界にイイ。～ ethica（エシカ）
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ethica編集部