HOMEを与えてくれた家族
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram

『ethica(エシカ)』6月号のテーマは、「エシカル世代」です。

「エシカル世代」とは、1995~1999年に生まれた、「エシカル」「フェアトレード」などに関心が高い世代のことが特徴だそうです。ちなみに1997年生まれの私は、まさにエシカル世代。とは言いながら、特に「エシカル」を意識することもなく、日本で、子供たちにかかわるワークショップなどで活動していましたが、思うところあり、2019年からの1年間、文部科学省が実施している「トビタテ!留学JAPAN」の9期生として、ドイツに滞在しました。すると、そのドイツで触れた地球や動物に優しい暮らしや考え方は、まさに「エシカル」そのもの。衝撃的でした。「エシカル世代」の自分たちのあり方を思いながら、そこで学んだこと、感じたことを綴っていきたいと思います。

 

とっても明るくて愉快なファミリー!写真は私の家族が日本から遊びに来た時の集合写真

198日間お世話になったホストファミリーとのお別れを経て、ドイツ生活後半の新たなアドベンチャーへと向かっています。

いつも優しく親切で、面白く明るい家族との、大きくて居心地の良いお家での生活。6ヶ月半の時間はどこへ行っちゃったの?というくらいあっという間でした。

6ヶ月間、完全無償のホームステイ。

ホストシスターの1人が、同じ国際ボランティア機関を利用してエクアドルで1年間のホームステイをしたので、その恩返しにといって私を引き受けてくれた4人家族。

ずっと憧れていたホームステイ。でも難しいこともありました。言語の壁が思っていたよりも厚く、日常会話をすることはできてもドイツ語でのジョークはなかなか理解できない状況。自分のshyな一面がでることも多く、そしてなにより家族の仲が良すぎて、距離が近すぎて、ちゃんと家族の一員になれているのか悩んだこともありました。

私がドイツ語を学べるようにと2ヶ月が経過してからはなんでもドイツ語でトライする生活に。大変だったけれど今はこうやって環境を作ってくれたことにすごく感謝しています。

はじめましての日!手作りの看板を持って駅まで来てくれました

幼稚園から帰ると毎日 今日はどうだった?と聞いてくれて、常に助けてくれた優しいお母さん

私にも分かるような簡単なジョークでいっぱい笑わせてくれたお父さん

常に人や環境のことを想い、小さな努力を積み重ねる優しくて明るいお姉ちゃん

いつも元気でいつも踊って歌っていて、見てるだけで疲れを吹き飛ばしてくれる妹

みんなに囲まれ、気がついたらこのお家が私にとっての大切な居場所になっていました。

料理を手伝ったり、みんなでカヌーに行ったり、お父さんお母さんの所属する合唱クワイヤーに毎週ついて行ったり、コンサートを見に行ったり、初めてのイースターを体験したり、お庭で日向ぼっこしたり、googleを使って日本語を話してみたり…すべてがいい思い出。

心を込めて一羽ずつ折った230羽の鶴とアルバム!とってもとっても喜んでもらえました!!

なかなかすべての感謝を伝えることができずにいた私は、最後の夜にちょっとしたサプライズを用意しました。 カードに書かれたヒントを頼りに、宝探し!そしてゴールには2ヶ月かけて作り終えた230羽の鶴とアルバムをプレゼントしました。すごく喜んでくれて、これまで伝わりきれていなかった感謝の気持ちを伝えることができたかなと思います。

家族になってくれて、そしてHOMEを与えてくれたこの家族。

いつか日本に招待して、最高のおもてなしをしたいです!!!

記者:スミレ

1997年生まれ。千葉県出身の大学生。トビタテ9期生として、2019年1月よりドイツに留学。2016年よりNPO法人じぶん未来クラブにて学生ボランティアとして活動。日本各地で行われる教育ワークショップにてこれまでに1000人以上の子どもたちと関わる。ボランティアリーダーとして各ワークショップを率いたり、新規ボランティアを対象とした研修等も行う。学業やアルバイトからは得ることのできない「ボランティアの魅力」を1人でも多くの学生に伝えたいとの想いのもと、「ボランティア先進国」と呼ばれるドイツにてボランティアを行いその仕組みを探る。

Pay it Forward ~優しさは連鎖する~

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

スミレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第1話)逆張り者
独自記事 【 2025/9/5 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (序章)最初の関門
独自記事 【 2025/8/31 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
持続可能な酪農の実現を支える明治の取り組みと、乳業の歴史
sponsored 【 2025/9/3 】 Food
乳製品やチョコレートなどの食品を取り扱うメーカーである明治(Meiji)。大ヒット商品でもある「明治おいしい牛乳」や「明治ブルガリアヨーグルト」などは冷蔵庫に常備され、マストアイテムになっている…なんて家庭も多いのでは?そんな私たちの日常生活に欠かせない明治グループは、2021 年から「健康にアイデアを」をグループスロ...
【単独取材】料理に懸け30年、永島健志シェフが語る美食哲学
独自記事 【 2025/10/9 】 Food
この取材は、かつて学校が苦手な不良少年だった、永島健志さんが、料理という表現と出会い「世界のベスト・レストラン50」で世界1位を5度獲得したスペインのレストラン「エル・ブリ」で修業し、帰国後に体験型レストラン「81」を立ち上げた貴重な経験を語って頂いたものである。
アラン・デュカス氏が登壇「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2025」 記者発表会レポート
INFORMATION 【 2025/9/15 】 Food
今年で開催15回目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、少し敷居が高いと感じてしまう人もいるフランス料理を、馴染みのない人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生したグルメフェスティバルです。期間中(9月20日〜10月20日)は、参加しているレストランにて特別価格で、本格的なフレンチのコース料理を...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第2話)新天地
独自記事 【 2025/9/25 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...

次の記事

トートバッグの購入がコウノトリの保護につながる! 「CREEZAN」が始めた新しいSDGsの取組み
「エシカル世代」の広瀬すずさんも参加! チェキでみんなの「希望」を共有しよう!

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます