無意識の偏見を排して誰もが自分らしい美しさを発揮できる社会へ― 資生堂が「SEE,SAY,DO.」プロジェクトを展開
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無意識の偏見を排して誰もが自分らしい美しさを発揮できる社会へ―

資生堂はSDGsに取り組むグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions」の一環として、「EMPATHY(共鳴)」の考えに基づいた「SEE,SAY,DO.」プロジェクトをスタートしています。無意識の思い込みや偏見を排して、性別や年齢、国籍にとらわれない自分らしい人生をサポートする資生堂の取り組みに迫ります。(記者:エシカちゃん)

自分らしさを阻害する日常での思い込みや偏見への気付きを提供する

資生堂が世界88カ国で展開しているブランド「SHISEIDO」による「Sustainable Beauty Actions(SBAS)」の新たな活動、「SEE,SAY,DO.」プロジェクト。2020年10月に始まったSBASは「MOTTAINAI(リサイクルやリユース)」、「HARMONY(社会や環境との調和)」、「EMPATHY(共鳴)」という3つで構成されています。「EMPATHY」に基づく「SEE,SAY,DO.」プロジェクトは「MOTTAINAI」と「HARMONY」に沿ったアクションに続く第3弾です。

今回のプロジェクトでは自分らしい人生を阻害する要素を無意識の思い込みや偏見「Unconscious Beauty Bias(UBB)」と位置付け、9月21日(水)からUBBを体感できる特設ウェブサイトを公開しています。同時に、企業や団体向けにUBBを考えるSEE, SAY, DO. プログラムの提供を開始。個人から企業まで幅広いレベルで思わぬ偏見への気付きを提供します。

何気ない言動が誰かの自分らしい生活の邪魔になってしまう。「無意識で」、「知らないうちに」、「良かれと思って」…。私自身もUBBによって周囲を傷付けたことに心当たりがあります。こういった状況をなくすために、資生堂はモチベーションに詳しい専門家、リサ・ジェンキンス博士の監修で、世界10ヵ国(オーストラリア、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、タイ、アラブ首長国連邦、アメリカ)におけるオンライン調査を実施しました。

世界中での差別体験や資生堂社員のメッセージを通じて多様性への理解を深める

ジェンキンス博士は「今回の調査で、UBBがもたらす世間への影響が明らかになりました。私たちは、『自分は美しくない』と思わせてしまうような固定概念や文化を変えていかなければなりません。資生堂のミッションである、“BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD”が示すように、美の定義を進化させ、 私たちが抱えるUBBに立ち向かうことで、人々が差別、いじめ、嫌がらせ、さらには暴力から解放され、本来の美しい人生を送ることができる世界になると信じています」と力強く語っています。

ここからは「SEE,SAY,DO.」プロジェクトの具体的な内容をチェックしてみましょう。まずはSEE「UBBを知ろう」。消費者のUBBへ理解を深めるために、オンライン調査で各国から集めた体験談を紹介する体験型ウェブサイトを公開しています。人種やジェンダーに関わる差別、外見・趣味嗜好へのからかいといった他人事とは思えない、さまざまな証言に触れることができます。

続いてはSAY:「UBBを議論しよう」。こちらでは、SEEでの学びや思いを共有することをミッションとしています。第1弾として、資生堂の社員がUBBに関わるメッセージをYouTubeで発信。社員が語るセクシャルマイノリティーやLGBTQへの率直な思いが心に響きます。

企業向けプログラムの提供で互いの個性や美しさを認め合える職場づくりを

そして最後がDO:「アクションを起こそう」です。SEEとSAYのフェーズでUBBへの認識を持った上で、アクションに挑戦するという流れです。具体的に資生堂は企業や団体を対象としたUBBを考えるための「SEE,SAY,DO.プログラム」の提供を始めています。

お互いがお互いの個性と美しさを認め合い、心地良く働ける環境へ。多様な価値観の尊重が求められる今、企業がプログラムを活用することで自分らしく美しい働き方や生き方が実現されることが待たれています。プログラムの詳細は特設サイトをご覧下さい。肌や身体、そして内面の美しさを追求する資生堂の活動を深く知ることができます。

 

「SEE,SAY,DO.」プロジェクト特設サイト

https://www.sbas-empathy.shiseido.com/seesaydo/ja/

 

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティを提案していこうと思います。

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