没後1年特別企画 アラン・ドロンよ永遠に
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没後1年特別企画 アラン・ドロンよ永遠に

『ビッグ・ガン』© 1970 STUDIOCANAL - FONO ROMA

2024年8月に逝去したフランスの名優、アラン・ドロンさんを偲んで、没後1年となる8月より、彼の出演した23作品が、BS10スターチャンネルにて放送されます。(記者:エシカちゃん)

アラン・ドロンよ永遠に

2024年8月18日。名優・アラン・ドロンさん死去の報が、世界を駆け巡りました。

フランスのマクロン大統領は、ドロンさんの訃報に触れ、X(旧ツイッター)に「(前略)映画スターという存在を超えた、フランスの誇る宝だ」とのメッセージを発信。彼の死は、フランスはもちろんのこと、日本にもまた、大きな衝撃を与えました。

『太陽がいっぱい』で見せた、悪さを交えた、光り輝く美しさ。三船敏郎さんと共演した『レッド・サン』のクールな悪役ぶり。作品と共に浮かぶドロンさんの姿は、たとえそれが貴族の青年役であっても、殺人犯や詐欺師の役であっても、どうにも目を惹きつけてやまない魅力がありました。

アラン・ドロンさんの没後1年を迎える2025年8月から、BS10スターチャンネルにて、ドロンさんが出演した23作品が、3ヶ月に渡って放送されます。

アラン・ドロンよ永遠にー。

輝き続ける彼の姿に、再び胸をときめかせてみませんか?

俳優 アラン・ドロン

ドロンさんは、1957年にイヴ・アレグレ監督による『女が事件にからむ時』という作品で、スクリーンデビューを果たします。そして、60年に公開された『太陽がいっぱい』で、あっという間に、世界中の人々を虜にしました。

『若者のすべて』(60年)、『山猫』(63年)・・等、その後も数々の名作品に出演し、一時は、ハリウッドにも進出しますが(『テキサス』という作品等に出演)、結局はフランスに戻り、『冒険者たち』(67年)、『サムライ』(67年)、『レッド・サン』(71年)等、フランス映画界で実績を重ねます。

『冒険者たち[4Kリマスター版]』 © Societe Nouvelle de Cinematographie (SNC ) -Paris 1967

また、ドロンさんは、俳優だけではなくカメラの後ろ側にも立ちました。『危険なささやき』(81年)や『鷹』(83年)は、ドロンさん自らが監督を務めています。

日本との関わり

1960〜70年代にかけて、彼は、日本のテレビ番組やイベント等に、度々出演をしています。1971年に初放送された紳士服メーカー「D’URBAN」のCMでは、「かっこいい」の手本として、日本の老若男女に大きなインパクトを残しました。

フランスから遠く離れた日本においても、ドロンさんはスーパースターであり、アラン・ドロンという彼の名は、「ハンサム」の代名詞として、(日本で)用いられた次第です。

放映作品

BS10スターチャンネルによる没後1年特別企画では、ドロンさんの代表作から秀作まで、全23作品を3ヶ月に渡って取り上げます。初月となる8月は『太陽がいっぱい』、『冒険者たち[4Kリマスター版]』、『レッド・サン』、『チェイサー(1977)』、『仁義』、『ビッグ・ガン』、『太陽が知っている』、『さらば友よ』の8作品が放送される予定です。

太陽がいっぱい

『太陽がいっぱい』© 1960 STUDIOCANAL - Titanus S.P.A.

パトリシア・ハイスミスの原作小説を、『禁じられた遊び』の名匠ルネ・クレマン監督が映画化した犯罪サスペンス。貧しさから劣等感を募らせて殺人へと至る主人公の葛藤を、当時25歳のアラン・ドロンが鮮烈に演じます。

レッド・サン

『レッド・サン』 © 1971 STUDIOCANAL - Oceania Produzioni Internazionali Cinematografiche S.R.L. - Diagonal Films

チャールズ・ブロンソン(マンダムのCMに出演して、「うーん、マンダム」という名セリフを放った俳優)、三船敏郎(世界のミフネと呼ばれた名優)、アラン・ドロンの米・日・仏の3大スターが共演を果たした異色西部劇。大統領へ献上する刀を巡り、武士と強盗団がアメリカ西部を舞台に争奪戦を繰り広げます。

没後1年特別企画:アラン・ドロンよ永遠に PART1

字幕版:2025年 8月5日~8月8日16:30頃~ 4日連続放送
字幕版/吹替版:2025年 8月26日~8月29日 6:40~ 4日連続放送(全8作品)

https://www.bs10.jp/star/feature/detail/20250802/

 

アラン・ドロンという俳優には、「時代を超えて」という言葉がよく似合うように思います。その姿を目にするだけで、何故に、こんなにも心が疼くのか・・。その疼きこそが、彼の魅力なのかもしれません。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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