【連載】ミシュランガイドに「素晴らしい滞在体験」と評価された宿泊施設(第2話)
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【連載】ミシュランガイドに「素晴らしい滞在体験」と評価された宿泊施設(第2話)

ブルガリ ホテル 東京 ギャラリーエリア

「ミシュランキー(MICHELIN Key)」は、ミシュランガイドが2024年に新たに導入したホテル評価の指標で、世界中のホテルの中から、宿泊施設のデザイン、サービス、個性など、滞在体験の質に基づいて選定されるものです。発表2年目となる今回は、ミシュランガイド史上初の世界同時発表としてパリで授賞式が開催され、約100か国から7,000軒以上のホテルが選出されました。

そして、気になる日本のセレクションでは、「3ミシュランキー(Three MICHELIN Key)」に7軒、「2ミシュランキー(Two MICHELIN Key)」に20軒、「1ミシュランキー(One MICHELIN Key)」に101軒の宿泊施設が選出されました。

本連載(第2話)では、(第1話)に続き「3ミシュランキー(Three MICHELIN Key)」を獲得した、3つの施設をご紹介していきます。

(第1話)から読む>>>

「ミシュランキー(MICHELIN Key)」とは

「ミシュランキー」とは、レストランの評価で知られる「ミシュランガイド」が2024年より開始した、ホテル・旅館を対象にした評価です。星の数が優れたレストランの指標を示したように、魅力的な宿泊施設を知る為の道標となります。

<評価の方法>

1〜3ミシュランキーで評価。ミシュランキーの値が大きい程、評価が高い。

<評価基準>

下記の、5つの基準を満たす優れたホテル・旅館に、ミシュランキーが授与されます。

①ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる

②素晴らしい建築とインテリアデザイン

③サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている

④価格に見合った体験ができる

⑤施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性がある

ブルガリ ホテル 東京(Three MICHELIN Key)

東京ミッドタウン八重洲の40階〜45階(最上階)を占める「ブルガリ ホテル 東京」のフロアからは、東京の街並みから富士山までをも見渡すことが出来ます。

イタリアを代表する建築設計事務所、ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールによってデザインされた館内は、イタリアらしいモダンスタイルの中に、日本の伝統美が散りばめられます。例えば、廊下を飾るモザイクに日本の伝統模様が使われていたり・・。ブルガリを象徴するサフランカラーの中に溶け込んだ日本の美は、意外な程に心地良く、そして大変にエレガントです。

イタリアの3つ星シェフ、ニコ・ロミートさんが監修するメインダイニング「イル・リストランテ ニコ・ロミート」や、広大なスパエリア等をも持ち合わせる「ブルガリ ホテル 東京」は、正にホスピタリティのジェム(宝石)。その眩い程の体験に、たちまち魅せられてしまいます。

イル・リストランテ ニコ・ロミート

ブルガリ スパ:プール

ブルガリ ホテル 東京

住所:東京都中央区八重洲2丁目2-1

Webサイト:https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo

フォーシーズンズホテル東京大手町(Three MICHELIN Key)

東京の中心地。その上空に湧き出す贅沢な時間を辿ってみると、その源泉には「フォーシーズンズホテル東京大手町」がありました。

高層ビルOtemachi Oneの最上階に位置する「フォーシーズンズホテル東京大手町」には、レストランやバー、トリートメントルーム、インドアプールにフィットネスジム等の多彩な施設が集結し、東京の街を見渡す清々しい程の眺望と共に、贅沢な体験を提供します。

ルーフトップテラスで味わう「PIGNETO」のナポリピッツァ。5年連続でミシュラン1つ星を獲得した「est」の魅惑の料理。夕暮れを眺めながら飲む「VIRTÙ」のカクテル・・。地上200メートルの高さで繰り広げられる滞在の時間は、それはもう、くつろぎに満ち満ちています。

天空のサンクチュアリを標榜するに相応しい「フォーシーズンズホテル東京大手町」のおもてなしは、大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー2025 リーダーズ・チョイス・アワード」の日本のホテル部門で、第1位を獲得しました。

インペリアルスイート

屋内プール

フォーシーズンズホテル 東京大手町

住所:東京都千代田区大手町1-2-1

Webサイト:https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/

パレスホテル東京(Three MICHELIN Key)

ホテルの前身となる「ホテルテート」が開業したのは、1947年のこと。1961年からは「パレスホテル」として、2012年には、3年間にわたる大規模なリノベーションを経て、新生「パレスホテル東京」として、新たなスタートを切りました。

世界に通用するホテルを目指して進化を続ける「パレスホテル東京」には、何か「品格」とも呼べるような、凛とした佇まいを感じずにはいられなくなります。

豪華ともまた違う、礼節や真心といった柔らかさ。落ち着きと静けさを湛えた、この心地良さは、世界の名だたるホテルのそれとは違う、心を和ませる温かみを携えています。

以前、「パレスホテル東京」について「あのスタッフがいるから、パレスホテル東京に泊まっている」という話を耳にしたことがあります。

・・あの温かみの正体は、「パレスホテル東京」が掲げる「美しいこころで、感性をゆさぶる」を、スタッフ一人一人が探求し続けているからなのかもしれません。ゲストを優しく包み込む、感性をゆさぶるおもてなしが、忘れられない、旅の思い出を残します。

パレスホテル東京は、都心でありながら美しい緑と水に恵まれた丸の内1-1-1にある

ロビー、客室などパレスホテル東京の主要なデザインは、数々の受賞歴を誇る設計会社グループ、G.A GroupのExecutive Design Directorを務めるテリー・マクギニティー氏によるもの

パレスホテル東京

住所:東京都千代田区丸の内1-1-1

Webサイト:https://www.palacehoteltokyo.com/

次回は「2ミシュランキー(Two MICHELIN Key)」を獲得した施設をご紹介していきます。

(第1話)から読む>>>

 

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

ethica編集部

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