多彩なエシカル講義・実習を展開 ファッション×サスティナブルの学校「エシカルファッションカレッジ」開催(後編)
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多彩なエシカル講義・実習を展開

お茶の水女子大学附属高等学校教諭 葭内ありささん

「コットンの日」であり、「世界フェアトレード・デー」でもある5月10日、1日だけの学校「エシカルファッションカレッジ」が世田谷区のIID世田谷ものづくり学校(旧池尻中学校跡地)で開催されました。レポート前編は、こちらhttp://www.ethica.jp/7560/

多彩な講義・実習を展開

今回の「エシカルファッションカレッジ」では、多くの企業や団体が参加し、さまざまな講義や実習、視聴覚イベントが行われました。

講義では、生駒芳子さんをナビゲーターに、サフィア・ミニーさん、リー・ジャパンの細川秀和さんがフェアトレード、オーガニックコットンなどエシカルファッションについて語った「これからのファッション」、実際の授業でエシカルファッションについて取り上げているお茶の水女子大附属高校教諭の葭内ありささんが、いつも行っている授業をそのままに再現した「高校家庭科講座・エシカルファッション」、大和総研の河口真理子さんが、なぜ今エシカル消費が広がりつつあるのか、歴史をひも解きながらその謎に迫り、持続可能(エシカル)な消費者になる意味と方法を参加者と一緒に考えた「エシカル消費を始めよう!」などが行われ、どの講義も立ち見が出るほどの盛況でした。

ファッションジャーナリスト 生駒芳子さん、 リー・ジャパン取締役 細川秀和さん、ピープル・ツリー代表 サフィア・ミニーさん

大和総研 河口真理子さん

Over the Rainbow代表 佐野里佳子さん

Leeの手染めワークショップの様子。着られなくなったTシャツ持ち込み自分だけのオリジナルTシャツをつくる姿もありました。

廃校になった校舎の廊下で行われたエシカルファッションショー

とても印象的なバックスタイル

また、実習ではオーガニックコットンのオリジナルバッグを作ったり、オーガニックの美を感じるヨガを実践したり、さらには絞り染めの体験などが行われた他、フェアトレード+エシカルのファッションショーや映画「バングラデシュの衣料工場で働く女工たち」の上映などもあり、参加者にとっては、改めてエシカルやフェアトレードについて考える有意義な1日となりました。

記者: 清水 一利(しみずかずとし) 55年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、79年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。86年、同社退社後、87年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。12年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、13年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

清水 一利

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