【連載】季節のプラントベースレシピ(第22話)「優しいおやつ。本葛粉で作る、台湾スイーツ豆花(トウファ)のレシピ」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第22話)「優しいおやつ。本葛粉で作る、台湾スイーツ豆花(トウファ)のレシピ」

夏の暑さが過ぎ去り、少しずつ秋の気配を感じるこの頃。涼しくなってくると過ごしやすくなる一方で、徐々に空気は乾燥し夏の疲れも出やすいのがこの時季の特徴です。

今回は、そんな季節の変わり目にぴったりな、ヘルシーで体に優しいおやつ豆花(トウファ)のレシピをご紹介します。

豆花(トウファ)とは、台湾の人気スイーツの一つ。本場では豆乳を豆腐のようにニガリのような凝固剤で固めたものに、フルーツや煮豆などを乗せてシロップをかけて食べます。

家庭でも作りやすいようにゼラチンでアレンジされることの多い豆花ですが、このレシピでは本葛粉と寒天を使って、ヴィーガンの方や食養生中の方も食べやすいようアレンジしました。

本葛粉には、血行を促進し体を温め潤す作用や整腸作用など、嬉しい効果がたくさん。本葛粉の原料となる葛根は生薬として古くから用いられてきました。

冷たいものを食べることが多い夏を経て、疲れがち&冷えがちな胃腸や体を優しくケアしてくれます。

豆花の作り方自体はシンプルな材料を混ぜて固めるだけととっても簡単なので、お子さんのおやつにもおすすめ。わが家の6才の娘もお気に入りで、一年を通してよく作っています。

お好みのフルーツなどをトッピングして、つるんと滑らかな喉ごしの良い食感をお楽しみください♪

【本葛粉で作る豆花のレシピ】

<材料> 4人分

・無調整豆乳 600ml

・本葛粉 15g

・寒天パウダー 2g

・トッピング 適量

(好みの果物、煮豆やあんこ、さつまいも、タピオカ、白玉、ナッツなど)

・シロップ 適量

(作る場合は、きび糖または黒糖50g、水100mlを小鍋に入れ火にかけて溶かす。苦手でなければ生姜の搾り汁小さじ1を加えても美味しいです)

①小鍋に豆乳、本葛粉、寒天パウダーを入れ、泡立て器で粉が溶けるまでよく混ぜる

②①を弱めの中火にかけ、ゴムベラでよく混ぜる。鍋肌がふつふつと沸いてとろみがついてきたら弱火にし、1分ほど絶えずかき混ぜ火からおろす。

③ホーロー容器などに入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす

④3〜4時間ほど冷やして固まったらお皿に盛り付ける。大きめのスプーンで表面積を大きくすくうとより美味しそうな感じに。お好みのトッピングとシロップをかけたら完成!

今回は桃と胡桃、小豆、黒蜜シロップをトッピングしていただきました。

夏ならマンゴーとココナッツミルク、これからの季節だとりんごを甘く煮た物とドライフルーツなどもおすすめです。食感の良いナッツや、きなこ+白玉+黒蜜などの和風な組み合わせもとても合うので、ぜひ色々試してお好みの組み合わせを見つけていただけたらなぁと思います。

また、豆花は季節に合わせて夏は冷たく、冬は温かくして食べる習慣があります。

肌寒さを感じるようになってきたら、常温で固めた豆花に温めたシロップをかけて食べるのもおすすめです。

ぜひ、優しい甘さとなめらかな食感をゆっくり味わってみてくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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