【連載】季節のプラントベースレシピ(第32話)「ふたつの味わいを楽しむ、米粉で作るかぼちゃのニョッキ」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第32話)「ふたつの味わいを楽しむ、米粉で作るかぼちゃのニョッキ」

日中はまだまだ汗ばむ日もありますが、朝晩は少しずつ秋の訪れを感じます。

スーパーに行けば棚から溢れるほど並んでいた夏野菜の勢いも落ち着き、さつまいもやかぼちゃ、里芋など秋が旬の野菜を多く見かけるようになりました。

わが家の子どもたちは、ほっくり甘いかぼちゃが大好き。

ポタージュをはじめ、サラダや煮物、おやつなどにも大活躍するかぼちゃは、とりあえず冷蔵庫にあれば日々のごはん作りに心強い野菜のひとつ。出先で見かける度つい手に取ってしまいます。

今回はそんなかぼちゃを使って、米粉のニョッキを作りました。

グルテンフリーで作れる米粉のニョッキは、もちっとした食感が魅力。かぼちゃを練り込むことでほんのり甘くやさしい味わいになり、メインとしてもおやつとしても楽しめます。

ニョッキと一緒にご紹介するのは、メインにぴったりの豆乳クリームソースと、おやつやデザートにも好相性な豆乳ヨーグルトソース。

どちらも動物性素材を使わない、からだにやさしい秋のごちそうです。

夏の終わりから秋冬が旬のかぼちゃには、体を温めたり、胃腸の働きや鼻や喉の粘膜の回復をサポートしてくれたりとこの時期の体に嬉しい効果がたくさん詰まっています。

夏場の疲労回復や、これから寒くなり乾燥する秋冬を健やかに迎えるためにも、ぜひ積極的に食卓に取り入れてみてくださいね。

【かぼちゃの米粉ニョッキ(基本の生地)】

<材料>(34人分)

・かぼちゃ(皮と種を除いて)… 300g

・米粉 … 120150g(生地の状態で調整)

・葛粉または片栗粉 大さじ2

・塩 ひとつまみ

<作り方>

① かぼちゃを蒸して、熱いうちにつぶす。

② 米粉・片栗粉・塩を加えてこね、ひとまとめにする。

③ 生地を棒状にのばし、1.5cm幅に切る。フォークで軽く押し跡をつける。

④ 沸騰したお湯に入れ、浮き上がってきたら1分ほど茹でて引き上げる。

【豆乳クリームソースのかぼちゃニョッキレシピ】

<材料>(34人分)

・茹でたかぼちゃニョッキ適量

豆乳クリームソース

[A]

調整豆乳…300cc

葛粉または米粉大さじ1.5

野菜コンソメ小さじ1

小さじ1/3

(あれば)ニュートリショナルイースト大さじ1/2

こしょう適量

(あれば)パセリやローズマリーなどのハーブ飾り用

<作り方>

① お鍋に[A]の材料を入れてダマが無くなるまでよく混ぜる。

② 弱火でとろみがつくまでよく混ぜる。

③ 茹でたニョッキをお皿に盛り、上からソースをかける。

 お好みでこしょうやハーブを散らして完成

【豆乳ヨーグルトソースのデザートニョッキレシピ】

<材料>(2人分)

・茹でたかぼちゃニョッキ 適量

・豆乳ヨーグルト 大さじ4(約100g

・メープルシロップ 大さじ12

・シナモンパウダー 少々

・くるみやアーモンドなどお好みのナッツ類 適量(ローストして刻む)

<作り方>

① 茹でたニョッキを冷やす(常温でもOK)。

② 豆乳ヨーグルトにメープルシロップを加えて混ぜ、ソースを作る。

③ ニョッキを器に盛り、②のソースをかけ、ナッツとシナモンをトッピングする。

同じ生地から、食事、おやつとふた通り楽しめるかぼちゃの米粉ニョッキ。かぼちゃと米粉があればすぐに作れるので、ごはんを炊くのを忘れてた、なんて日にも、おすすめです。

おやつとして楽しむなら、小豆あんやみたらし風味のタレなど和風の味わいとも好相性。

蒸したかぼちゃを潰して粉を混ぜて形を作る工程は、粘土遊びのように子どもも一緒に楽しめます。

ぜひその日の気分やそれぞれの暮らしの流れに合わせて、作ってみてくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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