【連載】季節のプラントベースレシピ(第34話)「秋の実りを味わう、りんごとさつまいもの米ぬかクランブル」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第34話)「秋の実りを味わう、りんごとさつまいもの米ぬかクランブル」

秋が深まってくると、食べたくなるのがホクホクとろりとした温かいおやつ。

今回は、素材の甘みを存分に生かした心にも体にも嬉しい「りんごとさつまいもの米ぬかクランブル」のレシピをご紹介します。

クランブルは、昔おばあちゃんがよく作ってくれていて、毎年肌寒くなってくると思い出すおやつのひとつです。

凍えそうに寒い日に、灯油ストーブが焚かれた温かいお部屋で出来立てアツアツのクランブルを食べさせてもらったこと、「今日は特別ね」とバニラアイスを添えてくれたこと。

そんな思い出の詰まったクランブルをグルテンフリー&プラントベースにアレンジしてみました。

りんごとさつまいもには、食物繊維と抗酸化物質が豊富に含まれており、組み合わせることで便秘解消、腸内環境の改善といった効果が期待できます。

また、そこにビタミンB群やE、鉄分、マグネシウムなどが豊富な米ぬかをプラスすることで、代謝を助け、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。

米ぬかがなければ、アーモンドプードルで代用可能です。

お砂糖控えめで栄養もたっぷりなので、朝食やお子さんのおやつにもおすすめ。

素材の優しい甘みとクランブルの香ばしく滋味深い味わいに、心地よい満足感が広がる美味しさです。

【りんごとさつまいもの米ぬかクランブル】

*フィリング

  • りんご(紅玉など酸味のある品種)…1
  • さつまいも1本(約150g
  • レーズン大さじ12
  • レモン汁小さじ1
  • 大さじ12
  • シナモンお好みで少々
  • ひとつまみ

*クランブル生地

・炒った米ぬか…20g(米ぬか30gくらいをフライパンに入れ弱火で5分ほど炒る。香ばしい香りがしてきたらOK)※なければ米粉5gとアーモンドプードル15gに置き換える

  • 米粉…30g
  • アーモンドプードル…15g
  • ココナッツオイル(または米油)…20g
  • メープルシロップ…20g
  • 無調整豆乳小さじ1〜(調整用)
  • ひとつまみ

<作り方>

①さつまいもは皮つきのまま1cm角に切り、水にさらしておく。りんごは皮ごと薄めのいちょう切りに。

②お鍋にりんご、さつまいも、レーズン、水、塩、レモン汁を入れ、ふたをして弱火で1520分ほど蒸し煮に。やわらかくなったら火を止め、シナモンを加える。

③クランブル生地をつくる ※オーブンを180℃に予熱しておく

ボウルに米ぬか、米粉、アーモンドプードル、塩を入れ、メープルシロップとオイルを加えて手でそぼろ状に混ぜる。まとまりが悪かったら、豆乳を加えて固さを調整する。

④耐熱皿にフィリングを入れ、上にクランブルをのせる。180℃のオーブンで2530分ほど焼き、表面がこんがりしたら完成。

焼きたては、クランブルがカリッと香ばしく、さつまいものホクホク感とりんごの甘酸っぱさが広がります。冷やして翌日は、全体がしっとりと落ち着き、素材の甘みがよりまろやかに。

クランブルの食感を楽しみたいときは、オーブンやトースターでリベイクするとザクザク感が戻ります。

お好みでアイスや豆乳ヨーグルトを添えるのもおすすめです。

寒い時期ならではの体も心も温まる優しいおやつ、ぜひ作ってみてくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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