政府が文化庁の京都移転の方針を明らかに
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政府が文化庁の京都移転の方針を明らかに

写真提供:京都府

政府は地方創生に向け、東京やその周辺にある国の機関や独立行政法人の地方移転を積極的に進めていく方針を固め、誘致を求める地方自治体の意見も聞きながら検討を行っていましたが、このほど定員が230人余りの文化庁について、数年以内に誘致を希望していた京都府に全面的に移転する方針であることを明らかにしました。

今後、政府は関係省庁による「移転協議会」を新たに設け、移転の時期や費用の検討を進める予定です。

京都府は「(京都府や京都市には)長年文化を守り、育んできた歴史と知恵があること」「国宝や重要文化財が多いこと」を理由に文化庁の誘致を希望してきました。

今回、馳浩文部科学大臣は山田啓二京都府知事に「京都に移転することを前提に、議論を深めていきたい」と明言、また、安倍晋三首相も「京都の情熱を受け止めて検討する」との考えを示しています。

これに対して、山田知事は「どれほどの力になるか論議をまたない。地域全体の経済や文化の力を大きく増強できる」とその効果を強調し、門川大作京都市長は「オール京都で要望してきたことが実現に向けて大きく前進し、ひじょうに嬉しく心強い。京都で文化政策を作り、創造していくことが文化庁移転の本質だ」と述べています。

今後も京都の文化・産業に注目、今年は「森の京都」構想をフューチャー

エシカでは、これまで京都の産業「きもの」「和食」「伝統工芸」などにいち早く注目、エシカのコンセプト「モノ作りへの想い」や「先人の知恵や無形資産にも目を向けよう。」「社会や環境への感謝の気持ちを育もう」に添って、京都の魅力を伝えてきました。

また、今年、京都府が打ち出した「森の京都」構想は、エシカが目指す「持続可能な社会の実現」、「自然との共生」にも合致しており、今後も京都府に注目し、その動向をフューチャーしていきたいと考えています。

美山かやぶきの里

綾部古屋(大岩の滝)

「森の京都」コンセプトムービー

京都府中部地域(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北)の「森の京都」には、日本の原風景が残る美山かやぶきの里や芦生の森をはじめとした豊かな自然、鮎や丹波くりや北山杉などの森の恵み、京都市中心部から約1時間と都会からも近く、人と人とのつながりのある豊かな暮らしが残る地域です。是非いちど訪れてみては如何でしょうか?

エシカから読者へのメッセージ

モノ作りへの想い
想いを込めて作ったモノにはストーリーが生まれてきます。逆にいえば、ストーリーのあるモノはヒトが想いを込めて作ったモノともいえます。作り手に対する感謝の気持ちを馳せよう。きっとモノへの愛着も高まるはず。

先人の知恵や無形資産にも目を向けよう。
インターネットを通して誰もが繋がれる仕組み、溢れる情報の数々、そして、物質的には便利で豊かな現代社会。それ故に、これまで日本が大事してきた絆、倫理・道徳観、和の精神、自然との調和、伝統文化・技術を見逃してしまいがち。先人の本質的な知恵や無形資産にも目を向けよう。

社会や環境への感謝の気持ちを育もう
女性的な魅力や知性を磨いてくれるライフスタイルやモノ・コト・ヒトとの出会に対する喜びと合わせて、その先の世界へ想いを馳せよう。お洒落、美容、おいしい食事、アート、家庭、恋愛やキャリア形成など、身近な話題の発端から、社会や環境への感謝の気持ちを育もう。

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関連映像

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・11月15日は『きものの日』 着物でTwitterをジャックせよ!!

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

ethica編集部

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