【連載】季節のプラントベースレシピ(第27話)「ジュワッと優しい味わい。砂糖不使用の甘酒お稲荷さん」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第27話)「ジュワッと優しい味わい。砂糖不使用の甘酒お稲荷さん」

春分を過ぎてからは春の陽気を感じるこの頃。

今回ご紹介するのは、甘酒を使ったほんのり甘いお揚げに、甘酒で作る酢飯を詰め込んだいなり寿司です。

見た目もかわいらしく、体に優しいお稲荷さんは、ピクニックなど家族や友人と集う機会が増えるこの季節にぴったり。

発酵食品である甘酒は腸内環境を整え、免疫力アップにもつながるため、体調を崩しやすい春先にも嬉しい効果が期待できます。砂糖を使わず甘酒の自然な甘みを活かすことで、甘さが苦手な方や小さなお子さんでも安心してお召し上がりいただけます。

酢飯には雑穀米を混ぜたり、菜の花や人参など季節の野菜を加えると、見た目が華やかになるだけでなく、栄養バランスもアップ。お子さんのお弁当や、おもてなしの一品にもおすすめです。

忙しいときは市販のいなり揚げを活用しても◎

少し余裕があるときは、ぜひ自家製に挑戦してみてください。じんわりと味が染みた甘じょっぱいお揚げが、いつもの食卓をちょっと特別にしてくれます。

【甘酒で作る、お稲荷さんのレシピ】

 

<材料> 12個分

いなり揚げ

・油揚げ 6枚(半分に切って12枚分)

・甘酒(濃縮タイプ) 大さじ6

・醤油 大さじ2

・みりん 大さじ2

・水 150ml

 

酢飯

・ごはん(温かいもの) 2合分

・酢 大さじ3

・甘酒(濃縮タイプ) 大さじ2

・塩 小さじ1

・白ごま 大さじ2

 

飾り用のトッピング(お好みで)

菜の花、人参、スナップえんどう、白ごまなど

①【いなり揚げを煮る】油揚げは熱湯をかけて油抜きし、半分に切って袋状に広げます。

②鍋にだし汁、甘酒、醤油、みりんを入れて火にかけ、煮立ったら油揚げを加えます。落とし蓋をして弱火で10分ほど汁気がほぼ無くなるまで煮含め、そのまま冷まして味を染み込ませます。

③【酢飯を作る】温かいごはんに酢、甘酒、塩、白ごまを加えて切るように混ぜ、粗熱を取ります。全体が均一になるよう、さっくりと混ぜるのがポイント。

④飾り用の具材をお好みで用意する

⑤②のいなり揚げの口を丁寧に開き、酢飯をふんわり詰めます。詰めすぎると破れやすいので注意してください。形を整えたら、飾り用の野菜などをのせて彩りをプラス。

④器に盛り付けて完成!お弁当箱やお重に詰めれば、お花見やピクニックにもぴったりです。

できたての温かいお稲荷さんはふわっとやさしい味わい。冷めて味が馴染んだものは、また違ったおいしさが楽しめます。

今回は白ごまの香ばしさを感じるシンプルな酢飯のレシピをご紹介しましたが、炊き込みごはんや薬味たっぷりの混ぜごはんを詰めるのも美味しいです。

お揚げは冷凍保存も可能なので、時間のある時にまとめて作っておくとお手軽に作れます。

ぜひお試しください♪

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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