三陽商会が来春3月からスペインのサステナブルファッションブランド「ECOALF」(エコアルフ)1号店を日本にオープン
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
2,634 view
三陽商会が来春3月からスペインのサステナブルファッションブランド「ECOALF」(エコアルフ)1号店を日本にオープン

三陽商会は先日都内で記者発表会を開催し、スペインのファッションブランド「ECOALF」(エコアルフ)の日本市場での販売を本格的にスタート、20203月に旗艦店となる第1号店を東京・神宮前にオープンすることを明らかにしました。

ECOALF」はペットボトルや漁業用の網などといった海洋プラスチックごみを分別・再生した素材を用いて作った機能的な衣類や靴、かばんなどを販売するサステナブルなファッションブランドです。世界中で脱プラスチックの動きが広がっている中、現在、ヨーロッパを中心に大きな注目を集めています。(記者:エシカちゃん)

来春から日本で販売するのはレディース、メンズ、キッズ、シューズ、アクセサリー、ヨガといったカテゴリーで、ウエアはコート・アウターからインナー、ボトムスまでデイリーウエアを中心としたフルラインアップで展開されます。

シューズはブランドの主力アイテムであるスニーカーをはじめ、サンダルやビーチサンダルなどで、それらは全てリサイクル素材で作られています。

アクセサリーはコンパクトな小物入れや財布からさまざまなデザイン・用途のバッグがあり、バリエーションが豊富です。

さらに、ヨガコレクションはレギンスを中心とし、トップスやスウェット、バッグまで揃えています。

また、「ECOALF」は「エコアルフ財団」を創設して、海洋に廃棄されたプラスチックなどのゴミを回収し、リサイクル素材に再生して最終製品として販売する「アップサイクリング・ジ・オーシャンズ」活動を行っています。今後は日本でもこの取り組みを推進した「アップサイクリング・ジ・オーシャンズ・ジャパン」活動を展開する方針で、現在、製品の素材として使用しているスペインやタイの海洋プラスチックに加えて、将来的には日本で回収した海洋プラスチックを活用した商品を作製し、日本市場で販売する計画も予定しています。

今回の記者発表会には「ECOALF」の創業者ハビエル・ゴジェネーチェ氏が出席し、ブランドプレゼンテーションを行いました。

その中でハビエル氏は、

「エコアルフのブランドメッセージは『Because there is no planet B2の地球はないのだから)』ということです。ファストファッションのビジネスモデルは持続可能ではないと考えていますし、ブラックフライデーセールは無駄な大量消費を生んでしまっています。今後も、私たちはイベントやSNSを通じてブランドのメッセージを発信していく予定です」

と語りました。

<関連記事>

【ethica編集長対談】「ECOALF」創業者 ハビエル・ゴジェネーチェ氏

「ECOALF」創業者 ハビエル・ゴジェネーチェ氏 ブランドプレゼンテーション

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第1話)逆張り者
独自記事 【 2025/9/5 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (序章)最初の関門
独自記事 【 2025/8/31 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...
持続可能な酪農の実現を支える明治の取り組みと、乳業の歴史
sponsored 【 2025/9/3 】 Food
乳製品やチョコレートなどの食品を取り扱うメーカーである明治(Meiji)。大ヒット商品でもある「明治おいしい牛乳」や「明治ブルガリアヨーグルト」などは冷蔵庫に常備され、マストアイテムになっている…なんて家庭も多いのでは?そんな私たちの日常生活に欠かせない明治グループは、2021 年から「健康にアイデアを」をグループスロ...
【単独取材】料理に懸け30年、永島健志シェフが語る美食哲学
独自記事 【 2025/10/9 】 Food
この取材は、かつて学校が苦手な不良少年だった、永島健志さんが、料理という表現と出会い「世界のベスト・レストラン50」で世界1位を5度獲得したスペインのレストラン「エル・ブリ」で修業し、帰国後に体験型レストラン「81」を立ち上げた貴重な経験を語って頂いたものである。
アラン・デュカス氏が登壇「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2025」 記者発表会レポート
INFORMATION 【 2025/9/15 】 Food
今年で開催15回目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」は、少し敷居が高いと感じてしまう人もいるフランス料理を、馴染みのない人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生したグルメフェスティバルです。期間中(9月20日〜10月20日)は、参加しているレストランにて特別価格で、本格的なフレンチのコース料理を...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【連載】評伝小説「ボルネオ・サラリーマン」 (第2話)新天地
独自記事 【 2025/9/25 】 Work & Study
この物語は、大阪を拠点とする一企業・サラヤが20年にわたり、ボルネオという地で環境保全活動に取り組んできた軌跡を一人のサラリーマン・廣岡竜也の目線から辿った記録である。 人と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」を生み出したサラヤが、環境を破壊しているという誤解を受けたことが発端となり、次々と困難が立ちはだかるも、諦めない者た...

次の記事

若い世代、特に女性の活躍に期待 【サステナブル・ブランド国際会議2019東京】レポート『横河電機編』
「ECOALF」創業者 ハビエル・ゴジェネーチェ氏 ブランドプレゼンテーション

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます