《第71回カンヌ国際映画祭》華やかなシークレットパーティーをレポート
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《第71回カンヌ国際映画祭》華やかなシークレットパーティーをレポート

パーティー会場(写真提供:Chopard)

いよいよ始まった第71回カンヌ国際映画祭。世界中から集まる最新映画の情報や賞のレポートはもちろんのこと、映画祭に華を沿えるセレブリティやイベントの情報、ショパールが提供するハイジュエリーやパルムドールなどのトロフィーのレポートも日々配信していきます。

第3回目のカンヌ国際映画祭レポートは、期間中に行われるショパールによるパーティーの模様をお届けします。

開催前、詳細が全く明かされていなかったショパールのミステリアスなシークレットパーティーが現地時間5月11日の夜、ベールが払われ、参加者の期待を超える最高のソワレが繰り広げられました。

カンヌ湾の絶景が見渡せるシャトー・ドゥ・ラ・クロワ・デ・ガルデ(写真提供:Chopard)

会場のシャトー・ドゥ・ラ・クロワ・デ・ガルデのゴージャスな庭園は、忘れがたき一夜を主催するショパールの心憎い演出によって、マジカルな雰囲気に満たされました。静穏な自然にあふれた広大な公園の中に建つネオ・パラディオ様式のシャトーは、1955年にアルフレッド・ヒッチコックの映画『泥棒成金』でも使用された有名な建物で、カンヌの海や映画祭の会場パレ・デ・フェスティバルを見下ろす息を飲むような絶景が楽しめます。印象深いエントランスホールや階段は、天井からフロアまで、美しい花々で埋め尽くされ、ブラック、マスク、ダイヤモンドのドレスコードに合わせて着飾ったゲストたちは、メゾンの最新ジュエリー作品で飾られた「リビング・ペインティング」と化したモデルたちに迎えられました。

華やかなセレブリティゲスト達

マリオン・コティヤール(写真提供:Chopard)

ジュリアン・ムーア(写真提供:Chopard)

イリーナ・シェイク(左)とキャロライン・ショイフレ(右)(写真提供:Chopard)

ブルーナ・マルケジーニ(写真提供:Chopard)

幻想的な「現代のエデンの園」で催されたエクスクルーシブなディナーには、ジュリアン・ムーア、マリオン・コティヤール、ルピタ・ニョンゴ、ケンダル・ジェンナー、クロティルド・クロー、アラヤー・アルバータ・ハーゲート、ペトラ・ネムコバ、カレン・ワゼン、ドーラ・ザルーク、ステラ・マックスウェル、クレイグ・マクギンリー、マーク・ジャック・バートン、ロバート・コニツ、ムラド&ナタリー・オスマン、シャーロット・グレネヴェルド、カル・リベロなどの各界のセレブ達が出席しました。

ファッションショーを楽しみながらのディナーパーティー

ディナー会場(写真提供:Chopard)

ディナーの間、10人のトップモデルが、シャトーのインフィニティプールに設置されたランウェイに登場し、ショパールの作品を披露されました。

ディナーと共に行われたショーのランウェイに並ぶモデル達(写真提供:Chopard)

ファッションショーでは、エルザ・ホスク、ジョセフィン・スクライバー、ジョーン・スモールズ 、ジャスミン・トゥークス、サラ・サンパイオ、イザベル・グラール、スイ・ヒー、ミン・シー、ステラ・マックスウェル、イリーナ・シェイクら10人のトップモデルたちが、エリー・サーブのドレスとアクアズーラのシューズ、そして、ショパールのレッド カーペット コレクションのハイジュエリー作品を身に着けてウォーキングを披露しました。

アフターパーティーも盛り沢山のパフォーマンス

スペイン人歌手エンリケ・イグレシアスの情熱的なステージ(写真提供:Chopard)

DJ キャシディ(写真提供:Chopard)

ディナーの後には、シークレット ナイトのハイライトであるもうひとつのミステリー、ミュージック・パフォーマーが明かされました。『Tonight』のイントロが会場内に響き渡ると、エンリケ・イグレシアスがステージに登場。驚嘆する聴衆を前に刺激的なパフォーマンスを披露。そしてコンサートの後を引き継いで、ゲストたちをダンスフロアから解放する隙を与えないDJ キャシディの華麗なプレイがさく裂し、まさに「シークレット」の名にふさわしいミステリアスでブリリアントなカンヌの夜が更けていきました。

公式サイト
https://www.festival-cannes.com/

《第71回カンヌ国際映画祭》連載企画

第1回 オープニングセレモニーでのレッドカーペット

第2回 レッドカーペットで輝くエシカルジュエリー

第3回 華やかなシークレットパーティーをレポート

第4回 パルムドールは是枝裕和監督の『万引き家族』

第5回 「ショパール・トロフィー」授賞式の模様

第6回 華やかなレッドカーペットをハイライト

記者:高木マレイ 映像作家/写真家

1982年兵庫県生まれ。ラグジュアリーブランドなどのイベントプロデュース、神戸ファッション美術館のクリエイティブ・ディレクター、神戸ファッションウィークの実行委員、フランス映画祭in神戸のプロデュースなどを経て映像作家/写真家に転身。プロデュースする対象を自分自身に置き換え、今秋、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を原案とする映像作品『IN-EI RAISAN』(仮題)の公開を控える。

ーーBackstage from “ethica”ーー

自身もメゾン系のパーティに関わってきた経験もあり、今回のレポートに着目させていただきました。東京などの都会では叶わないカンヌというロケーションを最大限に活かされたショパールによる今回のソワレ。メゾンてしてのPRがひとつの目的となりますが、映画祭に合わせて開催されることにより、セレブリティ達と監督、プロデューサーなどの映画関係者達による“映画的社交界”としてもカンヌのパーティーの重要な役割となっているのでしょう。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

高木 マレイ

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