【連載】季節のプラントベースレシピ(第29話)「梅味噌だれの車麩ステーキ」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第29話)「梅味噌だれの車麩ステーキ」

気温や湿度の変化が大きい梅雨の季節。

体も心もなんとなく重だるく感じやすい、そんな時期にぴったりのレシピをご紹介します。

今回ご紹介するのは、発酵食品である梅干しとお味噌、植物性たんぱく質が豊富な車麩を使った、梅味噌だれの車麩ステーキ。

食欲が落ちがちな梅雨どきでも、さっぱりとした梅の酸味とお味噌のコクが食欲をそそる一品です。

昔から「梅はその日の難逃れ」とも言われるほど、体に良い食材として注目されていました。

特に湿気が多く、食中毒や体調不良が起こりやすいこの季節、梅干しにはクエン酸による疲労回復効果や、整腸作用、抗菌作用があると言われており、積極的に日々の食卓に取り入れたい食材のひとつです。

また、湿度の高いこの時期は体にも水分が溜まりやすく、胃腸など消化器官にも負担がかかりやすいと言われています。消化の良い食材や調味料を使うことで、胃腸の負担を和らげる効果も期待できます。

車麩は、もっちりとした食感と、煮汁の旨味をしっかり吸ってくれるのが魅力。しっかりと焼き付けて、梅味噌だれを絡めることで、まるでステーキのような満足感ある一皿に仕上がります。

【梅味噌だれの車麩ステーキのレシピ】

 

<材料> 3人分

・車麩 6枚(ぬるま湯で戻してから水気をしっかり絞る)

・片栗粉 適量

・ごま油 適量

 

梅味噌だれ

・梅干し 1〜2個(種を除いて包丁でたたく)

・味噌 大さじ1.5

・みりん 大さじ2

・すりおろし生姜 小さじ1(お子さんも食べる場合は抜いてもOK)

・水 大さじ2(濃度を見て調整)

①車麩はぬるま湯に10〜15分ほど浸して柔らかく戻し、両手でぎゅっと水気を絞ります。食べやすい大きさにカットしておきます。

②【梅味噌だれを作る】

ボウルに、たたいた梅干し、味噌、みりん、生姜、水を入れてよく混ぜておきます。お好みで少し甘味を加えても◎。

③焼く直前に①の車麩に薄く片栗粉をまぶす。ごま油を熱したフライパンで、車麩を中火で両面こんがりと焼きます。焼き色がついたら、火を弱めて梅味噌だれを加え、絡めながら1〜2分煮詰めるようにして仕上げます。

④器に盛り付け、あれば青じそや白ごまを添えるのもおすすめです。副菜やサラダと一緒にいただけば、梅雨の憂鬱も吹き飛ばす元気をくれる一皿に。

甘酸っぱいタレが美味しい、食べ応えのある車麩ステーキ。

ごはんが進む味つけなので、食べ盛りのお子さんにもお弁当のおかずにもぴったりです。

 

最近のわが家では、手巻き寿司の具材として、レタス、大葉、きゅうりなどと一緒に海苔でクルッと巻いて食べるのも好評です。

 

季節の移ろいを感じながら、梅雨どきの体を整えるやさしいおかず。ぜひお試しくださいね。

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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