(第2話)アレルギーとのお付き合い 【連載】キコの「暮らしの塩梅」
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(第2話)アレルギーとのお付き合い 【連載】キコの「暮らしの塩梅」

「私によくて、世界にイイ。」が実現できる、エシカルな暮らし・食のカタチってなんだろう。

仕事に家事に育児に……。日々、生活を回すだけでも大変な私たちにとって、

新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。

 

でも、日々の暮らし、一日三度のごはんを、少しでも”良い”ものにできたら?

当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身も

ほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。

 

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アレルギーとのお付き合い

第1話では、私自身が「いい塩梅」な暮らしを心がけるようになったきっかけについて

お話させていただきました。

今回は、アレルギーとアトピーのことを中心に,

暮らしの中での工夫など、私なりのお付き合いの方法をお伝えできればと思います。

 

小さいころからの悩みだったアレルギーやアトピーですが、

自分自身のライフスタイルや社会の問題へと関心を持つことへとつながり、

今では少しポジティブに捉えられるようになりました。

 

娘もアレルギーがあることがわかった時は、申し訳ないような気持ちもありましたが、

最近は、制限があるなかでも食の楽しさを味わえるよう

代替食や調理法など工夫することも、楽しみのひとつとなっています。

私のアトピーは、アレルギーの影響もあり、季節の変わり目や不摂生が続いたときなどは

わかりやすく皮膚にかゆみとして出てきます。

一番ひどかった10代の頃は、ある日突然顔が腫れ、肌もボロボロになって

全身のかゆみで夜も寝られないほどでした。

 

アトピーの科学的な原因ははっきりとは解明されていませんが、

ひとつには腸との関係があると言われています。

腸は体内最大の免疫器官であり、さまざまな免疫物質を生み出しコントロールしています。

本来、体にとって不要だったり危険だったりするものをブロックしてくれる細胞が

ホコリや花粉などあらゆるものを敵と判断してしまい、抗体を作った結果起こるのがアレルギー反応です。

その暴走を止めるのも腸内の免疫物質であり、

免疫を正常な働きにするためには善玉菌を増やすことが大切だと言われています。

 

アトピーの改善のために、スキンケアや肌に触れるものを天然素材にするなどいろいろ試みましたが、

腸内環境を整える食生活を意識したことが、改善への一番大きな変化へとつながったように思います。

腸を整えるごはん

我が家のごはんは、お味噌汁、ごはん、おかず、お漬物の一汁一菜もしくは二菜が基本のスタイルです。

味噌やたくあん、納豆、キムチなど善玉菌を増やしてくれる発酵食品を毎食、積極的に摂るように心がけています。

 

反対に悪玉菌を増やす要因となるタンパク質(特に動物性)は食べ方や量に気をつけて

お肉は控えめに、お魚や栄養豊富な雑穀を中心に食べています。

 

栄養バランス的にあれも食べてこれも食べなきゃ、と考えていた頃は

毎日の食事が負担に感じた時もありましたが、

余裕がない時でもとりあえず具沢山のお味噌汁とご飯があればいい、と思うようになってからは、

献立を考えることも料理もとても楽になりました。

 

娘もお味噌汁の野菜はよく食べてくれるので、

食べるおかずに多少偏りがあってもまぁいいかと思えるようになり、

だいぶ肩の荷が下りました。

でもそのおかげか、娘も生まれてから便秘知らずです。

「こうでなきゃ!」からほどほどに

初めの頃はなんとかしたいという思いと、日に日に体が変わっていく快感で

ストイックに生活改善に取り組んでいました。

動物性のものは一切やめて基本、玄米菜食、定期的にプチ断食をして

半身浴やジョギングや、ホットヨガでデトックス。

素材は無農薬・無添加にこだわり、できるだけ手作りか生産プロセスが見えるものを選び、

加工食品やファーストフード、お菓子などは食べたいとも思わず。

とにかく”ナチュラル”に、”体にいい”ことが一番でした。

 

一方で「体にとってどうなのか」を頭で考え過ぎてしまって、

自分が本当に何を食べたいかわからなくなってしまったり

友達や家族と外食に行く時に素直に楽しめなかったり……

心が不自由になっていた部分もありました。

 

大きな改善は見られたけれど、このままだと長続きできないな、と。

その後は少しずつその時々のライフスタイルにあった形を模索し、

今ではこだわるところはこだわりつつも、ゆるくお付き合いしています。

一時落ち着いていたものの、産後ホルモンバランスの影響もあってか

再び出たり引いたりを繰り返しているアトピー。

体調に怪しさを感じたら、

 

まずは内臓を休める

汗をかく

よく眠る

できる限りストレスは解消する

 

私の場合は原因や対処法をあれやこれやと考えるよりも、

その4つを生活のなかで意識することが一番の改善につながっているように思います。

 

具体的には、

 

・夕食か朝食をお汁だけにして、胃を18時間以上休める

・半身浴でゆっくりお湯につかり、たっぷり汗をかいて体の血行もよくする

・家事ややるべきことは、その日は後回しにして8時に娘と寝る

・”ストレス解消”これが一番難しいのですが、私の場合は趣味に没頭する時間を作るか、上の三つをすれば精神的にも安定するので、物事の捉え方が変わって結果ストレスの軽減につながっています。

 

今では、私にとってアトピーは ”今の生活は無理があるよ” という

ひとつのバロメーターになっています。

つい毎日の慌ただしさでなおざりにしがちな、日々の生活やストレスの原因を見直して

自分の体と心の状態と向き合う必要があるよ、と体が伝えてくれているように思います。

 

不調が現れやすいところは人によってそれぞれですが、

頭痛や肌荒れ・肩こりなど、もし日々のなんとなく感じている不調があるなら

痛み止めなどの薬を飲んで改善させるのではなく、

なんでだろう? と自分の体の声に耳をすませる時間を持ったり、

毎日の生活を少し見直してみるのもいいかもしれません。

 

自分自身の体と心にとって無理のない暮らしをすることが

結果的に周りの人や、環境にとっても”良い”につながっていくように思います。

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季子(キコ)

京都在住の一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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