(第15話)「暑い季節こそ気をつけたい。夏の冷え対策」 キコの「暮らしの塩梅」
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(第15話)「暑い季節こそ気をつけたい。夏の冷え対策」 キコの「暮らしの塩梅」

「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に…日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。

でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?

当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。

第13話では、お湯シャンプーについてお伝えしました。

今回の記事では、暑くなっていくこれからの季節こそ意識したい、体の冷えについてお話しします。

冷えは心身の不調の原因に…

梅雨に入り、じっとりと汗ばむ季節になりました。

朝晩はまだ涼しい日があるものの、日中の暑さはこれからどんどん本格化していきそうです。

それに伴って電車やオフィス、ショッピングモールなど屋内は冷房が強くなり、

その中で長時間過ごすことは体が芯から冷える原因に…

また暑さからついつい氷の入った冷たい飲み物や食べ物、アイスクリームなど食べたくなってしまうことも多くなりますよね。

体は寒いと感じると体温を維持するために血管が収縮し、そのために血液の巡りが悪くなって末端の手足から冷えていきます。

また屋外との温度差が激しいと体温調整の機能がうまく対応しきれず、自律神経(※)の乱れにもつながってしまいます。

自律神経が乱れると血行が悪くなり、免疫力の低下や疲労感の取れなさ、肩こり、むくみなど様々な体の不調につながると言われています。

 

※内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールする為に自分の意思とは関係なく働きつづけけている神経。昼間や活動している時に活発になる「交感神経」と夜やリラックスしている時に活発になる「副交感神経」の二種類あり、その二つがバランスよく働くことによって心身の健康が保たれている。ストレスや不規則な生活、過労なども自律神経の乱れの原因となる。

内臓の冷えチェック

夏になるとお腹の調子が悪くなりやすいという方は、内臓が冷えている可能性大です。

手足の冷えに対して内臓の冷えは気づきにくいので、時々セルフチェックしてみましょう。

 

〜簡単・内臓の冷えチェック〜

朝目覚めたらそのまま布団に寝転んだ状態で、片方の手を反対側の脇の下に挟みます。

その後その手を直にお腹の上へ。

脇よりも冷たいと感じたら、内臓が冷えている証拠です。

内臓の冷えは、消化機能や基礎代謝の低下を招きます。

冷えの原因は、気温だけでなくストレスや運動不足、睡眠不足、食生活の偏りなどと毎日の生活習慣とも大きく関係しています。

だからこそ、日々の生活のなかで”体を温める”ことを意識できればと思います。

冷えにくい体を作るちょっとした心がけ

①上着

寒いと感じた時サッと羽織れる薄手の上着は必須です。カーディガンを持ち歩いている方も多いかと思います。アウトドアメーカーのものも、街中や自然の中など多様な環境で使いまわしできるのでおすすめです。

私が愛用しているのは、patagoniaのフーディニ。薄手ですが丈夫な生地で、本体の胸ポケットに収納できるコンパクト感が持ち運びにとっても便利です。一定の保温効果はあるものの蒸れることはなく、さらりと心地よく羽織れるところが気に入っています。

 

②腹巻きor裾が長めのインナー

特に内臓からの冷えは、お腹を冷やさないのが大切です。

夜寝る時だけでも汗をかかない程度に温めてあげることで冷えを防げます。

 

年間通して使いやすいのはシルクなど天然素材のアイテム。私はコットンシルクの薄手のものを使っています。生理痛も冷えと大きく関係しているので、じんわり温めることで痛みやだるさが改善することも。

 

③ゆっくりお湯に浸かる

暑いとサッとシャワーで済ましがちですが、たまにはぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、体を芯から温めることを意識しましょう。香りの良い入浴剤やバスソルトを入れるとリラックス効果も高まり、副交感神経が優位になって心身が休まります。

 

④足首回しとツボ押し

太い血管が通っている足首、手首、首を温めたりマッサージやストレッチをしてリンパや血行の流れをよくしてあげることは効果的です。

 

<足首回し>(椅子か床に座った状態で)

右足を左足の膝の上に乗せ、足の指の間に左手の指を交互にしっかり入れてぎゅっと握り、反対の手でくるぶしのあたりを抑えながら、足首をぐるぐるとゆっくり回します。じわ〜っと温かくなって引っかかりを感じなくなれば、改善してきた証拠。反対の足も同じように行います。

 

<三陰交のツボ押し>

内くるぶしの頂点から上に指4本分のところ、骨と筋肉の境目にあります。ゆっくり息を吐きながら押して、吸いながらゆるめます。左右の足3回ずつくらい繰り返します。押す力は痛気持ちいい程度に。

温かい飲み物で内側からも優しく冷え予防

①梅しょう番茶

血液をさらさらにして代謝を良くし、冷えや胃腸の不調をはじめとする陰性の症状を改善してくれる梅しょう番茶。冷えや不調を感じたら、まずはこれを飲んでいます。

材料は<番茶(できたら3年番茶)マグカップ一杯分、梅干し1つ、本醸造の醤油小さじ1〜2、生姜汁2、3滴>

コップに梅干しを入れてよく潰し、醤油、生姜汁を加えて煮立つくらいの熱い番茶を注ぎます。熱い内にゆっくり飲みます。風邪や下痢、二日酔いなどにも効く、昔ながらの知恵が詰まった万能薬です。

 

②生姜などの薬味を積極的に取り入れる

そうめんや焼きなす、冷奴など夏に良く食べる料理には、生姜やねぎなどといった薬味が添えられていますよね。冷えやすい食材には、体を温めたり消化を促す効果のある薬味を添えるのが、食べ合わせや美味しさの観点からも昔から考えられていたことがわかります。

 

③朝は果物よりもお味噌汁

食欲の落ちる夏場は朝ごはんを食べるのもしんどくて、ついフルーツやサラダ、パンなど軽いものだけで済ましがちになりますが、ますます冷えや疲労感を悪化させる原因に。特に南国で採れる果物や夏が旬の野菜は体を冷やす作用が強く、②で述べたような食べ合わせの注意が必要です。

お味噌には、体を温め内臓の働きを良くし腸内の善玉菌を増やすなど、体を浄化し質の良い血液を作ってくれる作用がたくさんあります。

温かい飲み物にはリラックス効果もあるので、食事の時はできるだけ温かい汁物を摂ることを意識してみてはいかがでしょうか。

体の冷えは美容・健康の大敵

”冷えは万病の元”と言われるくらい、様々な不調の原因となる体の冷え。

肌のくすみや乾燥、体のむくみなどにもつながり、美容の面でも気になりますよね。

現代の暮らしは無意識のうちに冷えを促がしてしまう習慣がたくさん。

毎日のちょっとした工夫や心がけで、体を温め健康な体を作ることにつながります。

内側からじんわりとあたたまる心地よさを感じながら、健康的に美しく。

毎日の生活に体を温める習慣を取り入れてみませんか?

【連載】キコの「暮らしの塩梅」を読む>>>

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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