(第38話)子どもと作る、ちょっと特別なおやつにぴったりな豆腐ドーナツ【連載】かぞくの栞(しおり)
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(第38話)子どもと作る、ちょっと特別なおやつにぴったりな豆腐ドーナツ【連載】かぞくの栞(しおり)

心身ともに健康で、社会的にも満たされた状態であることを意味する「well-being」。

一人ひとりがwell-beingであることが、社会や環境をより良くしていくことにつながるのだと思います。

では、「私にとって良い状態」ってどういうものなんだろう?

そのヒントは、意外と何気ない日常の中に散りばめられているのかもしれません。

新しく何かを始めるのも大切だけど、まずは身近な人や自分が「ごきげん」でいることから。

家族と過ごすなかで感じる、そんな一瞬一瞬を切り取って、綴っていけたらと思います。

ある日、保育園が休園

子どもと過ごすおうち時間。

のんびり楽しく過ごせたら何よりですが、一日中となると、なかなかそうはいかないもので。

 

雨の休日や、娘の通う保育園が急遽休園になった日は、さて一日どう過ごそうかと頭を悩ませることもあります。

午前中は、仕事や家事娘は遊びに夢中になって機嫌良くすごしているものの、午後はエネルギーを持て余してきてお互いストレスを感じることも少なくありません。

 

そんな午後の過ごし方として、ちょっとした気分転換になったのがおやつ作りでした。

気になる家事や仕事はいったん置いて、昼食後からおやつの時間までは娘との時間に集中する、と開き直って。

「今日は何作ろう?」とおしゃべりしながら、娘とその時々の食べたいおやつを作るのは、私にとっても息抜きかつ楽しみな時間となりました。

 

そんな娘の大のお気に入りは豆腐ドーナツ。

子どもとのおやつ作りといえば、定番の白玉だんご、クッキー、パンケーキ、ゼリーなどいろいろありますが、ドーナツは計る、混ぜる、こねる、成形する、型を抜く、揚げる、まぶすなど、子どもが楽しめる要素がたっぷり。

 

揚げるひと手間が、普段のおやつとしては、ややハードルの高いドーナツも、時間にゆとりのある日なら気持ちに余裕を持って取り組めます。

何より、揚げたての美味しさを味わえるのは手作りならでは!

ということで、今回はわが家流、米粉の豆腐ドーナツのレシピをご紹介します。

娘に卵アレルギーがあるので、卵と乳製品ではなくお豆腐を使っていますが、それによってあっさりした仕上がりになっています。揚げたてはふんわり、冷めてももっちり。

私はザクザク感と香ばしさを出したくて全粒粉を加えていますが、米粉に置き換え可能なので、グルテンフリーのレシピとしても楽しめます。

 

<材料> 4人分くらい

米粉 100g

全粒粉(米粉でも代用可)50g

片栗粉 50g

ベーキングパウダー 10g(小さじ1強)

きび砂糖 30g〜(甘さをしっかり欲しい場合は50g)

木綿豆腐 175g(1/2丁)

こめ油 30g(菜種油、太白ごま油などでも代用可)

揚げ油 適量

 

<作り方>

①材料をすべてボウルまたはビニール袋に入れ、まとまるまでこねる(揉む)。

②ベタつくようなら米粉を、ひび割れが出来るくらい硬かったら余った豆腐や豆乳を少しずつ足して、耳たぶくらいの固さを目安に調整する。

③生地がまとまったら1cmくらいの厚さに伸ばし、ドーナツ型やクッキー型などで型抜き、もしくは好きな形に成形する。

④フライパンに1cmほど油を敷き、温まったら③の生地をそっと入れる。

⑤焦げないよう様子を見ながら弱火〜中火に調整し、表面がふっくらしきつね色に色づいてきたらひっくり返して裏面も揚げる。

⑥網やキッチンペーパーの上で油を切って完成!

 

揚げたてのドーナツは、外側ザクザク中はふんわり、揚がった横からつまみ食いの手が止まりません……!

 

もちろん、そのままでも美味しいのですが、甘さ控えめの生地なので、お好みでトッピングをするのもおすすめです。

わが家のお気に入りは、きなこ味とシナモン味。

きなこ大さじ2と砂糖大さじ1、シナモン小さじ1と砂糖大さじ2をそれぞれビニール袋に入れておいて、揚がったドーナツがまだ温かいうちに、ポンポンときなこやシナモンの袋に放り込んで振ります。

ボウルなどに入れてまぶしてもよいのですが、袋に入れる方法なら粉が飛び散る心配がなくしっかりなじむし、子どももシャカシャカ振るのを楽しめます。

 

シナモンがふんわり香るドーナツは、大人のコーヒーのお供にもぴったり。

アイスクリームを添えても美味しいだろうな〜と妄想しながら、笑顔でドーナツを頬張る娘を眺めて、ホッと心が落ち着くひとときです。

最初は粉のまとまり加減、火加減の調整が難しいかもしれませんが、何度か作っているうちにちょうどいい具合をつかめてくると思います。

 

このレシピは子どもと成形を楽しめるように、生地はやや固めになるようにしています。

米粉がメインなので、小麦粉と違い、こねすぎても固くなる心配をしなくていいのも嬉しいポイント。

 

娘は小さめのクッキー型で一口サイズのドーナツを型抜きしたり、粘土遊びのように手でこねこねしてヘビやキリン(!?)など、好きな形を作って楽しんでいます。

 

いびつな形があっても細いところはカリカリに、分厚いところはふんわりと美味しく出来上がるので、子どもが作る大小さまざまな形をおおらかに見守れるのも、手作りドーナツの醍醐味かもしれません。

 

子どもと一緒に作る揚げたてドーナツには、お店では味わえない特別なおいしさがあります。

なんでもない日のちょっと特別なおやつとして、作ってみてはいかがでしょうか?

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】かぞくの栞(しおり)

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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