育児と仕事の両方を頑張る「パワーママ」を応援する「パワーママプロジェクト」 サスティナブル・カップルシリーズ 「男性と女性は車の両輪のようなもの」「知られていない、パワーママの本当の姿」
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
育児と仕事の両方を頑張る「パワーママ」を応援する「パワーママプロジェクト」

都内でワーキングマザーを応援する国内で初めてのアワード「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」の表彰式が行われました。これは「パワーママプロジェクト」が主催したもので、同プロジェクトのWEBサイトに掲載した約80人のインタビュー事例の中から、もっとも多くの人にパワーと勇気を与えたワーキングマザー8人を「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」として選出し、うち1名を大賞として表彰しました。今回は表彰式におじゃまし、パワーママプロジェクトの現在の活動や今後の展開などを取材しました。

サイボウズ株式会社 代表取締役 青野慶久

男性と女性は車の両輪のようなもの

表彰式にゲストとして参加していたのがサイボウズ代表取締役・青野慶久さんでした。同社はパワーママプロジェクトの活動に賛同し、日頃からワーママを支援している企業の一つです。

「企業にとって、女性の力はかなり大きいですね。今や男性、女性と性で役割を分ける時代ではありません。中には子育てをしたいという男性だっているはずですよ。男性と女性は、いわば車の両輪のようなものだと思います。うまく回って世の中が変わっていけば、日本は子育てを大切にする国になって、今以上にワーママが仕事で活躍できる場面が増えるでしょうね。ただ、そうなるにはまだまだ時間がかかりそうです。ジェネレーションが変わらないと無理かもしれないですね」

本当に大事なことは「相手の気持ちによりそう姿勢」

サイボウズは、働くママのワークライフバランスを実現するのに大事なことは、人材制度やITツールでもなく、「相手の気持ちによりそう姿勢」だと考え、「働くママたちに、よりそうことを。」をコンセプトとしたムービーを展開しています。

http://cybozu.co.jp/company/workstyle/mama/

『大丈夫』

きちんと、仕事ができているだろうか
ちゃんと、君を愛せているだろうか

いつも不安になる

「私は、大丈夫だろうか」

知られていない、パワーママの本当の姿

パワーママプロジェクトは、より自分らしくハッピーに仕事と育児をすることのできるパワフルなママを増やし、日本経済に貢献できることを目的として活動する任意団体です。現在2歳になるお子さんの出産を機に椿奈緒子さんらが中心となって活動を開始しました。

「以前から世の中のワーママのイメージがとてもネガティブで、本当の姿が伝わっていないことをおかしいと感じていました。実際に育児をしながら働いているママたちと会って話を聞いてみると、皆さんすごくハッピーで、仕事をバリバリやりながら育児も楽しんでいるのに、そういうことが全くといっていいほど知られていないのです。それで、これは何とかしなくてはいけない、私たちの手でそういう人たちの事例を出していくしかないとの思いで、2013年7月からロールモデルをシェアするプロジェクトを始めました」

現在は、このプロジェクトの他に1カ月に1回の朝食会、3カ月に1回の夜のイベントを通じて、仕事も育児もエンジョイしているワーキングマザーの姿を世間に知ってもらおうと積極的に活動しています。

大賞は鷲見美緒さん、吉田穂波さん、神野美穂さん、岡野純子さん、中山理香さん、柏ちひろさん、太田理奈子さん、海野由紀子さんの7名が受賞

ワーママは大変といわれない環境を

1歳のお子さんを持つ柏ちひろさんは、ある人の紹介で椿さんと知り合い、その考えに共鳴してプロジェクトに参加しました。

「子育てをしながら働くなんて大変ねとよくいわれます。たしかに、仕事と育児の両立は実際には大変なことが多いのも事実です。平日、子供と一緒にいる時や土日は、気になるけどメールは見ないとか、自分なりのルールは作っていますが、なかなかそうもいかない時もありますし。今、私は仕事と家庭の両立って大変だよねといわれないような、そんな環境を作っていきたいと思っています。周りの人たちに、柏さんにできるのなら私にもできると思ってもらえるようになれば嬉しいですね」

「夫に対して素直にありがとうってなかなか言えないんですよ。」株式会社オプト 柏ちひろさん

柏さんは、ワーママとしてやっていくには夫の協力が何よりも大事で、今の自分を振り返っても、そこに尽きるといっても過言ではないといいます。

「いろいろとやってくれているのに、夫に対して素直にありがとうってなかなか言えないんですよ。たまに悪いなあと思って反省するんですけどね私の周りを見ても、ワーママとして頑張れている人はご主人の理解と協力があることが多いです。 そういう男性がもっと増えていけばいいなと思いますね」

日本経済にインパクトを与える存在になりたい

最後に、前出の椿さんに、これからのパワーママプロジェクトの「夢」を語っていただきました。

「まずはロールモデルのインタビュー数を増やすことですね。現在は1年に100人くらいですが、将来的にはこれを1000人くらいにしたいと考えています。10月には関西支部ができましたし、福岡などワーママの輪が全国にもっと広がっていけばいいですね。

それから、今年は出版もしたいです。あらゆる機会を通じて、ワーママの現実を知っていただき、私たちの活動を応援してもらいたいと思っています。サイボウズさんのように企業として応援してくださるところが増えることはウエルカムです。特に私たちの活動は男性に応援してもらうことが必須条件だと考えていますので、男性にも参加してもらえるような仕掛けも作っていきたいですね。

そして最終的には、ワーママが日本経済に影響を与えるぐらいのインパクトを持ちたい。それが究極の夢ですね」

■パワーママプロジェクト公式サイト
http://powermama.info

パワーママプロジェクト 椿奈緒子さん

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

インタビュアー 清水 一利(しみずかずとし)
55年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、79年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。86年、同社退社後、87年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。12年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、13年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

清水一利

今どき女子のエシカルライフの入口は“ありちゃん”。鎌田安里紗さんプロデュース【ニュージーランドのエコ&オーガニックを巡る旅】発表イベントをリポート(前編)
コラボレーション 【 2017/2/16 】 Work & Study
鎌田安里紗さんプロデュース、そしてH.I.S.企画のツアーと聞けば、素敵なライフスタイルが学べる充実した旅の予感。実際に今回のイベントに集まっているのは8割が若い女性で、大学生が目立ちました。彼女たちに参加きっかけを聞くと、みんな“ありちゃん”!今どき女子のエシカル意識も探りました。
新しい概念、価値を生み出す建築に魅せられて 【特別協力】藤本壮介建築設計事務所
CLOSE-UP! PR 【 2016/12/23 】 Fashion
国内外で高い評価を得る建築家の藤本壮介さん。その建築作品は、単なる美しい建物や空間に留まらず、感性や表情、時間といった目に見えないものが宿り、新しい価値を生み出しています。建築家への道のりから、初めて手がけた時計のデザインについてまでを聞きました。
<ethicaコラボ企画> 今年のGWは【ニュージーランドのエコ&オーガニックを巡る旅7日間】はいかがでしょう。 ~インスタグラマー必見!『フォトコンテスト』開催~
コラボレーション 【 2017/2/20 】 Work & Study
エコ先進国でもあるニュージーランド。そのエシカルなライフスタイルに触れる旅を、『H.I.S. 』とwebマガジン『ethica(エシカ)』のコラボ企画として発売。現地のエコ生活を肌で感じて学べる7日間(2017年4月29日~5月5日)。今度のゴールデンウイークは、“楽しかった”だけではない、特別な旅を選んでみては。
伝統工芸とファッションをつなぎ「未来の伝統」の種をまく 【独占取材】生駒芳子さん
CLOSE-UP! PR 【 2017/2/24 】 Fashion
ファッション誌での編集長経験を生かして、ファッションやアートと、エコ、エシカルをつなぎ、「未来のラグジュアリー」を発信し続ける生駒芳子さん。日本の伝統工芸との運命的な出会い、そして、エシカルをテーマにした新しい時計「CITIZEN L Ambiluna」にかけた思いを語ります。

次の記事

こども国連環境会議、中高生向けワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」を開催 身近な商品から、同世代に向けた持続可能な問題解決のメッセージを発信
<ethica編集長の一押し映画> 「縫い裁つ人」を監督した三島有紀子さん 「この映画を通じて、今の日本人が忘れがちな、想いを込めて作られたものを大切に使うという心を取り戻してほしいですね。」

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます