育児と仕事の両方を頑張る「パワーママ」を応援する「パワーママプロジェクト」 サスティナブル・カップルシリーズ 「男性と女性は車の両輪のようなもの」「知られていない、パワーママの本当の姿」
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育児と仕事の両方を頑張る「パワーママ」を応援する「パワーママプロジェクト」

都内でワーキングマザーを応援する国内で初めてのアワード「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」の表彰式が行われました。これは「パワーママプロジェクト」が主催したもので、同プロジェクトのWEBサイトに掲載した約80人のインタビュー事例の中から、もっとも多くの人にパワーと勇気を与えたワーキングマザー8人を「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」として選出し、うち1名を大賞として表彰しました。今回は表彰式におじゃまし、パワーママプロジェクトの現在の活動や今後の展開などを取材しました。

サイボウズ株式会社 代表取締役 青野慶久

男性と女性は車の両輪のようなもの

表彰式にゲストとして参加していたのがサイボウズ代表取締役・青野慶久さんでした。同社はパワーママプロジェクトの活動に賛同し、日頃からワーママを支援している企業の一つです。

「企業にとって、女性の力はかなり大きいですね。今や男性、女性と性で役割を分ける時代ではありません。中には子育てをしたいという男性だっているはずですよ。男性と女性は、いわば車の両輪のようなものだと思います。うまく回って世の中が変わっていけば、日本は子育てを大切にする国になって、今以上にワーママが仕事で活躍できる場面が増えるでしょうね。ただ、そうなるにはまだまだ時間がかかりそうです。ジェネレーションが変わらないと無理かもしれないですね」

本当に大事なことは「相手の気持ちによりそう姿勢」

サイボウズは、働くママのワークライフバランスを実現するのに大事なことは、人材制度やITツールでもなく、「相手の気持ちによりそう姿勢」だと考え、「働くママたちに、よりそうことを。」をコンセプトとしたムービーを展開しています。

http://cybozu.co.jp/company/workstyle/mama/

『大丈夫』

きちんと、仕事ができているだろうか
ちゃんと、君を愛せているだろうか

いつも不安になる

「私は、大丈夫だろうか」

知られていない、パワーママの本当の姿

パワーママプロジェクトは、より自分らしくハッピーに仕事と育児をすることのできるパワフルなママを増やし、日本経済に貢献できることを目的として活動する任意団体です。現在2歳になるお子さんの出産を機に椿奈緒子さんらが中心となって活動を開始しました。

「以前から世の中のワーママのイメージがとてもネガティブで、本当の姿が伝わっていないことをおかしいと感じていました。実際に育児をしながら働いているママたちと会って話を聞いてみると、皆さんすごくハッピーで、仕事をバリバリやりながら育児も楽しんでいるのに、そういうことが全くといっていいほど知られていないのです。それで、これは何とかしなくてはいけない、私たちの手でそういう人たちの事例を出していくしかないとの思いで、2013年7月からロールモデルをシェアするプロジェクトを始めました」

現在は、このプロジェクトの他に1カ月に1回の朝食会、3カ月に1回の夜のイベントを通じて、仕事も育児もエンジョイしているワーキングマザーの姿を世間に知ってもらおうと積極的に活動しています。

大賞は鷲見美緒さん、吉田穂波さん、神野美穂さん、岡野純子さん、中山理香さん、柏ちひろさん、太田理奈子さん、海野由紀子さんの7名が受賞

ワーママは大変といわれない環境を

1歳のお子さんを持つ柏ちひろさんは、ある人の紹介で椿さんと知り合い、その考えに共鳴してプロジェクトに参加しました。

「子育てをしながら働くなんて大変ねとよくいわれます。たしかに、仕事と育児の両立は実際には大変なことが多いのも事実です。平日、子供と一緒にいる時や土日は、気になるけどメールは見ないとか、自分なりのルールは作っていますが、なかなかそうもいかない時もありますし。今、私は仕事と家庭の両立って大変だよねといわれないような、そんな環境を作っていきたいと思っています。周りの人たちに、柏さんにできるのなら私にもできると思ってもらえるようになれば嬉しいですね」

「夫に対して素直にありがとうってなかなか言えないんですよ。」株式会社オプト 柏ちひろさん

柏さんは、ワーママとしてやっていくには夫の協力が何よりも大事で、今の自分を振り返っても、そこに尽きるといっても過言ではないといいます。

「いろいろとやってくれているのに、夫に対して素直にありがとうってなかなか言えないんですよ。たまに悪いなあと思って反省するんですけどね私の周りを見ても、ワーママとして頑張れている人はご主人の理解と協力があることが多いです。 そういう男性がもっと増えていけばいいなと思いますね」

日本経済にインパクトを与える存在になりたい

最後に、前出の椿さんに、これからのパワーママプロジェクトの「夢」を語っていただきました。

「まずはロールモデルのインタビュー数を増やすことですね。現在は1年に100人くらいですが、将来的にはこれを1000人くらいにしたいと考えています。10月には関西支部ができましたし、福岡などワーママの輪が全国にもっと広がっていけばいいですね。

それから、今年は出版もしたいです。あらゆる機会を通じて、ワーママの現実を知っていただき、私たちの活動を応援してもらいたいと思っています。サイボウズさんのように企業として応援してくださるところが増えることはウエルカムです。特に私たちの活動は男性に応援してもらうことが必須条件だと考えていますので、男性にも参加してもらえるような仕掛けも作っていきたいですね。

そして最終的には、ワーママが日本経済に影響を与えるぐらいのインパクトを持ちたい。それが究極の夢ですね」

■パワーママプロジェクト公式サイト
http://powermama.info

パワーママプロジェクト 椿奈緒子さん

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

インタビュアー 清水 一利(しみずかずとし)
55年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、79年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。86年、同社退社後、87年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。12年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、13年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。

清水 一利

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