【絶滅体験レストラン】昆虫食?カラス肉?100年後はどうなるの?
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【絶滅体験レストラン】昆虫食?カラス肉?100年後はどうなるの?

主催/主演・WoWキツネザル(マダガスカルに生息する、ワオキツネザルに扮した唯一無二のキャラクターで、インパクトのあるビジュアルと軽快なトークで魅せるエンターテイナーMC。MCの他にも地球環境の保護や保全を伝える活動を精力的に行っている。)  Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

「絶滅体験レストラン」って?

未来の地球環境を救うためのフードエンターテイメントショー『絶滅体験レストラン』第一回目が、2019年4月に原宿<カワイイ モンスター カフェ>で開催されました。「種の保存」や「生態系の崩壊」をテーマに、このままだとやってくるかもしれない(?)未来を体験して、環境に対する意識を高めよう!というのが狙いです。

ショーではダンスやマジックなどのパフォーマンスを挟みながら、100年後、1000年後とだんだん時代が進んでいく設定でコース料理が提供されていきます。さて、私たちの未来の食卓は一体どうなってしまうのでしょうか?

第一幕:極彩色のぜいたくなサラダ

ダンサー・Kota(【DA night】や【WORLD WIDE】などに自身のダンスグループ“PUSSYGALS”として参加、出演。【DA Tokyo】主催のミュージカルではダンサーとして出演し他にも【あんさんぶるスターズ】の武道館公演でのバックダンサーも経験。若手ダンサーながらに活躍の場を広げている。) ダンサー・アートディレクター・Harris( クリエイティブチーム「YARAiDEKA」ダンサーズグループ「I PRIDE」にてアートディレクター兼ビジュアルメイキングを務め、モードパンクとアヴァンギャルドな世界観が特徴。本イベントのすべてのアートディレクションを手がけ、ダンサーとしても出演。実績:asics CM振り付け / 紅白歌合戦 バックアップダンサー / 新光三越 主催ダンスコンテスト ゲスト審査員 / 東京コレクション モデル出演 / 東京ガールズコレクション ダンサースタイリスト / KING KONG MAGAZINE / FREE MAGAZINE etc...) ダンサー・ayumi(ダンサーとして多数の歌番組やメジャーアーティストのMVに出演。アーティスト専属ダンサーなども経験し、現在はダンス専門学校で講師も行なっている。本イベントでは、メインビジュアルのモデルとダンサーを務める。) Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

最初に登場したのは、3人のダンサー。カラフルな衣装は、絶滅危惧種の動物をイメージしたものなんだとか。レディーガガのBorn this wayに合わせて激しく踊り狂います。

蝶のウェイトレス(ミュージカルキャスト) Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

ダンスが終わると、テーブルに現れた蝶のウェイトレス。

蝶のウェイトレス「最初の前菜は、“極彩色の贅沢なサラダ”です。現在の多様性の素晴らしさを感じてください」

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

運ばれてきたのは、具だくさんのサラダ。10種類以上の野菜に生ハム、エビ、アンチョビ、キャビアまで…これが普通に食べられる現代って改めてすごい。食のありがたみを噛み締めたところで、次にやってきたのは…?

第二幕:希少なサーモンの温菜〜漂流物を添えて〜

(左)筆者、(右)WoWキツネザル Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

WoWキツネザル「ようこそ。マダガスカルから来ました、WoWキツネザルと申します」

はじめて聞く名前のサルがやってきました。彼は駐日マダガスカル大使館パートナーキャラクターを務めるMCの「WoWキツネザル」さん。聞けば15年前までは75万匹もいたワオキツネザル、今は2000匹にまで減ってしまったとか。

WoWキツネザル「“第6の大量絶滅時代”とも言われる現代。環境省の調査によると、開発や乱獲によって年間4万種類の生き物が絶滅しつづけています」

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

WoWキツネザル「こちらをどうぞ。2030年の魚料理です」

ん?厚切りサーモンの上に何か乗っています。これは一体??

WoWキツネザル「世界経済フォーラムによると、10年後には海に流れるプラスチックの量が魚の量を上回ると言われています。ゴミの海で採れたプラスチックまみれのサーモンを召し上がれ」

ひぇ〜。勘弁してくださ〜い!汗

2品目から猿の逆襲がはじまりました。地球上の70%もの面積を占めている海。いま川から流れてきたペットボトルやビニールが、深刻な海洋汚染を引き起こしているそう。そして、プラスチックが自然に分解されるのにかかる時間はなんと400年! なんて厄介な素材なんだ。

※このあとプラスチックを外して美味しくいただきました。

第三幕:地球最後の肉をつかった合い挽きハンバーグ

イリュージョン/マジシャン・峰龍&Ririco(中学からマジックに興味を持ち、高校の際にはマジックの世界大会にて日本人最年少で優勝。大学ではミュージカルの道へ進む。マジックをより世界に広げるため活動の幅を広げ、年間500以上のステージを共にこなし、その経験と知恵、技術からくる数多くのレパートリーとともに、元ダンサーの峰龍&Riricoにしかできない日本最速のイリュージョンマジックが武器である。※今回はRiricoさんのみの出演、峰龍さんは演出を担当。) Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

お次はマジシャンの登場です。赤、黄色、青の砂を水に入れたり取り出したり……なんだかよく分からないけど、とりあえず怖い!

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

蝶のウェイトレス「3品目の肉料理は、合い挽きハンバーグです。2100年の地球に残った、最後のお肉を使いました」

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

地球最後の肉?うーん。味は美味しい。ジンギスカンっぽいけど?

森枝シェフ

「国連FAOによると、100年以内に世界の森は消失すると言われています。今日は、森を失ったあとでも手に入る9種類の肉を使いました」

料理プロデュース・森枝 幹(世界トップ10入りしたシドニーの名店「Tetsuya's」やミシュラン星付きの「湖月」で修行を積む。マンダリンオリエンタル東京の「タパス モラキュラーバー」や、屋台村「COMMON 246」(当時)への出店を経て2014年に「サーモン&トラウト」のシェフに就任。現在はシェフ業、食の雑誌『RiCE』の編集アドバイザーや「鯖の塩焼き専門店 鯖なのに。」など他店のプロデュースを行い、多方面で活躍中。本イベントの料理の総合プロデュースを務める。)

森枝シェフ「鹿、猪、かも、穴熊、きじ、ダチョウ、ヌートリア(カピバラの仲間)、カラスのブレンドです」

けっこう色々入っていました。中でも気になったのは、カラス。カラスって食べられるんだね。知らなかった!

森枝シェフ「カラスは一匹に100gしか可食部がありません。大きく見えるけどほとんどは羽で、体は意外と小さいんですよ」

料理には養殖ではなく、リアルに野生のカラスを使用しているそう。いまは害獣と呼ばれているけど、未来では貴重な食料になっているかもしれません。カラス、侮れない…!

第四幕:生き残った者たちのリゾット

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

と、さっきまで料理を運んでくれていた蝶や蜂たちが何やらソワソワしはじました。そして音楽と共にはじまったのは、フラッシュモブ!

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

ディズニー映画「アリエル」の曲「Be our guest」合わせて、歌って踊る昆虫たち。めちゃくちゃ楽しそう! わたしも思わず身を乗り出します。もしや最後の一皿は…。

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

出たー!名付けて「生き残った者たちのリゾット」。今から1000年後、西暦3000年をイメージした料理だそうです。ヤバイ!! 見るからにヤバーイ!

世界の昆虫を食べ歩く虫の専門家

地球少年「コオロギから出汁をとったリゾットです。私たちは1000年後の地球上にはもう昆虫と人間しか存在していない可能性もあると考えています。今日は僕がお気に入りの2種類のコオロギ(福島県産と徳島県産)をブレンドしました」

昆虫食プロデュース・篠原 祐太(1994年、地球生まれ。慶應義塾大学卒業。昆虫食伝道師として活動中。虫料理の創作・販売から、ワークショップ、執筆、講演と幅広く手掛ける。中でも世界初の「コオロギラーメン」は大反響を呼び、国内外で販売・完売を続ける。現在は昆虫料理専門店開業に向け準備中。狩猟免許や森林ガイド資格保持。モットーは『食は作業ではない、冒険だ』。本イベントの昆虫食、料理のプロデュースを務める。)

と、とりあえず頂きまーす。聞けば、虫は育つ土壌によってかなり味が変わるんだとか。…あれ?食べたことある味だぞ。もしやこれは…エビのリゾット!?

地球少年「コオロギはエビの味に似ているとよく言われます。昆虫は小さな農地でたくさん作れるうえに、家畜のような温室効果ガスを出しません。人類の未来を支える新しい食材として、昆虫食への注目はますます高まるでしょう」

バラエティー番組の罰ゲームくらいでしか観たことなかったけど、未来では主食になっているかもしれない虫たち。出汁をとったり、すり潰してあったりすれば、意外となくもない(?)かも。

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

以上。世界初の絶滅体験レストラン、いかがでしたか? 海洋汚染や絶滅危惧種の問題を普段ニュースなどで耳にすることはあっても、自分の生活に関わる問題として捉えるのってなかなか難しい…。わたしは大学で自然環境について学んでいたこともあり、普段からなるべく環境に負担をかけないように生きていたつもり。だったけど、それでも無自覚に自然を破壊しているんだなと、今回の体験で問題を少し自分事化できたように思います。

人間が地球の住人である以上、環境問題からは逃れられないのは事実。そして地球の未来が私たち人間にかかっていることもまた事実。このショーが多くの人にとって、行動や生活を変えていくきっかけになると思います。

2019年秋には第2回目の公演を予定。これから国内外でツアーを展開していくそうです。今度の展開から目が離せませんね。ワクワク!

※今後の活動予定は、下記HPで随時おしらせします。
https://www.zetsumetsutaiken.com/

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

記者 斉藤 アリス

ロンドン生まれ、愛知県育ち。オーストリア人の父と日本人の母を持つ。明治大学農学部を卒業後、ロンドンの美大学院にてジャーナリズムを専攻し修士号を取得。現在モデルとして活動しながら、ライターとして執筆活動も行う。また、世界のカフェを巡るカフェマニアで「食べログのグルメ著名人」としても活動中。著書に世界10カ国107軒を訪れてまとめた書籍『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』。2017年10月より、「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~」執筆活動を展開中。

ーーBackstage from “ethica”ーー

「絶滅体験レストラン」第一回目 協賛は、エシカのオフィシャルスポンサーでもあるサラヤさんでした。当日のアフターパーティの展示やご来場者様へのお土産のご用意がありました。(ethica編集長:談)

サラヤ株式会社は、【世界の「衛生」「環境」「健康」に貢献する】を事業の柱として、様々な洗浄・消毒剤および食品などを開発・販売する日本のメーカーです。

代表商品である「ヤシノミ洗剤」は1971年、植物性洗剤の先駆けとして誕生し、今では「エコロジー洗剤の代名詞」とも言われる商品。「手肌と地球にやさしい」をコンセプトに、今では当り前に見かける詰替えパックを日本で初めて開発し、省資源とゴミ減量を実現する他、現在では、世界に先駆けて「環境と人権に配慮して生産されたRSPO認証植物油」を採用するなど、原料調達から排水にいたる全行程において環境配慮に対応しており、また売上の1%で植物原料の生産地であるボルネオで生物多様性保全活動に取組むなど、その活動は世界からも高い評価を得ていらっしゃいます。

Photo=Kaori Uchiyama ©TRANSMEDIA Co.,Ltd

提供:サラヤ株式会社
https://www.yashinomi.jp

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

斉藤 アリス

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